
初めての産休・子育てを一から学ぶために読んだ本
初めての産休。
産休中はとても退屈。忙しくもやりがいを感じていた仕事がぷつっとなくなったせいか、メンタルも下降気味。
だけどまだ母になる覚悟ができていないからか、
「ずっと産休が続けばいいのに」とも思う。
そんな不安定な心を晴らすには、子育てのことをちゃんと知る必要があると思い、読んだ本が3つ。
1. 0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!
巷でよく聞く「モンテッソーリ教育」。
「モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園が人気」、とか「おうちでできるモンテッソーリ教育」なんて話をよく聞く。
モンテッソーリ教育とは、以下のような教育法。
モンテッソーリ教育は子どもを観察することによって見出された事実に基づく科学的な教育法です。その基本的な考え方は「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)」が必要である」というものです。大人がすべきことは、何かを直接子どもに教え込むことではありません。子どもの発達がどのような形ですすんでいくかを知り、子どもを観察し、環境を整えることです。
モンテッソーリ教育は早期教育ではなく、適時教育。
重要なのは「子どもの発達に見合った環境をつくる」ということ。
この本には子どもの発達段階に合わせて、こんなことしたらいいよーというのが書いてあります。
逆にまだこれはやってはいけない、という注意事項も書かれています。
例えば、
まずは写真やアニメではなく、本物を見せて、そのものの名前を聞かせること。
「動物園の動物」「スーパーの食材」などの実物を見せるのが重要。
ただし初期から「これはなぁに?」と質問に答えさせてアウトプットを求めてはいけないのだそう。
子どもの発達段階に合わせたやり方があるということを、知識として知ることができてよかった。
とりあえずざっと全体を読んでみましたが、子育てをしながら時期に合わせて読み直そうと思う。
2. ちょっと理系な育児 母乳育児編
産院で、「第一子の母乳育児はうまくいく確率の方が少ない」と聞いたので読んだ本。
赤ちゃんが上手に効率よく母乳を飲めるようにするための方法が書かれているだけではなく、
母乳が出るメカニズムが生物の教科書のように解説されている。
生物学専攻の私は楽しみながらスイスイと読めてしまった。
回数や時間間隔は気にせず、なるべく赤ちゃんが欲しがるだけ授乳することで、必要な分の母乳が生産されるようになるのだとか。
「母乳育児ってなんとも生物的でいいなぁ」と関心。
生物学好きの私は母乳育児へのモチベーションが上がった。
母乳育児が難しかったら即ミルクに切り替えてしまおうと思っていたけど、この本のやり方に則って、しばらくは母乳で粘ってみようかと思う。
3. 場面別に楽しむ「語りかけ」 -0〜4歳赤ちゃんのことばが育つ-
私は自分の「ことば」に自信がない。
妊娠中からお腹の赤ちゃんに話しかけるとよいと言うが、なんと話しかけていいか、未だによくわからない。
そんな私が赤ちゃんに適切なことばを教えられるのだろうかと不安になり、読みました。
この本は一方的に言葉を教え込む「ことばがけ」ではなく、あくまでも子供に寄り添うコミュニケーション=「語りかけ」をするための本でした。
この本はモンテッソーリ教育と同じく、成長段階に合わせた語りかけの手法が紹介されているので、子育てをしながら時期に合わせて読み直そうと思います。
以上の3つの本を読んで知識がついたおかげで、子育てへの不安も和らいできました。
むしろ「知育おもちゃをたくさん買ってあげたいなー」とか、ワクワクの方が大きくなってきました。
ただしあまり本を読み過ぎると完璧な育児に固執してしまいそうなので、育児本を読むのはこれでストップ。
出産への準備はやりきったので、残りの産休時間は自分の好きなことのために使いたいと思います。