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徒然継続日記vol.8

5-3. プロットを作ってみよう

主人公の設定からプロットの原型を作る

  • 主人公に聞いてみましょう!
    Q1:あなたの欲求はなんですか?
    Q2:欲求はどのような目的を達成することで満たされますか?
    Q3:物語の最後にあなたの欲求は達成されますか?

  • そのゲームをイメージして次の問いに答えてください。
    Q1:主人公は目的達成のためにどのような行動をとりますか?
    Q2:主人公とその他のキャラクターでどのような葛藤が生まれますか?
    Q3:物語の結末で起こる、主人公とその周囲の変化はどのようなものですか?

  • プロットからアイデアの種が見つからない場合

    • 主人公の設定を見直す。→「目的、欲求、動機」に注目する

    • 主人公の目的に対して「なぜ」を問いかける。

プロットの大枠で文脈を作る

  • プロットの原型ができたら大枠を作る。大枠を作る上での工程は以下の2つ

    • 1. 各パートは1行でまとめる

    • 2. それぞれの事件に因果関係を持たせる

(例)プロット
現代の日本で病気の妹にリンゴを食べさせたい小学生の主人公

リンゴを手に入れて妹に食べさせる

つかみ:妹にリンゴを食べさせようと家の中を探し回る
発展:町で凶暴な犬に追いかけられる
危機:見知らぬ町で迷子になる 
結末:さまよい歩くうちにりんごの木を見つける

つかみ:〇〇(原因)だから▲▲(結果)になった。
発展:▲▲(原因)だから□□(結果)になった。
危機:□□(原因)だから■■(結果)になった。
結末:■■(原因)だから●●(結果)になった。

ここを埋めていく。

プロットは「積み上げ型」「パズル型」のパターン

  • 「積み上げ型」:順々に作っていくパターン

  • 「パズル型」:最初に自由に事件を作って繋ぎ方を後から考えていくパターン

  • 積み上げ型は理想だが、積み上げてきた原因で行き詰まったときに因果関係が特定しづらい。

  • パズル型は不要になったものは削除できる。

4つの事件を具体化する

事件に求められる3つのポイント
①物語を前進させる
②主人公に葛藤を与える
③キャラクターの本性を明らかにする

各パートのテンプレートを活用する
①パート:
②原因と結果:
③登場キャラクター:
④主な舞台:
⑤目的:
⑥事件の内容:
⑦主人公の葛藤;
⑧※
⑨その他:

①パート
・「つかみ、発展、危機、結末」を記入
②原因と結果
・プロットの大枠にある原因と結果を記入
③登場キャラクター
・主要登場キャラクターを記入するところ
④主な舞台
・事件が発生する舞台
⑤目的
・主人公の目的(例)監禁された部屋から出る
・制作上の目的(例)主人公の過去を描く
⑥事件の内容
・①や②を見ながら、事件の内容を具体的に書き込んでいく
・細かく書き込む人もいる。慣れるまでは細かく書いてみる
⑦主人公の葛藤
・事件内で起きた主人公の葛藤を描く
・面白みがないと思ったら思い切って作り直す。
⑧※
・つかみ:プロットポイント1
・発展:ミッドポイント
・危機:プロットポイント2
・結末:主人公の感動が頂点に到達するエピソード
⑨その他
・情報の補完、特記事項、伏線、選択肢の有無、使うかどうか悩んだアイデア、シナリオ化における留意点を書き込む項目
・手に入れたキーアイテムなど書くと効果的。

プロットを書く上での再度確認するべきこと

  • 事件がパートの要件を満たしているか

  • 事件が文脈で結ばれているか

  • 主人公の感情が大きく動く葛藤が描かれているか

6.ゲームシナリオを書いてみよう

ゲームシナリオの特徴
1. システムの合間に読むもの
2.選択肢の中から生まれる「マルチ」はゲームならではの特徴

専門的なポイントで挙げると、指示文を書くのも特徴の1つ
指示文:演出をプログラマーやディレクター、スクリプターに伝える。

指示文の特徴
・背景
・キャラ
・キャラ位置
・表情
・BGM
・SE(サウンドエフェクト)
・VE
・キャラクターの表情
・漫符
・カットイン

会話や文章の注意すべきポイント 

  • 不自然な位置での改行

  • 読みづらい句読点

  • 情報の詰め込み過ぎ

  • 難読漢字の多用

ゲームシナリオの核となる「セリフ」

  • 吹き出し型のウィンドウにテキストを表示するケースが多い

  • 1ウィンドウに表示できる文字数が少ない

  • ナレーションや地の文より、セリフの方が読みやすい

キャラクター性を文字にする

  • キャラクターのセリフを性格や価値観、環境、出身地、年齢、社会的な立ち位置、職業などによって変化する。

  • とにかく、そのキャラクターを喋らせてみること

  • セリフに反映が見えづらい時は職業に注目すること

  • 職業には専門用語という具体的な言葉選びがしやすい利点がある。

  • セリフは「容姿」「名前」に次ぐキャラクターの第3の顔

「対照」でかけ合いの質を上げる

  • 流れがスムーズであるほど自然な掛け合いになり、勢いがあるほど力強いドラマが生まれる。

途中だけど、今日はここまで。

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