2019うどん旅行記 1/27 Part1

2019/1/27(日)
朝5時半頃に起床。
ずいぶん早起きだが、これにはもちろん理由がある。早朝開店のうどん屋に突入するのである。
丸亀港の一角、ホテルから1.5kmほどのところのうどん屋が朝6:30から開店しており、なかなか評判がよいという情報を入手したのだ。
外はまだ暗い。初めて訪れた街で、夜明け前の暗さ。これは普通に歩いていると確実に迷子になる。
という訳で、iPhoneでGoogle MAPのナビゲーションを使ってうどん屋へ。
夜明け前のまったく人影ない丸亀港をてくてく歩く。寒いけど、ちょっと良い眺めだ。


うどん屋「喰うかい」に到着。ちょうど開店したばかりらしく、客はまだいない。一番乗りだ。


店に入って左手に厨房があり、店主が麺を打っている。じっくり観察したいところだけど、迷惑だろうからさっさと注文。
温かいぶっかけうどんの大を頼み、席で待つ。テーブル席が4つほどの小さな店だ。
レジのそばにおでん鍋がどんとおいてある。旨そうだけど、朝からそんなに色々は食べられないのだ。
壁にはホワイトボードに書かれた揚げ物メニュー。どれも魅力的だ。それから毛筆で「一斗二升五合」と書かれた紙が。


とても綺麗な字だけど、これは何だろう。うどん打ちの心得か何かかな?
  ※一斗とは十升の事、つまり五升の倍で「御商売」。
   二升は一升枡二つ分で「ますます」。
   五合は一升の半分で「繁盛」。
   つまり「御商売ますます繁盛」という洒落である。後日調べ。
さて、ぶっかけうどんを戴こう。うどん二玉に、刻み葱、天かす、おろし生姜が乗っており、あったかい出汁がかかっている。
うどんは、自分の中の讃岐うどんのイメージと若干違い、やや波打った感じの麺。出汁は塩気がちょっと強め。

食べ応えのある一杯だ。大だと多すぎたかな、とも思ったがするりと平らげてしまった。朝からうどん、良い。

外に出ると、空が明るくなっており、港の景色もよく見える。

しばし瀬戸内海を眺める。昨年読んだ「村上海賊の娘」の舞台だなぁ、などと思いながら。
ホテルに戻ったが、チェックアウトまで時間がある。また風呂に入り、9時頃までのんびり。
チェックアウト時、フロントに荷物を預ける。お昼頃には受け取りに来ます、と言い残して出発。
目指すは丸亀城。昨日は階段をめいっぱい上ったが、今日は坂を上るのだ。
ホテルから10分も歩かないうちに、丸亀城が見えてくる。
おお、山の上に天守閣が聳え立っている。下々の者どもを睥睨しているではないか。さあ、あそこまで上っていこう。


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