現場と人事は一回抱き合った方が良いと思うって話。
完全に主観に基づくし、ケンカを売りたいわけでもないし、異論なんかめちゃくちゃあると思う前提で書きます。
現場は人事より偉い、のか?
なぜ、人事ってカッチカチなんだろう?
今回noteを書こうと思った起点がそれです。
今回はいわゆるプロフィットセンターである現場とコストセンターとなるバックオフィス(特に人事)との関係性というか、その距離感てどうなんだろう?という常々思ってたコトについて書いてみようと思います。
私自身、前の会社は従業員10万人以上の会社でした。そして今の会社も2年で100→1000人と急拡大してきている会社です。いわゆる大手企業ですね。
そして今の会社で人事の方から相談を受けて人事の方向けにいわゆるデザイン思考から人事施策を考えるというか、そういうワークショップを開催したりしました。
そういうのもあり、人事にもいろんな仕事があるんだなぁとか、人事同士でも会社を超えて繋がってるんだなぁとか、普段垣間見得なかった部分が見えましたし、知り合いも増えました。
ただ正直に、思います。
なんか、
頭カチカチだなぁと、、と。
ワクワクしないなぁ、、と。
人事さん、ワクワクする会社にしてほしいんです。
仕事柄、新しい事業をつくることをやってるので、結局ヒトのココロを掴まないと、 ヒトは動かないというところは常日頃意識しています。
だからこそ思います。
その人事施策って従業員がワクワクして楽しい気持ちで働けるものになってるのかな?とか。
そういう部分(施策の伝え方含めて)、カッチリしすぎてるから従業員が意図した方向に動かないじゃないの?ていう風に思います。
つまるところ、
人事ってカタブツなお医者さんで、人事の施策って「処方されたクスリ」みたいに見えるんだよなーと。すすんで飲みたくなるようなものじゃないんだよなーてことなんです。
それくらい、人事と現場ってお医者さんと患者さんのような距離の遠さだな、と思います。
ここから「じゃあなんでそうなっているんだろう」ということを考えていきます。
人事さん、他社とかフレームワークとかどうでもいいんです。自分たちをちゃんと見てください。
「現場は人事より偉い」
「とやかく言うなら稼いでみろ」
「足を引っ張らないでほしい」
だれかが明言したわけではないけど、はっきり言っちゃえば、結構現場側から人事に対する見解として、こういう暗黙のバイアスがあるんじゃない?と思います。
ただお互い職務を全うしているので、本来は偉いもクソもないと思いますし、稼いでいる人が偉いって考え方に偏重すると、会社というのは息苦しいところになるよな、と思います。
新規事業を作っていくプロセスの中で、
競合他社と比較することにこだわるおじさんがときたま登場します。
競合比較は正直キリがないというのもありますし、顧客の立場から見るとその競合というのは顧客の意思決定にどれくらい寄与しているのかという点で、実は大して重要じゃないことかなと思います。
人事の件もそう。
他社がどうやってるとか、その結果はどうだったとか、新しいフレームワークとかあのー、ホントどうでもいいんです。
まず顧客(従業員)を見ろ、そして経営層含めて会社のビジョン(あるべき姿)を納得のいう形で強いメッセージをだしてほしい。
ぶっちゃけそう思います。
会社のビジョン見てても思うんですけど、
似たり寄ったりで面白くないです。
だいたい、
私たちは〇〇を通して社会に貢献します。
当たり障りないなぁ〜。分かるけど。
共感もできず、突き抜けない感じが会社の実態を表してるよな、と思っちゃいます。
そういう人事から施策と言う名のクスリが出されたり、弱々しいビジョンが出来上がるのを見るから、まぁ端的に言えば仕事をしているフリに見えるんですよ、現場からみると。
その組織全体に火をつけて前に進めることない、場当たり的な感じが。
だからこそ、人事と現場は抱き合うべき
そう思います。
お互い距離を取るのではなく、もっと近寄るべきかと思います。
現場の人が垣根を超えて人事施策を考えたり、そうした方がもっと手触り感あるよなと。あるいは職種でプロフィットプール/コストセンターとか直接部門/間接部門と分けるから良くないのかもしれません。
別に人事の人も稼いだっていいじゃないですか。
どちらが偉いとかじゃないと思うんです。
同じ会社という船に乗ってるのだから、目的地に向かうのは一緒に行かなければならないのであって、お互い会社の中の機能として、両者のバイアスを乗り越えて手を取り合うやり方はまだまだあるはず。
ほんとにそうおもいます。