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#138. 叩撞押捺
叩くのではなくて、撞くものだよ。
と、母に苦言を呈されたのはいつの大晦日だったか。実家近くの寺での除夜の鐘。回数は気にせずにお好きにどうぞ。そんな方針とのことで、また、人も少なかったので、何回か叩かせてもらった。
それじゃ半鐘だよ。おじゃんになるよ。とはさすがに言わなかったと思うが、以降は「撞く」を心掛けるようになった。もっとも、どういうわけか、その寺は無闇に政治色が強くなってしまったので避けるようになった。
ちなみにこの感覚は仏壇のお輪に受け継がれた。とはいえ、実家で、多くても年に数回なのでまるでうまくはならない。だからって買って練習するほどのものでもないしねぇ。呼び鈴(受付なんかにあるやつ)の代わりにでも使うか。誰か来てくれるかな。
まぁ、実は、ハンコの話を書こうと思ったのだけれど、のっけから脱線してしまい、ああ、残り40文字くらいか。そういやこちらも年に数回か、いや、もっと少ないな。こちらも相変わらず下手なままで。
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