防災-避難時の服装

前回はヘルメットについて考えた。
今回は避難時の服装について考えてみる。

ヘルメットと同様、逃げる時に靴を履くのは絶対とされている。
既にスニーカーの類いを家族それぞれの枕元に用意していて、逃げる時に履くことにしている。

さて、服装である。

調べてみるといろんなところでいろんなことを書いている。
ざっと羅列すると、

・動きやすい長袖長ズボン
・耐熱、防炎性のある素材
・防水性のある素材
・乾きやすい素材
・化学繊維は皮膚に張り付くので避ける

どうやら火事も想定してるということがわかる。防災の記事は沢山あるが、どの災害を想定しているのか書いてない場合がほとんどだ。防災士などと名乗るのなら、その辺キッチリしていただきたいものだ。

それはともかく、火事の場合は服装がどうのこうの言ってられないから着替えることは考えない。今回の考察から火事は除外する。
(戦争が始まりそうなら考える)

防水だとか乾きやすいだとかあったが、とにかく体を濡らすなということだろう。体温の低下は体力を奪うから、というのが理由だ。
台風などは突然のことではなく、準備する時間があるから常に防水性のある服を置いておく必要はないはずだ。しかし、大地震の時に大雨が降っているということはあり得る。
季節はどうか。関東の冬では大雨はあり得ないわけではないが、想定しないでいいだろう。
夏はあり得るので夏と冬は分けて考える。

まずは家から逃げてさしあたり安全な場所にたどり着くまでが問題だ。

防災と言うと、なぜか就寝時の地震を想定してしまう。それが最悪というイメージがあるからか。その真偽はともかく、取り敢えずこの想定で考えてみよう。

冬は長袖長ズボンで寝ている。
夏はTシャツ短パンだ。
冬は寝巻きのまま逃げては寒いだろう。
夏は手足がむき出しだ。

いずれにしろ着替えた方が良さそうだ。

そうすると、ジャージが割と着やすいし、動きやすい。

着替えるのではなく寝巻きの上から着るという手もある。その方が早いだろう。

いやいや、冬ならば最初からジャージで寝ていればいいのだ。
夏だってまくり上げて寝たらいいではないか。今時大抵は冷房入れて寝てるんだし。夏は別にジャージでなくたっていい。

とっ散らかってきた。まとめよう。

夏は薄手でまくりあげることのできる長袖長ズボンで寝る。地震が来たらまくりあげてた箇所をさげ、ヘルメットを被って靴を履いてリュックをしょって逃げる。雨は無視する。その代わり、リュックの中身が濡れない工夫をしておこう。その中に乾いた服とバスタオルを入れておけば良い。

冬はジャージの上下で寝る。ジッパーが痛いならスウェットで寝る。ヘルメットを被って靴を履き、ある程度防水機能(耐水圧2000mmぐらいで小雨は凌げるとのこと)のある防寒着を羽織ってリュックをしょって逃げる。

防寒着は羽織るいとまがなければある程度安全なところに辿り着くまでは持っていくしかないだろう。

無事避難所などに着くことができて、必要があるならば、リュックの中に予め用意している服に着替えれば良い。

実際、逃げ出すことができるかどうかもわからないし、リュックやらヘルメットだってキチンと身につける時間なんてないかもしれない。

冒頭で述べた通り、今回は就寝時の地震を想定していて、実際にリュックも靴もヘルメットも2階の寝床の枕元にある。休日の昼間、1階にいる時に災害が起きたら持ち出せるかどうか。
必ず玄関から逃げ出すというのなら全部玄関に置けばいいが、そうとは限らない。

あらゆる事態を想定しようとするとキリがないが、ある程度のところまでは考えておかなければならないだろう。

さてどうしたものか。

また考えよう。

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