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#129. 泥水白湯

無粋な泥水。

といえば某不敗の魔術師ヤン・ウェンリーのコーヒー評。
それはそれとして。

夏に風邪を引いた。いや「夏」じゃ広すぎるか。確か8月頃だ。ただの風邪ではなかったのか、あるいは歳のせいか。後遺症らしきものが残った。嗅覚が少し怪しくなった。

コーヒーを淹れる。いや、インスタントなので(お湯を)「入れる」か。インスタントでもそれなりに香るはずなのだが、香らない。いや、香っているのか。香りはカップの周囲に広がっているに違いない。私の鼻がそれをうまく拾えていないのだろう。

そんな折に「老化は嗅覚から」という説を見かけた。その真偽、いや、妥当性かな、ともあれ、聞き流しがたい内容であった。ので、嗅覚トレーニングキットを試してみた。結果の一つとして、とりあえず柑橘系が弱いのが分かった。困ったもんだ。

地味に続けて多少はマシになったものの、泥水は依然泥水なので、じゃあ、と、白湯の割合が増えた今日このごろ。まぁ、これはいいか。


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やぐるま
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