#059. 稀在戦場
男は敷居を跨げば七人の敵がある。
のだそうだ。じゃあ女は?、LGBTQは?、というのはどーでもいい。性別を問わず敵はいたりいなかったりで、とはいえあれだ、恐らく最大の敵は自分自身であるに違いない。
強敵であった。
急な腹痛である。便意を伴うそれである。結果を先に書いてしまえば「ギリギリ間に合った」である。なぜ先にかといえば「ギリギリ駄目でした」なら記事にはしないからだ。そこまで達観?はしていない。そんな達観はしたくもない。
買い出しの帰り道であった。選択肢は3つ。自宅、近所の公園、スーパーへ戻る。自宅とスーパーは同じくらいの距離。公園は気持ち近いと思われたが使用中の可能性がある。スーパーも同様。
ならば、と、直腸の訴えを退け続け、続けつつも最悪の事態を、で、チラチラと物陰を探しつつの、長い長い戦いであった。ほんと、長かった。
平和。平穏。
嗚呼、なんと素晴らしきことか。
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