【ライブレポート】Pretty Live ! ~All for One!!!~
本日、2022年9月24日、中野サンプラザで開かれた「Pretty Live ! ~All for One!!!~」に参加して来ました。今回のライブは同年7月3日に同じく中野サンプラザで開かれた「Pretty Live ! ~One for All!!!~」の続編となるライブであり、ソロライブが中心となった前回公演とは対照的にデュオやトリオといったユニットでのライブがメインのライブとなりました。そんな本公演ですが、それなりに長いことプリティーシリーズを追っかけて数多くのプリティーライブに現地参加している私でも過去最高だったのではないかと思うほどのライブでした。そしてそんな感動が冷めやらないのでライブレポDTの私ですが本公演の中で特に印象に残ったライブを感想と共にレポートにまとめてみました。拙い文章ですが本公演を見られた方が少しでも共感していただけると幸いです。(今回の記事ではキャストさんを全て演じられたキャラ名で呼ばせていただいております。また、ステージ演出や感想は主に昼公演のものを元に書いています。)
〇マジ・ワッチャパレード/まつり、みゃむ
アーティスト、鈴木杏奈さんの楽曲であり現在放送されているプリマジのOPである“Magic×color”で始まった本公演、鈴木杏奈さんの力強い歌声で盛り上がった会場にまつりが現れ“マジ・ワッチャパレード”がアニメパートの始まりを告げるように流れ出しました。するとそこに「みゃむ様も歌ってやるだぞー!」とまさかのみゃむ乱入。パートナーであるみゃむの合いの手が入った本公演の“マジ・ワッチャパレード”はまさにまつりのステージの完成形と言えるようなパフォーマンスでした。(筆者はまつりが初めてステージに立った2021冬のプリティーライブを思い出して泣いていました。)
〇Brand New Dreamer/らぁら、のん
MY☆DREAMの言わずと知れた名?曲“ハートフル♡ドリーム”を終え、完全に炭水化物に支配された会場(何言ってんだ)。そんなマイドリのパフォーマンスを終え、ステージに上がったのは何とどちらも久々のプリティーライブ参加となる真中姉妹。2人を見て「まさか…」とざわめく会場に“Brand New Dreamer”のイントロが流れ出した瞬間会場は大盛り上がり。中には発狂して声が漏れている方もいらっしゃいました(良くないことですが気持ちはメッチャわかります)。ただでさえTVアニメプリパラの最後のOPであり、楽曲として強いこの曲に、久しぶりの姉妹揃ってのステージということで会場のボルテージはMAXになりました。
〇Make it!/らぁら、ゆい、みらい、まつり
“Brand New Dreamer”の余韻も冷めやらぬうちに「お姉ちゃん、後はよろしくね。」とステージを去るのん。「らぁらが残ったぞ…」とこれまたざわつく会場に現れたのはアイドルタイムプリパラの主人公であるゆい。「これはブランニュー・ハピネスか!」と思った矢先に流れ出したのは何とプリパラ、牽いてはプリティーシリーズの代表曲とも言える“Make it!”のイントロ。「まさかこの二人で“Make it!”を…」と思っていると、らぁらによりキラッとプリ☆チャンの主人公であるみらいが呼び込まれ、私は全てを察しました…。何と披露されたのはプリパラ以降のプリティーシリーズ主人公4人によるオリジナルバージョンの“Make it!”、「こんなのどうやったってエモいやつじゃん…」と悶えている私は気づけば号泣していました(“Make it!は色々なキャラに歌われている曲ですが流石に主人公4人はズルいって…”)。
〇かりすま~とgirl☆yeah!/Triangle
歴代主人公によるMCパートが終わり、らぁらの「ここからは本公演ならではのステージが披露されます!」という言葉と共に始まったライブパート2部。そんならぁらの言葉と裏腹にステージに立ったのは先ほどらぁらと一緒に曲を披露したのん1人だけ。「流れ的にここからはユニットメドレーだからNonSugerか?」という私の浅はかな予想を裏切るようにのん、もといTriangleの“かりすま~とgirl☆yeah!”が会場に響きました。そんな素晴らしい裏切りやこの曲が披露されるのは実に久しぶりだったということもあり、実にインパクトのあるステージになりました。また、そこからちりとペッパーが出てきてNonSugerの曲へ移る演出は尊かったですね…それにしても田中美海さんの1人3役Triangleはいつ見ても脱帽です。
〇The Secret garden/あまね
これに関しては完全に私の依怙贔屓かも知れません。実際このステージに関しては別に何か驚かされるような演出があったり、キャストが意外な登場を見せたというわけでもありませんが、明らかに他のステージと一線を画す“何か”を感じたので選出しました。何と言うかこの曲が流れると一気に会場に緊張感のようなモノが走るんですよね。「キタ━(゚∀゚)━!」というよりは「来たぞ…」という感じ。すいません。自分でもよくわかりませんがそれぐらいあまね様のステージが会場の雰囲気を掌握していたということです。はい。
〇Starlight!/ひな、チムム
あまね様のステージが終わり、みゃむのMC(というかコント)を挟み登場したひな&チムム。そこへひなの曲である“Starlight!”が流れ、トップバッターのまつりに続きマナマナとチュッピによるステージが披露されました。この“Starlight!”におけるチムムはみゃむの様に合いの手を挟むのではなく、ひなの後ろで一緒に歌うという感じなのでチムムのインパクトはそれほど出ないかなーと思ったのですが、「ウチのひなを見て!」と言わんばかりにステージを動き回るチムムが圧倒的に可愛すぎましたね。あとひな先輩は単純にパフォーマンスが強い。やはり勝つのは弥生。
〇こんな世界に告ぐ/れもん、きゃろん
まつり、ひなに続くマナマナ&チュッピステージの3番目にしてプリマジ組のトリとなったれもん&きゃろんのステージ。この曲がアニメで初めて披露された時からから可愛らしい見た目のきゃろんから発せられる「ヴォイ!」という野太いコールは話題になっていましたが、リアルライブでもその存在感は圧倒的でした。今回はご時世柄、声が出すことができませんでしたが、これがもし声出しOKのライブだったら間違いなく一番盛り上がるステージになっていたと思います。私も「ヴォイ!」って叫びてー。
〇コトバ・ブーケ/RingMarry
今回のライブでは久しぶりにRingMarryが揃うということで私も「インディビジュアル・ジュエルが生で聴けるかも~」なんてライブが始めるまでは楽しみにしていましたが、すずとまりあの尊いとしか言い様がないMCにより幕を開けたステージに現れたのはアニメですずとまりあが“コトバ・ブーケ”を披露した際に着ていた衣装に身を包んだ2人でした。そうです。今回のRingMarryは何と新規衣装を纏ってのステージを披露してくれました。そんな“コトバ・ブーケ”専用のともいえる衣装でのRingMarryのステージは尊いというレベルを天元突破しており、2人のマスコットであるラビリィ同様に会場中がRingMarryの尊さの虜になっていました。
〇La La Meltic StAr/さら、める
GO!GO!MASCOTSとさら&めるによるコントのようなMCに癒される会場。しかし、そのMCでは本公演欠席しているあんなの名前が数多く出てきました。「まさか…いや、でもそれはないな。」という私の勝手な疑心暗鬼を他所に、「会場に来れなかったあんなにブレードの色で想いを届けよう」というさらの煽りと共に会場はあんなのカラーである赤一色に染まりました。そこで流れたのは何とあんな、さら、めるのユニット、メルティックスターの楽曲である“La La Meltic StAr”。メンバーが揃っていない状態でユニット曲をやるということは前代未聞であり、これには会場にいた私も震撼しました。さらとめるの2人だけでありながら、まるでもう一人のユニットメンバ―であるあんなもそこにいるかのようなステージ演出はプリティーライブの新しい可能性を感じました。
〇ワッチャ!プリーズ!マジック!/まつり、ひな、みるき、れもん、あまね
プリマジ組の個人曲メドレーを終え、それに続いた初参加のマナマナ組によるステージが終わったことで、「とうとうプリマジ組のターンも終わりか…」と思っていたところに飛び込むように流れ出した“ワッチャ!プリーズ!マジック!”の音楽とソロ楽曲の衣装を纏って現れるプリマジスタたち。この楽曲はプリマジを見ている方なら解っていただけると思うのですが本当にいい曲なんですよね…また、アニメと異なりバラバラの衣装を纏って披露された今回の“ワッチャ!プリーズ!マジック!”はライブならでは良さがありました。ライブも終盤になり、盛り上げというよりはどちらかと言うと感動の方にシフトしつつある会場を一気にお祭り会場の様にワチャワチャされてくれましたね(まぁ私は泣きながら聴いていましたが)。
〇Memorial/MY☆DREAM
代表曲である“Believe My DREAM!”のイントロと共にステージに現れたMY☆DREAMのメンバー。「ああ、いよいよマイドリが締めてこのライブも終わるのか…」と思った刹那曲が一転、プリパラシリーズ最後のOPであり、あのi☆Risの楽曲である“Memorial”が流れ始めました。何が起きたのかわからず放心状態になる私。そんな私の目を覚ますように予想だにしなかったマイドリによる“Memorial”が始まりました。感想で歴代プリティーシリーズのアイドルたちのMVが流れる演出やマイドリメンバーが最後に契りを交わす演出は尊いという言葉でもは言い表すことが出来ない感動がありました。今回のライブは総合MCが約1年ぶりのプリティーライブ参加のゆいということもこのライブの素晴らしさを助長していましたね。プリティーライブはね、その時来れる人が来てくれればそれでいいんですよ…
以上、私が今回のプリティーライブで特に印象に残ったライブをまとめました。もちろん上に挙げたもの以外にも素晴らしステージは山ほどあり(というか素晴らしいステージしかなかった)、初登場のマナマナだけの楽曲“チェックワンツー”や未だCDが発売されていない“ぽわぽわ♡nurse?”や“以心伝心パンチライン”など感想を書きたい楽曲は目白押しですが流石に長くなり過ぎそうなので泣く泣く割愛します。あと、ライブパート以外にもMCや最後のキャスト挨拶でオタク大歓喜のシーンがあったのでそのことについても機会があったら書きたいですね。
とにかく私が今回、及び前回のプリティーライブで感じたのは、メルティックの感想でも触れましたが、限られた演者で素晴らしいライブを実現する“プリティーライブの可能性”ですね。プリティーシリーズは関わっているキャストの方が多く、ライブへの参加も不定期になりがちなため「今回のライブは○○(キャラorキャスト)が来ないからパスで」といった感じでライブを流す人が散見されます。もちろんライブに参加するか否かはその人の自由ですので強制はできませんが、今回されている演者情報だけでは測ることのできないセットリストや想像もできないような感動を届けてくれる可能性がプリティーライブにはあるということを私は伝えたいです。