演歌、そして茄子
どこからともなく、演歌。
昼休み。
近所のスーパーへ。
徒歩。
風に乗ったか、演歌が聞こえてきた。
なんだか久しぶりである。
建築現場であった。民家の基礎工事。道端のトラック。その運転席からだ。車のラジオだろう。いかにもそれっぽい音で、それがまた、なにやら遠い記憶と共鳴したらしい。
ああ、なるほど。
合点がいった。先日、ここで働いている人達を見た。どう見ても還暦は超えている。2人が2人ともだ。なんとも平均年齢の高い現場だね、なんて感想を思い出した。
昼休みで休憩中。
運転席で難しい姿勢。
窓からは靴下。
そして演歌。
知らない曲だった。
演歌には縁がなかった。嫌いでもないが好きでもない。その昔の昭和の頃、いや、平成の頃か、CDはそれなりに買ったが、演歌は、、、ああ、ほんの数曲、あった、な。
HIS。細野晴臣、忌野清志郎、坂本冬美。そんな謎ユニット。中古CD屋でなんとなしに買った1枚。「パープル・ヘイズ音頭」には痺れたねぇ。
ぱぁへいず!
紫の~~ぉ 煙ぃがもくもく~
てな感じに冬美さんが唸ってた。
セーラー服で。
これを演歌っていったら怒られるのか。よくわからん。まぁ、細かいことはおいといて。原曲は言わずもがなのジミ・ヘンドリックス。
「渡り鳥」もいい曲だった。細野さんの「もずもず」が印象的で。えー、モズはそうじゃないよ、と突っ込まれる曲。ラストの「帰ってこぉいよ~」もたまらない。渡り鳥だからね。
渡り鳥、忌野清志郎つながりで「茄子」が浮かんできた。映画は「茄子 アンダルシアの夏」。自転車のロードレースを題材としたアニメ。ああ、続編が「茄子 スーツケースの渡り鳥」だった。
原作の「茄子」は衝撃的だった。当時アフタヌーンで遭遇して、しばらく黒田硫黄ばかり読んでいた。まぁ、長くなりそうなのでまた今度。
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