雑な主語を憎む
古い友人がいて。
彼は千葉の船橋に住んでいる。
私の知る船橋市民は彼だけである。
なので、船橋の人、となると、
ひとまずその彼を思い出すのだが。
船橋の人ってどんな感じ?
仮にそんな質問をされたとして、
彼を代表にするわけにはいかない。
彼を基準として、船橋人は凄い甘党だ、
なんて言い方をするのは無理がある。
ましてや梨の妖精をや、だ。
ちなみに2015年の数字では、
船橋市民は62.29万人とのこと。
外国人では。
中国系が50人くらい。
韓国系が3人くらい。
みな、一緒に仕事をした人達で、
真面目で優秀な人が多かった。
喋り始めるとうるさいが、
おおむね悪い印象はない。
とはいえ。
全員、日本で働いている技術者であるので、
その時点で一種のふるいにかけられている。
少し雑だが、つまり。
私の知る、日本で働いている、
中国人または韓国人は、真面目で優秀な人が多い。
であり、
中国人または韓国人は、真面目で優秀な人が多い。
ではない。
中国人て、どんな感じ?
盆か正月に帰省した時に叔母に聞かれた。
ようわからん、と答えた。
ざっくりとした質問は難しい。
そんな凄いものは求めてないのだろうが。
そういうのは分かるが。
ここでの不用意な一言が
新たな偏見を生みかねない。
中国人って、何人いると思います?
話の流れとしては「会社に」であるので、
30人くらい?、なんて反応になる。
14ですよ、14億人。
もっといると思いますけど。
で、ごまかした。
留学生の友人が二人いた。
話の都合の良いことに、
白人と黒人である。
※ 年齢順。順番に他意はない。
話の都合の良いことに、
私の知る白人と黒人は、彼らだけだ。
そして、あったりまえのことだが。
彼らをそれぞれの人種の代表になんて、
今の今まで、考えたこともない。
今後も考えることはないだろう。
主語を個人にするなら、研究室のPCを
3台ぶっ壊したやつ、なんてことも言える。
が、白人はPCを3台壊す、なんてのは、
とても分かりやすく論理が破綻している。
短いメッセージは、強いが、
誤解の種をふんだんに撒き散らす。
落ち着こう。
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