「成功者から学べば、成功できる」という嘘
『世界一やさしい「才能」の見つけ方 』が2023年4月3日に発売。
本作は、世界累計30万部突破の大ベストセラー『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』待望の第二弾となります。
本noteでは発売を記念して、特に学びが多い部分を抜粋して紹介します。
「成功者から学べば、成功できる」という嘘
有名な経営者や、起業家、影響力のある人が書いた本を読んで、その人の語っている成功法則を真似しようとしたことはないでしょうか?
僕自身、大学時代には多くの有名人の書いた自己啓発本を読み漁っていた時期がありました。
自己啓発本を読むととても高揚感があり「自分もこの人の真似をして成功しよう!」という気持ちになったものです。
しかし、他の本を読んでみると「以前読んだ本の著者と言っていることが違う」と感じることがあり、本を読めば読むほど混乱してしまっていました。
矛盾しているように思えるアドバイスは世の中に無数にあります。
【矛盾しているアドバイス一覧】
・足るを知れ ⇄ 強欲に生きろ
・もっと空気を読め ⇄ もっと鈍感になれ
・人脈が大事 ⇄ 孤独に努力をするのが大事
・人に迷惑をかけるな ⇄ たくさん失敗しろ
・行動が大事 ⇄ 行動する前に考えるのが大事
・いろんなことに挑戦しろ ⇄ 1つのことを極めろ
・夢を見て追いかけろ ⇄ 人生に夢を見るな、現実を見ろ
・置かれた場所で咲きなさい ⇄ 自分が輝ける場所で咲きなさい
・3年は継続したほうがいい ⇄ 自分に合わないことはすぐやめたほ
うがいい
なぜ、人によってアドバイスが違うのでしょうか?
それは、成功者の口から発せられる内容は「その人にとっての成功パターン」でしかないからです。
言い換えれば「その人だからうまくいったやり方」を説明しているということです。
たとえば僕は「人脈が大事」と言われたのでがんばってみましたが、僕にとっては役に立つアドバイスではありませんでした。
反対に3年間、本を読みまくり、ブログをたくさん書く「孤独な時間」を過ごしたことが今につながっています。
「人脈が大事」と「孤独に努力をするのが大事」。どちらが正しいのでしょうか?
結論、どちらも正しいです。
ただ、その正解が自分に当てはまるかはわかりません。
答えは常に自分の「外」ではなく、「内」にある
ここまで読んで、「それならこの本のメソッドも、八木さんの成功パターンに過ぎないのでは?」と思われた方もいらっしゃると思います。
確かに、僕が自分の成功法則として確立されている「少数の人と深い人間関係を築け!」などのアドバイスを語り始めてしまったら、そうなります。
しかし、本書では僕の個人的な成功パターンを語ることはしません。
一歩引いて「みなさん自身の成功パターンを見つける方法」をお伝えします。
人のアドバイスを聞くほど、無数の「誰かの正解」に惑わされてしまいます。
大切なのは「自分の才能」を活かす方法を見つけること。
そのために目を向けるべきは、「他人の成功話」ではなく、「自分の過去の実体験」なのです。
答えは常に自分の「外」ではなく「内」にあります。
著者情報
30万部突破のベストセラーの第二弾!
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』が4月3日に発売!
『世界一やさしい「才能」の見つけ方
一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』