音楽好きでよかった
フジロックのYouTube配信を風呂で見ていた
爆音で見てたので、戸を挟んでドライヤーをしている母にも聞こえたらしい
その時はジャック・ホワイトがライブをしていて、私は全く知らなかったので「結構なオッサンだけんかっけえな」と思って聞いていたが、母が戸越しに「それ、ジャック・ホワイト?!」と聞いてきた
帰省するとよく母と音楽の話をする
なんとなく、母の聞く音楽に影響を受けていたせいもある
私が幼い時、母が運転する赤いフィットの中ではグリーン・デイや、ブルーノマーズ、ゼブラヘッド、レディオヘッドがよく流れていた
グリーン・デイ、ゼブラヘッドはポップな感じがすごく好きだった
昔、母はBSのベストヒットUSAを録画していて、私も暇つぶしに見ていたのでブルーノマーズも好きだ
レディオヘッドは暗くて怖いから、あまり好きではなかった
母が言ってて今も覚えてるのは「洋楽CDは国内盤より輸入盤の方が安いんよ」ということ
最近、″音楽は円だ″と実感する
縁とも言えるのかもしれない
私が今聞いている音楽を車で流すと、父も母もよく反応してくれる
父や母が聞く音楽を、私に教えてくれることもある
びっくりしたのは、私のイメージでは母は専らロック母ちゃんだったが、スチャダラパーが好きだということ
そのことを聞いてから、私も最近よくスチャダラパーを聞いてしまう…
私はCD・レコ屋でバイトしているのだが、お客さんの中には私の名札を見て「パンクだと何聞くの?」と話しかけてくれる面白い人もいる
パンク好きは少し癖が強い、というかレコ屋に来るおじちゃん癖強い
大学の先輩がコピーしているバンドを聞いて、どハマりすることもある
最近だと羊文学で、実は母にもオススメされていた
父は、私が高校時代に軽音部でよくコピーしていたバンドを聞いているらしくて、ちょっと笑ってしまう
その頃よく聞いていたバンドを、最近はあまり聞かないので、懐かしくなったりならなかったり、地元の友達が恋しくなったりならなかったり
音楽は世代を超えて愛される、というのは自分自身実感している
世代を超えるというのは、循環で、円だと思っている
円で縁
音楽が好きで良かったと、心の底から思うのだ
大きくなってから、レディオヘッドの良さがわかってきた
音楽の無い夏は、夏じゃない
フジロック、明日も楽しみだ