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200903【年一回考えること】

今年に入って、自分の周りでは結婚ラッシュとなっている。とても嬉しい話だ。同級生の戦友、後輩、会社の上司等、2020年、コロナ等の影響があるのか分からないが、結婚ラッシュだ。頼むから、アフターコロナ時に結婚式ラッシュが来るのは勘弁してほしい。というのは、言い過ぎだが、結婚式は
ウマくタイミングを合わせて行なってほしい。呼ばれる側の人間が放つ言葉では無いんだが。

「結婚しました」、「入籍しました」の報告はいくらあってもハッピーよ。結婚祝いは楽天ポイント炸裂でお祝いをお届けします。

これは、偏見だけど、結婚した当初って、ホントに「妻のために頑張ろう。」精神がアップするの。仲も良くなるし、夜の回数も増える。そして、子どもができる。とまでは分からないけど、自分は、妻と居て、結婚3年目、妻との生活はとても充実しているし、平日はお互い仕事で忙しいけど、土日は個々の予定がなければ、ずうっと一緒にいる。

ただ、まだ子どもの予定はないの。まあ、コンプレックスじゃなく、タイミングって濁している。それが良いのか分からないけど。

妻との目標は明確で子どもがほしい。というのは、夫という立場上を設置して、自分自身の一社会人としての目標が、今はあまりないのよね。これは大問題。

どこかのビジネス書で見た、“20代をしっかり生きないと30代後悔する”、の真っ只中に居るのかもしれない。30代、大後悔な大航海時代の始まりかもしれない。年収を上げたい、いい家に住みたいくらいの欲はあるけど、自分自身人間がついて来ないのよね。ゆとり世代だから仕方ないというフレーズももう廃れた。ちゃんとしろ、自分と。

そこで、くすぶっている30代ならどうすればいいか、これまたビジネス書に書いてあったのはこうだ。

「1年に1回は死んだときのことを考えろ」と。

うぅん、自分が読んでいるビジネス書が悪いのか、ビジネス書が悪くなく、そこの部分だけをピックする自分が馬鹿なのか、たぶん答えは後者なんだけど、 「1年に1回は死んだときのことを考えろ」ということが頭に残っている。

おそらく、「いつ死ぬかもしれない中、どれだけ精いっぱい生きたか、仕事でもプライベートでも全力を注げたか。」みたいなパッション溢れる啓発だったと思うが、自分は現実的に考えてしまった。現実的に考えすぎて、この前自分が死んで、あの世から見ている夢を見て、両足をバタバタさせ、目が覚めたことがあった。隣には、メイクをしてない鬼がいた。生きるも死ぬも地獄か、ここは。

自分の葬式を想像する。

それを想像すると、中学時代、1年で2回身内の葬式に参列した経験が蘇る前に、映画「お葬式」が頭に過ぎった。子供の時、「土曜日は夜ふかしOK」という謎なルールの中、たぶん、CXのゴールデン洋画劇場で観たんだろうな。ゴールデン洋画劇場、昔はおおらかな時代だったのか、映画館が実家近くになかった田舎者としたら、このTVコンテンツは楽しかった。そこで印象に残ったのが、何故か「お葬式」であったり、「極道の妻たち」シリーズ、また「メジャーリーグ」もよく観たなぁ。

今、休みの日に時間があると、タブレットでサブスク定額制動画配信サービスに入り、任侠映画を観てしまう。その根底が、土曜日夜の「極道の妻たち」だと感じている。

隣で妻に「何観ているの?」と聞かれ、隠したことがある。まあ、エロいものではないのだが、「あんた、大丈夫?」って言われるかもしれないので。任侠映画だけど、立派な娯楽ですから。

さて、自分が想像する葬式に戻ろう。戻らなくても良いのだが。

はじめに、30代として死んでしまったなら、死因はともあれ、家族葬は避けたいと思っている。一応、今まで色んな人と出会ってきた。出会った人数は、地元の田舎で燻っていたら、小さなコミュニティーで出会いも発見もなく人生が終わっていたと思うが、東京に出てきて本当に良かったと思っている。こんなダメ人間と何かしら一緒に笑ったり、喧嘩したり、戦ったり、仕事したり、バカな事をしてくれた人たちはできる限り呼びたい。もし、来れるなら、果てしなく目上の方も来てほしいな。学校の先生みたいな。たぶん、「そんな生徒いたっけ。」レベルの存在感ですが。取引先やクライアント、怒られる度に菓子折りを持っていった某広告代理店の鬼にも来てほしい。バカな事を書き続けるが、昔付き合っていた彼女たちにも来てほしい。

そうそう、自分がまだ大学2年生の時、同級生が惜しくも白血病で亡くなった。中学校と同級生で、柔道部で結構強かった女の子。同じ柔道部の男子部員が、地区大会優勝したら付き合ってほしい。と告白していたような気がする。その結果までは覚えていないけど。

彼女はクラスのまとめ役ではなかったが、番長タイプで明るい子だった。体育の授業でダンスの課題があり、何故かミニモニ。の「ミニモニ。テレフォン! リンリンリン」を踊っていて、キレッキレで自分の前でも踊ってくれたのを覚えている。自分は三人祭の「チュッ! 夏パ~ティ」で対抗していたと思う。ブレイクダンスでもないのに、エッジの効いたダンスバトルを繰り広げたあの時が懐かしい。

そんな彼女が若くして、亡くなった。当時、自分は横浜で大学生活をしていたが、お通夜の連絡が入り、夜行列車に飛び乗って帰省したのを思い出す。

郊外にある国道沿いのセレモニーホールは、入りきれないほどだった。彼女がいかに皆から愛されていた、尊敬されていたのが、すぐ分かった。彼女の闘病時に綴った文を、家族が読み上げるシーンはちょっとキたよね。ただ、そのお通夜後、「久しぶりぃ。」な空気になった同級生20名ほどで近くのガストに集ったのも思い出だ。ごめん、罰当たりかもしれないけど、楽しくやってるよと伝われば幸いです。いつか、自分がそっちに行ったら、大外刈りでお願いいたします。

さて、自分の場合は、集まるかなぁ。このご時世なので、配信機能を使って、リモート参加にもなるのかな。そこのガイドラインはよく分からないけど、時間を掛けてでも、多くの人に参列いただきたい。

そして、セレモニーホール内、どんな曲を流そうか、セットリストを考えてみる。楽観的だな、このバカは。

別の機会で書こうと思うんだけど、自分の結婚披露宴の際、セットリストはとても悩んだ。その式場のルールでは、会場側で用意された曲以外は、CDを持ち込まなきゃいけないので、結構ブックオフに行ったなぁ。そして、披露宴で掛けた曲一覧をゲスト退場時にカードにして配った。たぶん、皆は酒の飲みすぎで気づいてないと思うけど。

そうだな、流石にウエディングソングやアッパーな曲は流せられないな。ううん、クラシックや叙情的なものが良いんだろうけど。最近、YouTubeでモーニング娘。を聞くことが多いから、「Never Forget」は流したいな。あれ、良い曲だよね。また、旅立ちということで、自分は友人の結婚式の二次会等で何度も歌ってきたTHE YELLOW MONKEYの「プライマル。」も入れたい。山口百恵の「いい日旅立ち」にしろよと突っ込みたくなるが。あと、銀杏BOYZの「漂流教室」は入れたいな。

そして、香典返しは少し豪華なものにしたい。海苔やお茶ではなく、カタログギフトで。地方によっては、カタログギフトをお返しする地域もあるみたいなので、少しは貰って嬉しいものを。

また、弔辞は誰にお願いしようかな。オファーを受けてくれる人、いるかな。できれば、「お前、バカだな。」くらいの枕詞で始まってほしい。

そんな、呑気な事ばかり考えていて、ホントに死ぬ直前になったら、どう思っているのかな。もし、病棟にいたら、「死にたくない。」より、「そろそろか、やっぱりな。」くらいになるのかな。そこまで精いっぱい生きた試しがないのだけど。

まだまだ死ねないね。ただ、ちょっと考えなきゃいけないこともある。30代はほどほどにしたいのに、次から次へと人生のミッションが目の前に立ちふさがる。なにかしら、ギャフンと言わせるまで、まだ死ねない。誰をギャフンと言わせるか分からないし、自分自身が、たまにぎゃふんと言っていたりするのだけど。

とりあえず、何を書いているのか分からないまま、今日はここまで。今日もビールがウマい。

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