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そして伝説へ...セナFINAL③

2024.8.10に行われたバーレスクTSせなの卒業イベントパート③。3部を中心に書いていきます

①、②はこちらから↓↓↓

3部

J-POPメドレー


1部と同じSP『PAIN IS BEAUTY』が終わる頃には他のTSガール達はお馴染みのサロペット姿に着替えていた。この3部のスタートにJ-POPメドレーを持ってきたことは実に意味深い。

せなち自身は「歌詞が深いから」とコメントしてた。TSUNAMI~赤いスイートピー~時の流れに身をまかせ~浪漫飛行と続くこのナンバー、原曲の意図とは異なれど、歌詞の所々にせなちがヤバイ、TSと紡いできた歴史を感じさせる部分がある

いちごちゃんに憧れ、ダンスという自分が大好きで1番大切なものを仕事にできた喜び(TSUNAMI~赤いスイートピー)、ifの世界への憧れがなかった訳じゃないけど、一度の人生、迷いを捨てて悔いなくやり切ったことへの満足感(時の流れに身を任せ)、そしてこんなにも多くの仲間、お客さん達とショーダンサーせなとしての旅をできたことの感謝(浪漫飛行)といったところであろうか。演目中、幾度となく客席に向かって深々と頭を下げるせなちの顔は涙と満足感に溢れていた。

深々とお辞儀をするせなち

また、もう1つの大事なポイント、それはJ-POPが出演するA/Bチーム全員で1つのパフォーマンスを完成させる、という点である。しかもラップパート初挑戦(という名目?発したのは「どうでもいい」のみ😂)で、ラストまで踊りきることで、キャスト一人ひとりにに感謝のアイコンタクトを送っていたように感じた。

間奏のようちゃんクィーン中の心温まる餞の言葉(せんちゃん代読)、ようちゃんらしいストレートな表現にせなの瞳が熱くなる、ふと周りを見ると涙をこらえて必死に踊るメンバー、いつもは笑顔で我々を明るくさせてくれるらむでさえ目を真っ赤にさせながら、必死にラストまで泣かずに踊り続けようと頑張っている。
客席を見回すと、せなちを慕う後輩ダンサー、某運営さん、お客さん、みんな泣いている。そんなハートフルな空間で徐々に筆者も視界がぼやけてくる。

せな本当のLASTの3部は、そんな愛に満ち溢れた空間でスタートした。

こんなん涙なしで見れへんって

極楽浄土

こころ、ゆいのWボーカルの「Titanium」でせなちもセンターサークルに来てのお客さんとの素晴らしい一体感、みちるちゃんの「せなヤバイ復帰作戦」あっさり失敗(?)の大声💎などが続いて、そろそろ3部も佳境

Titaniumの一体感、過去最高

2部がギャンブル、身売り〜吉原、千本桜と和物尽くしであったが、和物シリーズのラストピースが残っている。せなちが一昨年の本店の周年でTS代表としてゲスト出演した際にもクィーンを務めた「極楽浄土🐙」
ここでもサプライズ。間奏で着物を脱ぎ、赤い襦袢になるところで2nd クィーンとしてなみの登場。これは完全に狙い撃ちされた(笑)、TSの和物といえばせなちとなみが双璧だと個人的にはずっと思っていたので、このリレーは本当にズルい(!)
TSの和物お師匠さんを託されたなみ、これから厳しくお稽古させて、また新しい太夫を産み出して欲しい😌

なみ「せなさん、おつかれさまでした」
せな「なみちゃん、あとは任せたよ」


君好き


極楽も終わって、もうラストかなと思っていたら、明るい曲が流れる。え?このタイミングで君好きやんの???
って思ったらいたーーーー!!!🤍🩷👩🏽🫶🏽
最後までサプライズが待ってたし、感情のジェットコースター🫨会場のしんみりが最高潮に向かって一直線なところでの昨年の「黒パニ🍬」につづく「黒好き🫶🏽」
なんなら見慣れない人たち(つまりAチームメン)もいるし、あんちゃんが出してきたのは🔞だし、もう大カオス祭り🤣

卒業イベントとはいえ、ここはショークラブ、お客さんを楽しませることは決して忘れない、そんなせなちの優しさなんだろうな。腹抱えて笑わせてもらいました🤣🤣🤣

いい笑顔


Sensation


激エモ映像を挟んで、本当のLAST DANCE。選ばれた演目は昨年も披露されたSensation🍸だった。
今でこそFCDがマティーニ演目として認知されているが、その前はマティーニと言えばこの曲だったのをご存知の方も多いと思う。客席にはオールドファン、と言っては失礼かもしれないが長年に渡りバーレスクとせなちを愛した皆さんが最後の勇姿をこの目に焼き付けようと真剣な眼差しを送っている。そんな皆さんへ、自身がこの世界に憧れるキッカケとなったいちごちゃんの代名詞とも言えるマティーニ演目で自らのショーダンサー人生に終止符を打つ。夢半ばでショーの世界を去るダンサーも多い中で、こんなシチュエーションでラストを飾るなんて幸せな時間だったと思う。

仲間への感謝を込めて

今日1日、いや、ここには居ない方を含めた足かけ7年を支えてくれたすべて仲間に深々と一礼をしてから颯爽と乗り込むマティーニ。この7年非日常をお客さんに提供する代償として身体をいじめ抜いたはず。それでも身体は最後まで応えてくれた。せなちが7年間追い求めたショーダンサーとしての最高到達点、その頂にまさに達した瞬間に立ち会えたんだなとエモ爆発だった👏


まさに、有終の美


エピローグ

最後に映像とこの日の推しプラン特典だったフォトブックについて。
フォトブックには7年間の仲間たちとの、そして映像には実に多くのお客さん達との思い出の写真が綴られていた。
コロナ禍で営業自体叶わなかった時期はあれど、一体せなちはショーダンサーという職業を通じて何人の人と出会って来たのであろう。延べ人数で考えるととんでもない数になるのは容易に想像できる。全ての人との一期一会に感謝して、それを大事にするせなちらしい演出だったし、彼女はよくシェアハピ🫶🏽という言葉を使うが、分け与えてきた幸せのリターン(といってもほんの一部だろうけど)が当日のTSを終始包んでいたと思う。

あと、自身のSNSのコメントにも書いてあったが、TSに来てからの2年、本当に大変だったと思う。筆者の感覚では、いわゆるリーダータイプではないと思っていたので、開店当初産まれたての赤ちゃんだったTSやTSガールを唯一の「業界の先輩」としていかに導いていくか、これに苦悩してたと思う。

一方で、せなちは一人ひとりに寄り添って、その背中を押してあげる事には長けていたのだと思う。それがTSガール達と化学反応を起こし、皆にショーガールイズムを芽生えさせることになったんだろうと想像する。しかして立派なリーダー達が育った今、次の世代、また次の世代へとせなちの意思は受け継がれていくことと確信している。

まずは酷使した身体をゆっくりと癒してね😌せなちの次の人生の旅がサチ多からんことを!

いっぱいのサチ🫶🏽をありがとう!!
Wish your next journey will be full of hapiness❤️ྀི👩🏽


終わり

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