縁、そして絆🫶🏽(前編)
2023年7月28日に行われたバーレスクTSダンサーせな(本文ではせなちゃんと記載します)のBDイベントについて回顧録。⚠️今回絶対長くなるので、前後編に分けて書いていきます。
錦のブラックダイヤモンド💎
せなちゃんとは何か奇妙な縁がある。5年くらい前に東京へ出張に来た後輩を何か楽しませるエンタメないかな🤔と探しててyavayにたどり着いた。数回お世話になるも、その後私は奇しくも大阪に推しができてしまい足は遠のく。
1回目の邂逅はコロナ禍時代。バーレスク大阪のジャスミンの配信に常連さん連合で大量の遠隔ドリンクをする(通称「ドリンク戦争」)、という我々なりの応援(?)にせなちゃんが悪ノリしてくれた😂
あ、久々に会ってみたいなぁ、と超久しぶりにyavayに訪問。変わらぬ笑顔とちょっと気だるい(いい意味で)話し方にコロナで荒んだ心がほっこりしたのを思い出す。運も味方して滑り込みで卒業イベントに参戦できて、最高の笑顔見ることができたんだよなぁ。(ちなみにポンちゃんはドリンク戦争時代の戦友である🪖)
このちょっと前に推しを見送り、また好きなショーガールがこの世界から卒業していく、そんな一抹の寂しさを感じていた時、運命の神様がまた味方してくれ、最高のニュースが数週間後に届く。
まさかのTSオープニングメンバーとしての復活(復活と言えるほどの充電期間は無いけど笑)
筆者はそんなに六本木のバーレスク本店に行ってないメンなのだが、偶然にも同じ頃本店に行った時に研修に来てたメンバー(あさき、うい、しゅい、まおら、にーな)に会っていた。
数奇な運命感じながらも、「TSってなに?東京セカンド?」ぐらいの情報しか持ち合わせていない中、やっぱ一度くらいは会っとかなきゃね、でオープン2週間ぐらいで初訪問。ソロでの新店舗凸で珍しく(?)緊張してた私を変わらぬ笑顔で迎えてくれたのは本当にありがたかった😊
そしてその後の私は...仲良くしてくださってる皆様ご承知の通り。クセ強特濃キャラとして東京からTSに通いまくるど変態になりました😇これも縁だよねぇ
そんなせなちゃんの新天地での活躍を願って送ったキャッチフレーズが
#錦のブラックダイヤモンド 💎
ショーの世界に引き続き身を投じる決心をした彼女がもう一度輝いてほしい、そういう願いを込めました。(ブラックがつくのは仕方ない😁)
BD当日(前半戦)
おっと、思い出話書きすぎました🤣それではここから(実質)本編スタートです。
金曜日なのに事前予約で🈵。やっぱすげぇよ。始まる前から会場の熱気がやばい。長年の勤続疲労があるせなちゃん、どうか無事に今日一日が終わって欲しい🙏、でもTSで初の単独イベ、完全燃焼🔥して欲しい、そんな感情が入り混じりながら1部のSPパフォーマンスが始まった
SPパフォーマンス
〜PAIN IS BEAUTY〜
はじめに一言。このSPパに出会えた皆さんおめでとう。筆者も長らくこの界隈で色んなSPパ見てきて、ショーのクオリティが良い、本人のキャラクターに合ってるなど色んないいモノを見てきた。でも魂揺さぶられるSPって数えるくらいしかない。そんなパフォーマンスの目撃者になれたと思います。
冒頭の映像はTwitterで今日のお礼を書き留めるせなちゃん。そう、それは我々お客さんが見る日常のSNS越しの光景。そこから暗転してビジョンに映し出されるのは人が想像し得る総べてのネガティブワードと華やかさとは真逆の黒いジャージで膝を抱えるせなちゃん。このジェットコースター🎢のようなシーンからショーが始まる
⚠️ここからは筆者のショーから受けた個人的な感想です
せなちゃんがこの演目で表現したかったもの、それは「ショーダンサーとしての光と影」なんだろうと思う。1日6時間睡眠したとして残りの時間は18時間、そのうちお店がオープンしているのはMAX8時間弱。残りの時間彼女たちは何を考え、どう過ごしているのか。せなちゃんに限らずだけど、そこには我々が決して営業中・SNS越しでは見ることのできないさまざまな葛藤、苦悩があるのではないか
ある時は自分が満足するパフォーマンスができなかったことに悔やし涙を流し、ある時はお客さんの心無い一言に傷つき涙する。そしてどんなに身体と脳が悲鳴をあげても朝まで練習に明け暮れる、なぜなら「Show must go on」それでもショーは続いていくからだ。
華やかな世界に身を置く彼女たちもステージをおりれば1人のニンゲン。しんどい、逃げたい、そんな負の感情(ショーで言う包帯にがんじがらめになってる場面がそこの表現だと思う)と毎日戦い、それを振り解いて毎夜お客さんに非日常的な時間を提供する、そんな彼女たちの矜持が詰め込まれていた渾身のパフォーマンスだったと思う。
この曲の歌詞を見返して印象的だったフレーズは「何度も現れる十字路 その度にまた選ばされる未来」
新天地での挑戦を選んだせなちゃん、この世界の先輩としての「期待」という名のプレッシャー、でも身体中が悲鳴をあげ満足なパフォーマンスができず、幾度となくこの選択が正しかったのかと苦悩していたはず(接客中にたまに出る弱音でそれはずっと感じてた)。歌詞にシンクロするせなちゃんの激動の1年を会場の誰もが感じ取り涙流さずには見てられなかった。
PAIN IS BEAUTY、訳すと痛みは美しい、あー、あの時しんどかったな。でも自分の人生を美しく彩った一コマだな、と思い返せる日がきますように🙏そして我々は忘れてはならない。彼女たちが創り出す非日常空間は決して一朝一夕で出来上がったものではないということを
〜後編に続く〜、ってまだショー始まる前😂