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いつまでも手書きでサークルカットを入稿できる時代でありますように
健康診断に行った。
令和の健康診断は、勝手に身長を測るバーが降りてきて、テレビゲームのようにボタンを押して視力検査をする。
「測定結果がこれくらいの数値ですが、大丈夫ですか?」と看護師さんに逐一確認を取られた。普段からこれくらいの身体の調子ですか?という意味なのはわかっているのだけど、機械を信用していないようで面白かった。
帰宅してご飯を食べた後、今度出展するゲームマーケットのサークルカットを作成しようとノートパソコンを立ち上げた。
普段使わないソフトの操作を、ネットで調べながら攻略しようと奮闘していたが、素人がタッチパッドで操作するのに無理があることがわかり、一旦マウスを買いに外へ出た。
家の近くの家電量販店。
平日なのにたくさんの店員さんがいた。
店内はテレビの音や館内BGMの音で、ゲームセンターのように騒がしい。
店員さんに捕まらないよう、足早にマウスコーナーへと足を運ぶ。
お試しマウスが置いてあったので、いろんなマウスを触り、使い心地を確かめる。騒がしさで、マウスのカチカチ音はかき消されてしまって確認できなかった。思えばゲームセンターで音ゲーをやっていた時は、どんなにうるさくても打鍵音は聞こえていたのに不思議だ。自分の指の感覚を頼りに、好みのマウスを見つけて購入した。
再度家に帰ってマウスを接続し、パソコンに向かう。いろいろ試してみたが、結局しっくりくるものを作れず、手書きで作ることにした。
思えば手書きを愛し、手書きでものを作り続けてきたのだから、これくらいのことは私なら手書きのが早い。
いつまでも手書きでサークルカットを入稿できる時代でありますようにと願う。
夕飯を食べ、お風呂で湯船に浸っていたら、急に日記を書きたくなった。
普段から、英語日記やらほぼ日手帳やらで、ピンポイントの記録は残しているのだけど、1日の過ごし方のような記録、つまり日記を書いてみたくなった。
こうして今、日記を書いているのだけど、1日を振り返ってみると、意外と細かいところまで覚えている。特に何かをしたわけではないけれど、ささやかな心の動きが、その日の終わりにならまだ思い出せることがわかった。
これからも、日記を書いて記録していきたい。
世界を面白がれてる自分を。