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栄和6年度防衛軍大臣閣議後会見
はじめに
当会見内容はフィクションであり、実在の組織・団体・人物・艦娘・深海棲艦などとは一切関係ありません。
出演
記者役
・端宮結(@mizuhoarsenal)様
・バラダギ(@UgvpEnL6JzSYfSP)様
大臣役
・原為一(@YAHAGI_925LC)
議事録(音声)
栄和6年度12月防衛軍大臣閣議後嘘会見https://t.co/WR5vVSSKzd
— 特災庁【虚機関】 (@suiraisentai2th) December 17, 2024
会見事項
1 発表事項
皆様、こんばんは。
◯ まず、異星人と、それに伴う巨大生物出現事案について申し上げます。昨日8時台ですが、新京市のアパートに潜伏していたシャプレー星人に対し、複数の容疑により、家宅捜索令状を発行し、警事庁の外事特別犯罪対策課の立ち会いのもと、捜索を行った次第であります。
これについては、当該異星人が、容姿を変化させ政府高官に擬態し、当該人物になりすまして土地を買収、その土地において違法な鉱物採掘活動を行っていた容疑となっておりますが、この際にですね、当該異星人が捜索を妨害し巨大生物を出現させまして、これを、防衛軍との戦闘によりこれを撃退しました。
詳細につきましては、現在、官民で緊密に連携して分析中でありますが、当該異星人が出現させた巨大生物は、その特徴から、57年前に襲来した「鉱石怪獣ギラドラス」と同族のものであると、推定されておりまして、当該異星人の所有する円盤内部に潜伏していたと推定をしております。
この巨大生物は、2時間にわたって市街地で破壊活動を行い、これにより火災や倒壊等の被害が発生したものと報告を受けており、また、戦闘終結後、当該異星人はその場で現行犯逮捕され、地球からの強制退去処分とされるということであります。
近年では、侵略的活動は低調となっているものの、異星人は、これまで約60年間にわたり、破壊工作活動を散発的に行っております。
これは申し上げているとおり、異星人により度々引き起こされる事件は、我が国及び国際社会の平和と安全を脅かすものでありまして、さらに、我々人類と他の異星人との信頼関係を悖る、非常に悪質な行為であり、断じて容認できるものではありません。
防衛軍としましては、国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や中国等、国際社会とも緊密に連携をしながら、必要な情報の収集・分析に努めるとともに、警戒監視に全力を挙げていく考えであります。
〇 次に、本日、10時ごろ発生しました深海棲艦による空襲事案についてですが、10時20分頃に新京県有瀬市に対し、深海棲艦艦載機約200機余が飛来しました。
これに対しわが軍は、レーダーにより、艦載機の編隊を探知した旨、10時ごろ、報告を受け、有瀬市の基地航空隊より戦闘機を80機ほど発進させ対応しました。
しかしながら、これを突破した艦載機郡、約100機ですが、有瀬飛行場と、その周辺の建造物などに対し、約80余りの爆弾を投下し、わが軍の航空機及び資源、そして建造物等に損害が発生しました。
この深海棲艦艦載機は、太平洋上の親子島沖南方100kmにおいて、親子島簡易分屯地 所在の艦娘により発見された、深海棲艦機動部隊を基幹とした、航空母艦より発進したと見られておりますが、発災後に、発災後の10時50分に、私からはですね、本日、11時15分に発出された内閣総理大臣指示要項、それを踏まえまして、甚大な被害が発生していることを念頭に、防衛陸海空軍及び特災庁深棲自衛隊が緊密に連携し、人命救助を第一義とした活動を実施すること。早急に本空襲による被害状況を把握できるよう、関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報収集に努めるとともに、あらゆる手段を活用した情報収集活動を実施すること、また、空襲を行った深海棲艦艦隊に対処することなどですが、これらを指示したところであります。
既に、防衛軍は、新京県庁に連絡員を派遣し、自治体とも密接に連携するとともに、防衛軍の航空機が上空からの被害情報等の収集を現在行っております。
防衛軍としましては、今般の、有瀬の「有瀬深海棲艦空襲」と命名されたということですが、これに全力で対応していく所存であります。
また、23時現在ですが、初動対応部隊、これは、大戸島基地の艦娘の部隊がですね、太平洋上において深海棲艦艦隊排除のため、既に活動しているところであります。
2 質疑応答
Q:KCBテレビの山根です。よろしくお願いします。部隊教育の進行具合についてお伺いします。2年前、つまり2022年から、ごく小規模の仮設分屯地、それも教育目的の小規模部隊を増やすという決定をされ、実際に50ほど部隊の新設をしたわけですが、これについて。この新設について、2年間の教育の効果のほどを伺いたいと、思っています。
A:ご指摘の政策につきましては、防衛軍としましては、艦娘が、早い段階から現場で実習を行えているため、高い練度を保持できていると、いうふうに認識しております。このため、引き続き、艦娘の教育について、この教育課程への要員、そして教育のための部隊を設置することにつきましては、まず我が国の平和と繁栄の土台である海洋の平和と安定に資する活動の継続、そして人材育成の機会の確保等の観点から意義があるものと考えております。
Q:夕日新聞の金山です。艦娘の部隊についてですが。陸軍の、陸軍の部隊の方にですね、本来はいるはずのない部隊に、しかも歩兵科や工兵科等の兵科にですね、何故か、揚陸艦でも輸送艦でもない艦娘がいると、いうふうなですね、報道がありましたが、これは、また新しい部隊でも新設するのか、それともまた別の意図があるのか、それについて、お教えいただければと思います。
A:ご指摘の報道に関しては、承知をいたしております。その上で、陸軍における艦娘の運用は、現在のところ行っておらず、部隊の方にも所在はありません。
Q:では何故陸軍の服装をした軽巡艦娘や駆逐艦娘が南太平洋や大陸戦線の各部隊で目撃されたのでしょうか。
A:報道によると目撃は独立混成第51旅団及び緬印方面のですね、マンダレーの第15師団のものと思われる情報等と承知をいたしております。これはですね、現地の艦娘が陸軍の軍装を用いてコスチュームプレイ、いわゆるコスプレをしていたのではないかと、分析している次第であります。また、部隊運用については隊員個人のプライバシー保護の観点から具体的なコメントは差し控えさせて頂きます。
Q:毎日新報の相馬と申します。冒頭の宇宙人事件に関連して伺います。詐欺容疑で宇宙人を拘束したということですが、その宇宙人の、怪獣と宇宙人はですね、57年前に出現したものと同族であるとおっしゃっていましたが、例えば地球侵略であるとか、57年前のものと何か関係あるのかなど、その辺りの目的についてはどのように分析されているかを伺えたらと思います。
A:この件については、詳細についてはですね、ただ今分析中でありますけれども、今回の事案については、いわゆる地球侵略とするような目的をしたものではなかったと考えられますし、この動機につきましても、現在、警事庁の外事特別犯罪対策課に、容疑者を引き渡し、取り調べを行っている所でありますので、その内容につきましては、もう少しお待ちいただきたいと思います。
Q:これに関連してですね、宇宙人が巨大生物、いわゆる怪獣を用いて破壊活動を行ったということですが、これによる被害等の補償についてはどのようにお考えでしょうか。
A:これに関しましては、内閣府の防災復興庁の方に訊いていただければと思います。
Q:押中タイムスの佐藤と申します。お願いします。 阿葛市の市長が新たに保汐への艦娘基地新設受け入れを表明し、基地の拡大工事が開始されました。これについて大臣の受け止めを教えていただけますでしょうか。
A:保汐への艦娘基地新設については、南西諸島海域において増加している深海棲艦の監視による安全の確保、並びに、周辺海域の制海権確保の維持などといった点で意義があると考えています。これを踏まえまして、阿葛市や阿葛市住民の理解と協力を得られるよう、防衛軍といたしましても、自治体とも連携しながらですね、地域住民への説明を欠かすことなく、艦娘が受け入れられるよう、働きかけていく次第であります。
Q:重ねてお尋ねしますけれども、基地の新設は、既に防衛軍の基地によって過剰な負担を受けている地域住民に、さらに重い負担を強いることになりますが、艦娘基地の新設は本当に必要だとお考えでしょうか。
A:その点については我々の定義によりますと、先ほど説明をしたとおりはありますが、協議の結果、多角的な視点から保汐への艦娘基地新設が最も妥当であると判断した次第であります。
Q:では、深海棲艦という未曾有の災害に対して、10代の少女のような 「艦娘」 という存在を兵器として使用していることについて、どのようにお考えでしょうか。代替兵器などはあるのでしょうか。
A:現状では、深海棲艦対処には艦娘を用いる以外の方法では効果がなく、艦娘及びその艤装に代わる対深海棲艦装備の開発を試みてはおりますが、どの装備も、深海棲艦への有効打となり得るものではなく、実戦には耐えられないということであります。それを踏まえまして、艦娘に代わる犠牲の出ない装備の開発を模索しているところであります。
Q:ONKテレビの関です。冒頭の空襲に関連して、深海棲艦の艦載機ですけれども、100機余に空襲されたというのはですね、それほどの空襲を許してしまうというのはですね、なにか防空体制に不備があったのか、ということについて教えてください。
A:防空体制の不備に関して、防衛軍の方でも、確認をしておりまして、御指摘の通り、艦娘の警戒体制に不備があったのか、航空機やレーダーの防空体制などについてもですね、詳細が分かり次第お伝えします。
Q:関連してお伺いしいます。そうしますと、これまで防衛軍では深海棲艦艦載機について、鳥型、楔型、丸型というふうに分類されているわけですが、その分類が、もしくは別の新型に当たるのかどうかについても現在分析中という理解でよろしいですか。
A:はい。その通りです。詳細については、引き続き分析をしております。
Q:現在、情報収集中ということですが、現時点で把握している被害状況などありましたら教えてください。
A:わが軍の被害状況は、航空戦闘により航空機23機墜落、飛行場に直径10m程度の陥没穴が複数発生、また、駐機中であった航空機10機が損傷したということであります。わが軍、防衛軍以外の被害状況はですね、こちら申し訳ないですが、防災復興庁の方に詳細は訊いていただけたらというふうに思います。
Q:念のための確認なんですけれども、今、出動している艦娘部隊というのは、計画的な作戦に基づいての派遣ではなくて、自主的な派遣ということでよろしいでしょうか。
A:そういうことになりますね。ある意味、今回、深海棲艦機動部隊からの空襲という、それから、深海棲艦出現警報も出ているということでですね、空襲に加えて、さらに大規模な被害発生を防ぐため、基地の司令官の判断で自主的に動いたということになります。
以上。
栄和6年度12月防衛軍大臣閣議後嘘会見https://t.co/WR5vVSSKzd
— 特災庁【虚機関】 (@suiraisentai2th) December 17, 2024
最後に、当嘘会見開催に関して、協力・協力していただいた二名に感謝申し上げます。