ひとり反省会:Googleマイビジネス 活要セミナー
沖縄県でGoogleマイビジネス 活用セミナーの実施
8月2日にGoogleマイビジネス のセミナーを沖縄のホテルチッタ那覇で実施しました。ウェブ解析士マスターで仲良しの山口くんからお声がけをいただき、夏の沖縄観光も兼ねて実現。
今回の件で、様々な課題や新しい出会いや気づきも得られたので、大変だったけど、改めて良かったなと。 感想をつらつらと書いていきます。
「地方創生」より「地域共創」
「地方創生」言葉の響きもかっこいいですし、テーマとしてもとても良い。
これ自体を否定する気はないですし、自分自身今まで何度も何度も使ってきました。ただ、若干腑に落ちないところがあって、それは何かというと言葉の意味をあまり理解していない・・・どこか地方創生という言葉が雲をつかむような言葉にも感じていました。
地方創生は、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的としています。
例えば、東京の人が「地方を良くしたい」というメッセージで地方創生を掲げたとします。私がただひねくれているだけなのかもしれませんが、どこか「余計なお世話」や「お節介」なようにも聞こえてしまうのです。「都市」に住んでいる、仕事している人が「都市と地方」を比較して「地方」を良くしたいっていう言葉を使うと、「都市のほうが上で地方の方が下の立場」のような意味が含まれているのではないかと。実際のところはどうですかね・・・。
そんな感じで言葉を探している時に、もっと良い言葉があるのではないか、と考えていました。文字を分解して、再構築する・・・ どこぞの解析士っぽいですね。
「地方」なのか「地域」なのか
私のそもそものスタンスを伝えると、プロジェクトに参画しながらも「地方活性化」や「中小企業を支援する」という思想や心情はありません。ただし、これらも否定していないです。今働いている企業は「株式会社アスコン」です。洋服の青山がある「青山商事」の仕事もあれば、本社が広島県福山市にあるので、地域の小さな仕事まで幅広くあります。このようなケースが例外なのかもしれませんが、大企業であっても中小企業であっても自分のできることをまっとうするしかないんです。みなさんも企業の規模で仕事のスタンスを変えていないと思うのですが、それなら、中小企業を支援するは「企業の狙う方針やターゲット」であって、あなたの方針とは違うのではないかと。話がこんがらがりそうな話で申し訳ないですが、相手を選んで仕事しない方なら、企業の規模で仕切り板をつけてはいけないのではないかと。
そんなことを前にウェブ解析士マスターを目指した上級ウェブ解析士のアシスタントの子に偉そうに語ったことがあります。そんな彼女と今回一緒に同じ仕事ができているのはこれはこれで感慨深いものがあります。
話がだいぶそれました。「地方」は反対語に「都市」があるので、比較されやすい言葉なんだと思います。都市でもよく使う言葉で似たようなものに「地域」があります。なんか地方活性化より地域活性化のほうが、身近な感じしませんか?勝手な解釈ですが「地域」にはその土地の文化で構成されている括りという意味合いがあるのではないかと思います。
創生→共創
地方より地域のほうが良い感じがする。これであと50%です。創生って
創って生まれる・・・どちらもクリエイティブな感じですよね。もし、付け加えるとしたらなんだろうって考えました。ぱっと思いついたのが、「共」です。ちょうど先週、映画館で「もののけ姫」を見ていて、最後にアシタカがサンに「共に生きよう」って言うんですよね。一緒に創り上げていくことがしたい・・・そんな感じで「創生」よりも一緒に創る「共創」が良いこんな感じで良い感じの言葉が生まれました。「地域共創」・・・うん言葉の響きも悪くない。ドヤ顔まるだしです。。
検索結果15,100,000件ヒット・・・。はぁ恥ずかしい。
「共創」の漢字変換してたら、「狂想」が出てきます。この一連の流れは狂って思い描いていたのかな・・・と自虐も出てきました。。。
沖縄を情報発信の起点にしたい "Local to Local"の実現
今回のイベントを江尻さんに伝えたところ、大きな動きがありました。
その形になったのがこちら・・・
なぜ沖縄なのかという話をするときに、江尻さんと山口くんと自分でこんな話をしてました。
沖縄プロジェクト
沖縄県のデジタルトランスフォーメーション促進のための支援活動を展開
コンセプトはLocal to Local ,0→1)
・スマホ中心に学べるデジマセミナー
都内にいるから情報がたくさんあるわけではない。人口に比例して東京発が物量的に多いからしょうがないなら、情報の物量で沖縄を一番にすればいい。全体構想の軸を、やりたいことをできればローカルから世界のローカルに置きたい。
・未経験者向けデジタルマーケティング講座
・スマホ中心に学べます(一部パソコン)
・個人事業主でもつかえる無料低価格ツールを使います
一番を沖縄でやるのかの理由付け。沖縄が一番単価が安い社会的弱者(企業立ち位置として)。インターネットは地域間を超えるが今現状はできていないので変えていきたい。労働者の最低賃金が沖縄最低だってことを変えたい。沖縄でやる理由がそれ。東京でやったら普通に集まるが、そうじゃない。沖縄発が面白い。
なにも考えず、熱量と勢いばかりの「できるかわからないが何かを変えたい」という思いが先行しているのですが、こんな感じで江尻さんに賛同していただいたので、当初観光兼ねてのセミナーだったものが大きなプロジェクトになっていきました。このあたりは山口くんの手腕がとても大きいです。
資料の葛藤・・・
セミナーの資料が完成したのは8月2日の13時45分です。セミナー開始直前までずっと資料を作っていました。正直な話、Googleマイビジネスについて、詳しいわけではありませんし、そこまで自分自身使いこなせていなかったです。あーーやばいどうしようどうしようというところから1ヶ月死に物狂いで調べていました。調べまくっていたらどんどん魅力があることにも気づき、社内で提案したら採用されたりしています。公私混同っていうわけではないですが、この内容が役立つものであるということには確信がもてました。
資料作成の時に、山口くんはGoogleマイビジネス を活用して社内でどんどん提案していった経緯もあるので、自分は何ができるかを結構考えていました。セミナーのイメージをしたときに「人を動かすセミナー」でありたいと思いました。そうすると、セミナーを分解してイメージしていたのは、「やらないともったいない」と思わせる魅力を伝えるのと同時に、「こんなに簡単にできる」っていうこと。そんなことを考えたら、役割分担が明確になりました。自分は使う時に不安解消できる資料=マニュアルを作ろう。
作業は途方もなく終わらない・・・なんど諦めそうになったことか・・・。
資料作成はマニュアル作成になったので、本当にしんどかった。。前々日に失敗する夢見て魘されてました。元々整理が得意ではないので、これはこうでこうなってという手順を書いていったり、このツールはどうなっているのか調べては残していったりと、ゴールが本当に見えなかった・・・。でもやらないと終わらない。ずっと終わるまでやり続けるという形でやっていました。弱音もはいたし、でもここで1つ大きなことを学べたことがあって、この資料をもらって喜んでほしいという人がいるだけでけっこう最後まで頑張れることができました。昔の音楽の歌詞のような話ですが、でもそんな想いは自分にとって強い武器になりました。
沖縄感を満載にした資料にしたい
資料の体裁より中身が大事だったり、相手に合わせた資料をつくるのってどうなの?ってよくあったりします。もちろん、(仕事なら)99%同意します。今回のセミナーはオンラインでも開催しますが、あくまでも沖縄の人のためにやりたい。そんな沖縄の人へのメッセージという意味で、沖縄らしさの資料にしていました。
ステレオタイプな人間なので、沖縄らしさの限界はこのくらいなのですが、
それでも少しは沖縄への想いがつたわればいいなぁなんて思って作ってました。小さな努力や想いって基本想っているだけで伝わらなくても仕方ないと思っているのですが、SNSで嬉しいつぶやきもあったようななかったような・・・まぁこんなこと言い出したから、資料の体裁を自分で全部やってました。(でも結構楽しい・・・)ちなみにページ数は107ページ・・・。
沖縄唯一のウェブ解析士マスター:山内さん
今回のセミナーで僕も山口くんも江尻さんも足りないものが1つあって、それは地元沖縄のウェブ解析士という存在です。地域共創と音頭をとるならば、やはり地元が良いわけです。そうすると、なんとか自分のパートに山内さんが参加できないかなって考えるようになりました。。。
考えだすと、どうしてもやってみたくなっちゃうんですよね。。最初は軽く話す感じだったんですが、最終的には2つくらいの章を話してもらいたいなと。ちなみに、twitterや大阪のイベントで一度話したくらいですが、深く話したことなく、沖縄でほぼ打ち解けた仲です。それでも当日お願いして、「無茶振りすぎる」という褒め言葉をもらいながら、実際になんなくやっていただいた山内さんには感謝しかないです。たぶん山内さんだからなせた業だと思います。
そして、やっていて気づいたんですよね。コラボすると相乗効果が生まれていくって感じ・・・めちゃくちゃやっている側は楽しかったです。(少なくとも自分は)ラジオっぽいって感じであーなんかそんな感じもします。
寺岡さんと中村さんが遊びにきてくれた!!
今回のイベントで山口さんが誘っていただいた結果、中村さんと寺岡さんが遊びに来てくれました。こんなタイミングでというのもあるのですが、心強い存在でした。とくに中村さんには前からずっと嫉妬をしまくっていたのもあり、あまり話す機会もなかったので、今回の機会で話すことができてほんと良かったです。今回、沖縄では県独自の緊急事態宣言も発表しており、開催自体も危ぶまれていました。オンラインでも仕方ないということに対し、何度も諦めの悪さを出していました。最終的に十分に空間を確保された場所で関係者の方やウェブ解析士協会以外呼ばないという形で実現したのですが、たぶんですが、セミナーにその場で聞いてくれる人がいるといないでは全然違うんですよ。。楽しくなるんですよね。。
最後に・・・
もしかしたら、このコロナの中でリスクもあり、非常に不謹慎ということもあるかもしれません。ただ、今回の件は1ヶ月以上前に予約していて、このような事態が起きることを予測するのが難しかったこと。そして、できる限り十分に配慮したこと。実現のために最終日まで奔走したこと。裏方をすると細部の細部までこのセミナーを良くしようと動いてくれた山口くんには頭があがりません。東京から参戦してくれた高木さんや、今回セミナーを当日参加を考えてくれた方やオンラインで受講していただいた方、本当にありがとうございました。そして第2段ができるようにこれから動いていきたいと思います。おわり。