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YouTubeのおすすめに急に出てきた90年代邦楽バンド「SATELLITE LOVERS」がとても良い

YouTubeのトップのおすすめに急に出ていた古めかしいジャケット写真の邦楽バンドのアルバムがあったのでクリックしてみたらめちゃくちゃ良かった。そのYouTubeが以下のリンクで、「SATELLITE LOVERS(サテライト・ラヴァーズ)」というバンド。

その後探したらひとまずSpotifyとAmazon Musicでは配信されていたのでせっかくなら配信の方で聴いてみてほしい。おそらくは少なからずは関係者にお金が入るはずなので。他はチェックしてないけど、その他のサブスクサービスでも配信されているかと思う。

Spotify

Amazon Music


ググってみても出てくる情報はとても少ないが、Wikipediaによると東京都渋谷区出身のボーカル、池内美加さんを中心に活動していたバンド。活動期間は1994年〜と解散時期も書かれていないが、まあおそらく現在は活動していないかと。

Wikipediaの少ない説明によると以下のようだが、当初はベース・ドラム・ターンテーブルも含めた6人編成だったようで、その後3人編成に変わったみたい?

サテライト・ラヴァーズ(Satellite Lovers)は、女性1人・男性2人の3人組の日本のポップスのグループ。当初は渋谷系のフォーキーなソウルサウンドだったが、後にヒップホップ色を強めた。

サテライト・ラヴァーズ

このアルバムには当然ドラムの音も入っているので、それはサポートミュージシャンが叩いているんだろうね。音は確実に生ドラムだし、90年代の打ち込み事情を考えるとまあ間違いなく生でしょう。

現役で活動していた当時は、まさに知る人ぞ知るといったバンドだっただろうけど、こうやって昨今のシティポップブームによって発掘され、大きく評価されるって、音楽家としてはこの上ない嬉しいことだろうな。

ギタリスト的な視点だと、ギターのカッティングがとても心地いい。この手のカッティングって、なんとも言語化しにくいけど、邦楽的と言うかとにかく洋楽のカッティングのニュアンスとも違っている。

一曲目の「Best Friend」のカッティングが一番好きかな。ほぼずっと、A F#m Bm EといったⅠ Ⅵm Ⅱm Ⅴという非常にベーシックなコード進行なのに、ギターのカッティング中心に彩り豊かに曲を仕上げていく曲調、とても好きだ。

途中まで書いた段階で下書きに埋もれていた記事だけど、こうやって眠らせておくのも勿体無いし、後半ちょっと書き足して公開。

むしろ、今頃公開することにとって、夏頃ゲリラ的に一部の音楽好きのおすすめ欄に急に現れていた現象も落ち着いているだろうから、いいタイミングだったりして。

せっかく28年越しにYouTubeを通して多くの人に広く聴かれている名盤、是非とも聴いて下さい。


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