しれっと呪われたお話
獅子王って、知ってる?
ああ、源頼政の‥‥、
なんて知識は当時もっていない。
首を横に振ると話が始まった。
うん、特別な存在だからね。
はぁ。
君のね。
はい。
守護者はね。
はぁ。
獅子王なんだよ。
‥‥そうなんですか?
中高生の頃だ。
そんなに悪い気はしなかった。
が、続きがあった。
一日に一回でいいから。
はい。
天に向かってお祈りをする。
はあ。
そうすれば、おばあちゃんは、
極楽浄土行き、間違いなしだ!
どういう理屈かは永遠の謎である。
と、まぁ、ここまではよかったが、
その次がいけなかった。
だから、お祈りは欠かしちゃいけないよ。
はあ。
じゃないと、極楽には行けないからね。
否定しきれない。
この手の話の厄介なところだ。
信じちゃいないけれど、
信じ切っている人がいるのも事実である。
しばらくモヤモヤしていたが、
いつの間にやら忘れてしまった。
それはそれとして。
仏教絡みかと思っていたが、
改めて調べてみても見当たらない。
太刀ってこともあるまいし。
それとも阿弥陀丸みたいなものか?
まさかラ○オン・キング?
パンジャかレオあたりなら‥‥、
いや、なんか違うな。
中途半端な設定はこれだから困る。
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