ポン酢をめぐる冒険
ポン酢。
ぽんず。
pon-zu。
たしか安永航一郎画伯だったと思う。
前半は「ポン」と軽やかなのに後半が「ズ」で濁るのが怪しからん。とかなんとか。氏はゆえに「ぽんす」と読むべきだと主張されていた。
おなじみの wikipedia によれば、オランダ語「ポンス」由来である。カクテルの一種だそうだ。また、狭義のポン酢は柑橘類の果汁に酢を加えて味を調えたものとのこと。へー。
広義のそれは更に醤油を加えたもの。代表格はやはりミツカンの「味ぽん」と思われ、一般的にポン酢といったらこちらだろう。ちなみにミツカン製品は「ポン」ではなくて「ぽん」。また「ぽん酢」という直球の商品もあり、こちらは恐らく狭義のほうのポン酢。
さて、スーパーである。
ポン酢コーナーである。
少し前にポン酢に目覚めてしまったのである。主な用途は冷奴である。たまに温かい冷奴にすることもある。温かいのに冷たいとはこれいかに。
温かさと冷たさを足し合わせたら中途半端な温度になるのでは。いやいやそれは初期条件がいい加減なだけだ。要は熱量の問題だからね。ほう、その熱量とは物理か?、それとも情熱か? なんだって? 食べたいのだろう?!
温奴(おんやっこ)というらしい。
こちらはこちらでおいしい。
どうでもいいが「ぬるい」の漢字を「温い」とするのは勘弁していただきたい。冷たい + 温かい → 温い。つまり「冷たい」 = -「か」。なにそれ。
さて。
ポン酢とはいったが実際には「ごまぽん」である。ごまポン酢である。現時点での1位はこれ。ゆずポンもいい。大葉ポンもいい。あれこれ試してみたいが冷蔵庫との相談で開封は3本までと決めた。
1本目はベーシックなポン酢。これは煮物目的で買った。唐揚げ用の鶏もも肉をポン酢と水で煮るだけ、というヤツを試してみた。玉ねぎやらしょうがやらも放り込む。定番となりつつある。
2本目はごまポン。3本目は大葉ポン。ごまポンをそろそろ使い切る。次はゆずポンか、玉ねぎポン(たっぷりたまねぎポン酢)か。それとも他のポンが現れるのか。
そんなわけで。
たまにしか行かないちょっと遠くのスーパーへ。ポン酢クエストである。そそくさとポン酢コーナーへ向かう。そんなに広くはない。正面に立つと独り占めしてしまうくらいの幅しかない。
上から、左から右へ、下まで。
全ての商品を眺める。なにはともあれ目に入ってくるのは商品名であり、そして、ほぼ全てのそれが「ポン」を冠している。ポン。ポン。ポン。商品名を読むたびに脳内ではじけるのである。ポン。ポンポン。ポンポンポン。
きゃりーぱみゅぱみゅか。
言霊の類いだろうか。ちょっと愉快になってくるのが分かる。徹夜明けなんかの変な状態じゃなくてよかった。
PON PON うぇいうぇいうぇい~
PON PON うぇい PON うぇい PONPON~ ♪
2011年だそうです。
干支は卯。一回り前です。
落ち込んだ時にはポン酢コーナーが良いかもしれない。
クエン酸も効くだろうし。
鬼ゆずポン(鬼のゆずポン酢おろし)を買いましたとさ。