2011年3月11日
2011年3月11日
………の、当日の話ではないけど
あの大震災の最中、素敵な本、素敵な作家との出会いがあった話
今年の3月11日、色々な方々が当時の想いをTwitterやブログに書き綴っておりました。
それらを拝見し、影響を受け、私もこの話をしたい!と思って少しずつメモ帳に書き溜めていたのですが、いつの間にか4月です。
【本題】
2011年3月に高校を卒業し、同年4月には大学に入学が決まっていた私は、当たり前に入学式があるものと思っていました。
しかし、高校卒業式の数日後、3月11日に事は起こり、4月の大学入学式は中止。
入学前、学科毎のオリエンテーションがある予定でしたが、それも中止。
幸いな事に、家族の身体や家自体に被害は有りませんでした。
それだけで充分幸せな事ですが、大学以外の大事な予定、そのどれもが中止や延期となり、娯楽すらも失ったことは、少しストレスでは有りました。
予定が無くなったことがストレス、というよりも、無くなったことで、被害の大きさを改めて実感するというか、
不安を煽られるというか、
そういうストレスでした。
なんだか、いまの状況と似てますね。
そんなこんなで、ずっと家に居ることになるのですが
さすがに何処にも出掛けないのは嫌だったので、余震が落ち着いた頃、大きい本屋へ行きました。
そこで、私は運命的な出会いをしました。
本棚に並べられていた
『双月高校、クイズ日和』
特に理由は有りませんでしたが、なんとなく、『面白そう』と思いました。
買って、帰って、家で読んで
ドドドドドドハマリ
その日のうちに読み終わりました。
(私は相当気に入った本じゃないと、その日のうちに一気に読むことは無いので、これはかなり気に入った証拠です)
めちゃくちゃ良かった!面白かった!
私の語彙力が皆無なので伝わらないですね(笑)
まぁ良いんですよ
何を語ってもネタバレになってしまうので
私はその日のうちに
『この作者の他の本も読みたい!!』
と思い、インターネットで検索していました。
そこで他の本に出逢って………
いろいろあって、今に至ります。
そこは省略しますね(笑)
作者の青柳碧人さん
塾講師の経験があるらしく、『国語、算数、理科、誘拐』や『浜村渚の計算ノート』シリーズなど、中学生高校生が勉強を好きになりそうな物語が多く、とても素敵です。
『国語、算数、理科、誘拐』のスピンオフ作品『西川麻子は地理が好き。』は、『国語〜』の学生時代は塾講師のバイトをしていた西川麻子が社会人となり、地理にまつわる事件を解決してゆく物語です。
不可解な事件の真相を、地理の知識で解決するなんて
素敵だ〜〜!!!!
(語彙力)
『浜村渚の計算ノート』は、数学大好きな中学生、浜村渚が、数学テロ集団『黒い三角定規』を捕まえるべく警察の捜査チームの一員となって、頑張るお話です(語彙力)
こちらはシリーズ化しており、たくさん出てます!(語彙力)
このシリーズ、どの話も好きですが
『3と1/2巻 ふえるま島の最終定理』が凄く好きです。
いつもは短編形式で1冊の中に数話入ってるのですが、今回は1冊で1つのお話。
超大作です。
そんな青柳先生
昨年の春頃に出版された『むかしむかしあるところに、死体がありました』が、めちゃくちゃ人気で
凄いです〜〜!!!!
私も勿論読みました!
めちゃくちゃ面白かったです。
みんながよく知る昔話が、凄く手の込んだミステリーになっていて、なんだこれは?!と、もう驚愕です!!(語彙力)
頭良さそうな言葉を使うなら、筆舌に尽くし難いとはこの事です………。
【最後に】
外出自粛や、在宅勤務など、家で過ごさなくてはいけないご時世。
知らない作家に手を出してみるというのはどうでしょうか。
既に青柳碧人先生をご存知の方は、『まだこれ読んだこと無かったなぁ』というものが有れば、是非ともこの機会に。
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