自分の才能に自信を持てない人が、今すぐやるべきこと

八木仁平（やぎ・じんぺい）

2023年4月13日 11:21

『世界一やさしい「才能」の見つけ方』が2023年4月3日に発売。

本作は、世界累計30万部突破の大ベストセラー『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』待望の第二弾となります。

本noteでは発売を記念して、特に学びが多い部分を抜粋して紹介します。

「才能を見つける」よりも「才能に自信を持つ」方が難しい

「誰にでも才能は見つけられる」とお伝えしました。

しかし、実は「才能を見つける」よりも大事なのは「才能に自信を持つ」ことです。

僕が開発した自己理解プログラムを、これまで1000人以上の方に受講していただきました。

そこでわかっているのは、多くの人が、「これが自分の才能かも」と薄々気づいているけれど自信が持てていない状態だということです。

あなたにも、「これが才能かも」と思えることが1つはあるのではないでしょうか?

それがあったとしても、自信があるかないかで、人生の結果は大きく違ってきます。

例えば、「整理して伝えることが得意かもしれない」と“半信半疑”な人より、「整理して伝えることが得意だ」と“自信”を持っている人のほうが、その才能を活かし、育てていくことができそうですよね。

また、それだけ自信を持っていると周りの人にも伝えられるので、仕事をお願いされることも多くなります。

しかし「才能」は、目に見えないものだからこそ、「自分にはこの才能がある」と自信を持って言い切れる人はとても少ないのです。

自分の才能に自信を持てない人が、今すぐやるべきこと

では、「才能に自信を持つため」にはどうすればいいのでしょうか?

実は、「才能があらわれた経験を4つ以上見つけること」で自信が持てるようになります。

どういうことかイメージ化して説明しますね。

ここでみなさんに質問です。

「一輪車」と「自動車」のどちらが風に吹かれたときに倒れやすいと思いますか?

もちろん一輪車のほうが倒れやすいですよね。タイヤが4つある車は、相当のことがない限り風でひっくり返ったりはしません。

才能に自信を持つことも、これと同じです。まず、才能に自信を持てていない人は、一輪車のように、1つの経験で、才能を支えているような状態です。

例えば、

「飲み会で話題に入れていない人がいるとつい話を振っているから、全員が心地よく過ごせるようにすることが才能なのかも......。でも、たまたまかもしれないし」

こんな状態です。

この図を見て、どんな感じがしますか?

なんだかグラグラしていて倒れそうな気がしますよね。

実際に、こんな状態だと行動をしていても、周りの人から「これをやったほうがいいよ」と言われると気持ちが揺らいでしまい、行動が止まってしまいます。

才能に自信が持てない人は、動くことなく「あれをやったほうがいいのかな? こっちのほうがいいのかな?」と右往左往して時間を無駄にしてしまいます。当然成果も出ません。

では、才能に自信を持てている人は、どんな状態でしょうか?

すでにわかった方は鋭いです。

才能に自信を持っている人は、1つの才能を自動車のように複数の経験で支えているのです。

例えば、「全員が心地よく過ごせるようにする」という才能であれば、

・飲み会で話題に入れていない人がいると話を振っている
・子供のとき、不安そうな転校生に話しかけていた
・シェアハウスに住んでいたとき、運営のリーダーとして全員が快適なルールを作った
・一緒にいると居心地がいいと人に言われた

こんな経験で支えている状態です。

これは、ちょっとやそっとじゃ崩れないと思いませんか?

この状態になれば、周りの人がどう言おうと「これが自分の才能だ」と自信を持って、人生を生きることができるようになります。

「これが私の才能だ!」と揺るがない自信を持つ方法、それは、「才能があらわれた経験を4つ以上見つけること」です。

とはいえ、「いやいや八木さん、私はそんなに才能を活かせた体験なんてないですよ」と思うかもしれません。

ですが大丈夫です。才能とは息を吸って吐くようにやっているもの。

あなたは、まだ気づいていないだけです。

著者情報

八木仁平（やぎ・じんぺい）
3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」代表。高知県生まれ。
早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。
本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。
その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数40,000人超に。
自己理解プログラムには全国から問い合わせが殺到している。最終目標は「国語・算数・理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくること。共に実現するメンバーを募集中。