DMF vol.5「ラーバルメモリ~larval Memory」
2008年9月11日(木)~15(月) @新宿スペース107
作・演出 宮城陽亮
STORY AD2049年 関東と東海地方に大きな被害を引き起こした震災から20年かつて以上の大都市に成長した近未来東京。テクノロジーの発達により、不特定多数の個人による犯罪が多発、警察は厳しい取締りで犯罪者達を次々と検挙していった。だが捜査の網をかいくぐり、自らの流儀を貫き仕事をこなしていく者達が現れる。犯罪予告に白昼堂々の大胆な犯行、まるでアルセーヌ・ルパンや二十面相のような「怪盗」を彷彿とさせる彼らは「怪党(カイトウ)」と呼ばれた。
伝説の怪党「エグリバ」・・・ 政府の人間や様々な要人を狙い続けたその怪党は、ある日飛行機事故でこの世を去ったと言われる。謎に包まれた怪党について唯一確かなこと、エグリバが盗み続けていたものは、金でも宝石でもない。ターゲットの身体を流れる「血液」だった。
事故から20年、死したはずの吸血鬼が再び夜空を舞う・・・ そんなニュースがテレビで流れ始めた頃、事務所に久々の依頼が届いた。
震災後生まれの17歳、細羽蒼真(ほそばそうま)は私立高校に通う高校三年生両親はすでに他界し、唯一の家族である兄・門起(もんき)の仕事は美容整形と占いをミックスさせ、大金を騙し取るオリジナリティ溢れる詐欺師。蒼真の役目は整形を依頼する人間の身辺調査、それはまるで探偵業。高校生探偵と言えば聞こえがいいが、所詮は犯罪の片棒担ぎ。学費と生活費を稼ぐため、蒼真は調査に取り掛かる。
今回のクライアントは20代の女性、職業はOL。簡単に済む仕事のはずが、調査が進むにつれ、蒼真は命を狙われるようになる。次第に見えてくる依頼人を取り巻く宗教団体の影。やがて蒼真は「血液を流れる記憶装置・ラーバルメモリ」の存在を知る・・・
血液を流れる記憶装置はその宿り主に100%完全再現の追憶をもたらす、それが「larval Memory(幼虫の記憶)」。「Pupal Memory(サナギの記憶)」「imago Memory(成虫の記憶)」と続く連作ハードボイルド活劇「インセクトメモリ シリーズ」スタート。
CAST 佐藤修幸 今日平 中村麗香 大橋麻美 中野裕理 宮川マキオ狩谷孔聖 森下理沙 松木わかは 渡辺未優 山本卓 NAO-G
笠原あきら 如月まりい 原朋之 浅川薫理
Red Cast 松崎史也 柿沼ユージ 本山裕記 利心
Blue Cast 高城元気 望月祐治 岩切チャボ 塩原奈緒
Purple Cast 福地慎太郎 拾己
Shadowfly Cast YOUFAst 野崎雅志 佐藤祐治 竹渕真実子
横山千春 吉田真之介 Action Guest:太田達也
舞台監督/西廣奏 舞台美術/泉真照明/柳田充(LEPUS) 照明オペレート/今西理恵(LEPUS)音響/高橋秀雄(Sound Cube) 音楽/滝澤俊輔エンディング曲/フロムナウ(松井陽明・二木元太郎)コレオグラファー/kyowheyダンス構成演出/福地慎太郎アクションコーディネイター/NAO-G(G-StyleAction Communion)衣装/Lin衣装アシスタント/沙音ヘアメイク/kyowhey・keiko 小道具/mocchi 写真撮影/佐藤拓央映像撮影/春山聡(疾駆猿)制作/松本朱音・北野安紗子・平松あや(PRISMATIC)フライヤー制作/Viewlogic Web制作/笠原あきら