ハタチの怪物 (前編)
序 -愛媛の至宝-
民法が改正されて成人の法律上の定義は18歳になったけど、色々なものが解禁されるハタチってやっぱり人生における重要なターニングポイント。皆さんは自身がハタチの頃何してましたか?筆者も遠い記憶を辿ると、大学2年の冬、まだまだ学生生活を満喫してた時代。キャンパスライフを送りながら、バイトしたり、恋愛したり、覚えたてのお酒でやらかしたり(それは今も治らない😇)、その後の人生を豊かにする重要な1ページを間違いなく過ごしていたと思います。
今回紹介するTSのショーダンサーういも2023年11月28日で満20歳を迎えました。
ういと初めて会ったのは去年の7月の本店研修。確か挨拶に来てくれて年齢を聞いて驚きを隠せなかったのが懐かしい。18歳で単身名古屋に移り住み、厳しいショービジネスの世界に身を投じた彼女。最近ではイケメン実兄のこたろうも運営に入り、髪型がハイトーンショートになってからビジュも爆発、そんな愛媛の宝が毎日錦で躍動してます。
昨年のバーイベではTSでのキルディス初代クィーンを務め、今年満を辞して20歳の記念すべき誕生日当日にバーイベ。これは盛り上がる事間違いなしと早々に参戦を決めてました。
イベントを振り返る前に一言。今回これは常連さんみんなでういのハタチをお祝いしたいと壮大な応援計画を練り上げ、なんと46名から協賛頂きました。まずは快く応じて下さった皆様に改めて感謝申し上げます。(詳細は後述します)
前編は1部までを記します
1部 -始祖の鬼-
開店からういの特別な1日へのお祝いムードに溢れる中ショータイムがスタート。SPパはしゅい、ゆいの、こころ、らむの4人を加えたタップダンス。ダンス素人なのでその難しさがどんなもんなのかは測りかねるところあるけど、タップってその鳴らす音もショーの一要素にしなければならないから、普段あんだけ踊れるみんなが勝手の違いに苦戦しているのをSNS通じて見ていたので、5人が揃った時の音の鳴り方はまるでオーディエンスが拍手してるかのようなサウンドにも聞こえ、その努力が実って良かったなぁといきなり胸熱案件。
イベントのテーマカラーであるブルー(デニム)衣装をまとい、4人のソロから主役のういがビジョンから再登場するシーンは見ていた誰もが沸いた象徴的な場面だったなぁ
そしてショー本番でいきなりのキルディス👹、一般的な感覚からするとスターターの定番は華やかなショーでお客さんのボルテージを高める演目を持ってくるもので、世界観が重要な演目を持ってくるのは異例。でもこれはういが1年間研鑽を重ねて創り上げたキルディスクィーンへの想いの現れなのだろう。自らが切り拓いた鬼の系譜、初っ端で自分の現在の最高地点をお客さんに届けたい!そんな「始祖の鬼」のプライドが文字通り鬼気迫る渾身のパフォーマンスに現れていた。ラストの表情が目まぐるしく変わる部分とか完全に憑依してて背筋凍るくらいの迫力。すでにこの時点で今日のイベントに参戦できた価値は与えられたと言っても過言ではなかった
そこからチョコ×にーなのSM(ここもチョコちゃんが持ってきたと言う小道具が最高のアクセント効かせてた)、TS名物大乱闘君好きシスターズ、せな原👘🏮、Bチーム新名物大声💎(らむの煽り冴えてたねぇ)と畳み掛けて、ラストは新クィーンのBlack Wedding(ヒール)👠、
小耳に挟んだ情報では、ヒールのクィーンはマティーニ🍸(FCD)の次に挑戦へのハードルが高いらしい。オープン当初からの人気演目、それだけお店として大事にしているのであろう。
舞台装置が大きな分、クィーンはそれに負けない圧倒的なステージ映えが要求される。見る側からしてもあのヒールの頂にはそういうキャストに君臨して欲しい。そんな周囲の期待を受けた若干ハタチの恐ろしき才能の塊は想像を超える仕上がりで我々を魅了した。ういはむしろ小柄な方、でも前述のキルディスで培ったであろう目力が見るものを圧倒させていた。これは今後もあのヒールの頂にういが立つに相応しいと誰もが納得した事だろう
〜後編に続く〜