自分の子供をいい感じに撮る3つのポイント
自分の子供をいい感じに撮りたい!
奮発してカメラを買ったけどいい感じにならない!
という方にもお伝えしたい。
子供をいい感じに撮るのに必要なのは、
性能のいいカメラではなく
たった3つのポイントだと。
で、そもそも「いい感じの自分の子供の写真」ってどういう写真なのか。
私が思う、「いい感じの自分の子供の写真」は、
① 撮った親も、撮られた子供も笑顔で見返せて
② その時のことを楽しく思い出せて
③ 見せられた他人もHappyな写真
です。
SNSで「いいね」が稼げる写真なのではなく、
写した人、写った人にとってどんな記録になるのか、が大事だ思うんです。
がむしゃらにシャッターボタンを連打するのではなく、
日常の写真でも、3つのポイントを心がけるだけで、
記憶に残りやすい写真になっていきますよ。
私のスマホの中の写真とインスタを使って、解説していきますね。
ポイント1 視線は子供と同じ高さ
大人よりも小さい子供(あたりまえか)
子供を大人の視線で撮ろうとすると
状況証拠写真のようになります。
もちろん、あえて上からのアングルで撮るのもアリです。
ですが、やっぱり子供の視線の高さで撮ることで、
子供が見ている世界に入っていけるような、
ストーリーが見え始めます。
これだけで、写真から伝わるものが変わります。
ポイント2 指示せず、そのまんまを撮る
撮りたいイメージがあると、子供に指示をしてしまいがち。
「こっち向いて!」
「ピシッと立って!」
これ、やっちゃいがちですが、やめてみてください。
いい感じに撮れないのは、子供のせいではないです。
今、目の前に広がっている世界をそのまま見れていない大人のせい。
大人が思うよりも、子供の世界は深く広く、
大人のイマジネーションを掻き立ててくれます。
そのままの姿を、静かに静かにみていると、
子供たちもカメラ(スマホ)を向けられていることを忘れて、構えていない表情になっていきます。
ただ単に私が、「子供の夢中な表情」が好きなだけかもしれませんが、そのまんまを撮っていると、こちらも心地よくなってくるので不思議です。
ポイント3 楽しく撮る、心穏やかに撮る
3つのうちで、これが一番大切かもしれません。
怒りながら撮った写真には、
怒った記憶が写ります。
楽しく撮った写真には、
楽しかった記憶が写ります。
写真は二次元でありながら、見る人を写真の中の時間にグッと引き戻す力があります。そして、そのときの感触や感覚すらも思い出させてくれます。
「こういう写真を撮りたい!」という意思もいいですが、それイメージだけを追い求めてしまうと、うまく撮れなかったときイライラしたり、撮りたい写真以上のものは撮れなくなります。
ならば、楽しもう!
私、撮影のロケハンに娘たちをモデルに連れて行くことがあります。
時間も限られているし、回りたい場所も多いので、子供が自由に動き回るとイライラします(笑)
で、怒って撮ったことがありました。
↓この写真も怒りながら撮りました。
見返すたびに、胸がチクンと痛みます。
「いい写真だね」と言ってくださる方もいましたが、
私に撮っては悲しい記憶になっています。
娘よ、ごめんね。
この経験があるからこそ、楽しく撮りたい。そう思っていながらも、できないことが今もあります。でも、そうやって撮ってきたからこそわかったのは…
自分の子供をいい感じに撮ることは、
子供との関係性を育むことにも繋がる。
ということ。
子供達に「もっといい顔してよ!」って思う時は、私自身がいい顔して撮ってないんですよね。
ならば、私が楽しもう、幸せを感じていよう、そうすると、自ずと「いい写真」になっていくのだと思っています。
東京タワーを撮ろうとしたら、不意に写り込んできた娘。このあと家族で大爆笑して、また「いい写真」が我が家に増えました。
みなさんも、楽しんでみてください!