やぎさん家探し①〜なぜ新築ではなく中古物件なのか〜
私たちは元々結婚した時から、新築ではなく、中古物件を買ってリノベーションして住もう!と考えていた。
数年は3LDKの賃貸に住んでからね〜と。
(実際には数年ではなく現在すでに7年住んでいる笑)
なぜ中古物件買ってリノベーションするのか?はよく聞かれるけれど、我が家は夫が建築士で住宅など建物の設計していて、なのに、新築を建てないんだ⁉︎と驚かれる事は多々ある。
夫が昔からよく話している事は、今もこれからも空き家がどんどん増える事はもう変えられないこと。
だけど、日本の制度や考え方などもあり、それを一般の方々が普通に活用していく事は今の日本ではなかなか少ないし難しい。
そんな現実は建築士として仕事をしてる上での夫の中では普通の常識で、中古物件を活かす知識もやり方もある中、自分の家を新築で建てるという選択をしようとはあまり思えない…と。
新築を否定しているわけではない。
もちろん、人それぞれの事情や価値観があって、状況や思いがある。
けれど、空き家を活用できる知識や条件や状況があるならば、僕たちは新築ではなく中古物件を買ってリノベーションするのはどうかな?と。
私はその話を初めて聞いた時、衝撃を受けた。
私が育ってきた家も新築だったし、住宅は新築で、というのがごく普通だと思っていたから。
それ以外の選択肢が普通にあるんや‼︎という新発見みたいな気持ちだった。
そしてそれは夫が建築士という事も大きく、不安とか、反対とかそんな気持ちは全くなかった。
めっちゃいいやん!その考え!即採用!
その考えがいいなと思ったのには、私は昔から古いものが好きで、歴史やお寺や神社、古道具も好きで、昔の暮らしにも興味があった。小さい頃から着物が好きで祖母からもらった着物を、お正月に母に着せてもらったり、母と2人で着物でお出かけしたり…
結婚式では成人式に祖母に買ってもらった、お気に入りの自前の振袖を最後の着納めにした。もしいつか娘ができたら、この振袖を着てくれたら嬉しいなぁ〜なんて思ったりもした。(無事女の子2人に恵まれたけど着てくれるかな?笑)
大人になるにつれて古民家も好きになった。
田舎のおばあちゃんの家のような懐かしさや、木の落ち着きのある雰囲気や優しい温もりのある手触りが好き。
古民家カフェなどにもよく行ったし、城下町などで昔から残っている立派な建物があると、いいなぁ〜素敵やなぁと眺めてずっと見て居られる。夫ともよく行ったな〜
(建築士の夫なので有名な建物や古民家、味わいのある城下町の街並みなどは結婚する前からよく行った。いや行かされた?笑
逆に遊園地や水族館や動物園など、よく行くデートスポットは1回も行ったことがなかった。今思えば渋すぎる。)
だから、余計に夫の言葉がこころに響いたのか、今もずっとその時の言葉や情景が記憶に残っている。
そういう考えの夫で良かったなぁと思う。
それから数年が経ち、私たちの物件探しのスタートはかれこれ今から4年半ほど前…
長女が生まれる直前から始まった。
私はそこそこ大きなお腹だし、これから初めての出産、子育てがはじまる。そんなソワソワ、ワクワクした気持ちの中、物件探し? え? いま? いやいや…
今はそんなどころでない…
全くそんな気持ちになれない私と、「そろそろ今から探しておかないと、すぐには見つからないと思うし、さらっと雰囲気だけでも見とこ!」
なんて言っていた夫。
今ならわかる。夫の言っていた言葉の意味が。笑
はじめての出産と子育てで頭がいっぱいで、物件探しに消極的な私と、まずは良さそうな街並みを車でドライブする事からはじめた夫。
スタートは対照的だったんだな〜
つづく
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