なんか泣いちゃう日もある
心がトゲトゲで、ぐしょぐしょしてる午前だった。
ミーティング中なにがなんだか、全部が無意味に思えて、面白くなく感じて、自分はなにがしたいんだっけとパニックになったまま、昼休みに出た。
最近の昼休みは大抵、車で家に帰ってご飯を食べる。
家に帰る途中、曽我部恵一の「6月の歌」がかかった。
きみはよくがんばってる、きみはとてもよくやってる
涙がポロポロ出てきて、車で1人で泣いたけど、なんか毎月ポロポロ泣いてる気がするなって思ったら、おかしくて惨めで涙が引っ込んだ。
車から降りて、アパートの階段を上がるまでの間に鼻水がダラダラ止まらなかったので、少年みたいに鼻をすすったら、今季初めて金木犀の匂いを感じて、全部がちょっとどうでもよくなった。