独学ぼくの英会話が2ヶ月で劇的に変化したワケ
みなさんが「英語力の無さ」を痛感する場面とは、どんなときでしょうか。
覚えたはずの単語が出てこない、SNSで目にする短文の英語が理解できなかった、洋画や海外ニュースが一向に聞き取れるようにならない…
などなど、色々あると思います。
僕の場合、痛感させられるのは「道で外国人に話しかけられたけど、思うように英語が出てこなかった時」です。
一念発起して、英語の学習を再開して約2年。
当時の僕は、英文法も英単語もリスニングも、それなりに勉強していたつもりでしたから、まったく英語が出てこなかったショックは殊更大きかったのを覚えています。
なぜ勉強しているのに英語が話せるようにならないのか。
多くの英語学習者が抱える悩みだと思います。
実際に僕自身も、長い事その悩みを抱えていました。
どのようにして悩みを解消し、壁を乗り越えてきたのか。
拙著「外国語の筋肉」より、その部分を抜粋して記事にしています。
僕の経験が、みなさまの英語学習のヒントになれば幸いでございますよ!
時は遡りまして
これといった学習法が見つからず、かといって他に目ぼしい教材もない。
そもそも適切な教材を選ぶものさしを持っていない。
これはそんな状態で英語学習を続けていた時のお話です。
多読・精読が良いと聞き、辞書を片手に洋書を読んだり。
リスニングトレーニングのため海外ドラマを視聴したり。
学習アプリやメルマガで文法・単語を暗記したり。
一見するとバランスよく学習に取り組んでいるようにも見えるのですが、何か明確な根拠があって選んだ教材ではありません。
根拠もなく何となく選んだ教材だからというのもあったのかもしれませんが、日々の成長も感じられず、今思えば実のある英語学習とは程遠い状態でした。
当時近くに住んでいたこともあり、気分転換によく東京の代々木公園を散歩していました。
その日は春にさしかかろうかという時期で、公園内の桜は咲き、お花見客向けの屋台も並んでいました。
そこで通りかかった外国人に「バスケットコートはどこにありますか」と英語で尋ねられました。
今振り返ってみれば実のある学習と呼べる代物ではありませんでしたが、当時の僕は「英語学習を毎日積み重ねている」という自負がありました。
なのでこれは、日々の学習の成果を試す絶好の機会だと思ったのです。
「真っ直ぐ行って、あの十字路を右に曲がって、正面にある橋を渡れば見えてくるよ」
難しいことはありません。
それを英語で説明してあげればいいだけの話です。
しかしその結果は、実に惨めなものでした。
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