応用情報 9.3.4 UML

UML(Unified Modeling Language)は,オブジェクト指向分析・設計で用いられるモデリング言語です。ここでは,UML2.0で使用される主な図法を見ていきましょう。

クラス図

システム対象領域に存在するクラスと,クラス間の関連を表す図です。クラス間の関連は,関係するクラスを線で結びます。また,線の先に記号(表9.3.2参照)を付けることで汎化や集約といったクラス間の関係を明示します。なお,クラスは属性と操作(メソッド)をもつので,クラス図においても,図9.3.6の下の図のようにクラス名の他に属性と操作を記入します。

シーケンス図

オブジェクト間の相互作用を時間軸に沿って表す図です。横方向にオブジェクトを並べ,縦方向で時間の経過を表します。また,オブジェクト間で送受信するメッセージは矢印で表します。

 他のオブジェクトの操作(メソッド)を呼び出すメッセージは実線矢印,応答メッセージは破線矢印です。

その他,試験に出題されている主な図法を表9.3.3にまとめておきます。

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