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【0362】迷いやすい駅ってありませんか
知らない街の初めての飲み屋さんを訪れるとします。駅前ならばともかく、少し離れた繁華街にあるお店の場合、昔だと紙の地図を頼りに、今どきだとGoogleマップとかを頼りに歩いて行くわけです。ひとしきり飲んで、お店を出る際、右に行くか左に行くか、帰り道を勘違いすることってありませんか。私は方向音痴なので、そういうことが間々あります。知り合いと一緒の場合は、おいおい違うよ、反対方向だよと声掛けされて事なきを得ます。独り酒の場合は、少し歩いてから来たときと景色が違うことに気づく訳です。
さて、そんな方向音痴の私が迷いやすい駅があります。典型的なのは西日暮里駅です。地下鉄千代田線と、JR山手線&京浜東北線が直交している駅です。千代田線からJRに乗り換える際には、階段もしくはエスカレータを上っていきます。上がりきったところで、JRのホーム、島式ホームが上り下りと2つある訳ですが、どちらに行けば良いのか、頭の中で判断できなくて、いつも案内表示を頼りにしています。案内表示を見ないで歩き出すと、飲み屋の帰り道と同じように違ったホームの方向に向かっていることがあります。
似たような駅としては、新松戸駅があります。常磐線と武蔵野線が、やはり直交しています。新松戸駅は地上駅ということもあって、西日暮里駅ほどではないですが、やはりまごまごすることは無きにしも非ずです。
秋葉原駅は駅が大きいので西日暮里駅や新松戸駅のようなことはありません。新越谷駅と南越谷駅は、やはり直交している路線の乗り換えですが、いったん駅外に出るので、迷ったことはありません。
最近、梅島駅で乗り降りする機会があります。梅島駅は変形の島式ホームになっています。ホーム幅が狭いことから、上り線と下り線が完全にずれて設置されています。上り下りの列車の停車位置の後方、駅の中央付近に駅の入口へのアプローチ、上り専用と下り専用のエスカレータを挟んで階段が設置されています。これまで何度も乗り降りしているのですが、いまだに戸惑っています。乗車時には上りエスカレータを使うのが楽ちんなのですが、まごまごするのがいやなので階段を歩いて上っています。
結局のところ方向音痴は治らない。それぞれの場所や状況に少しずつでも慣れる、あるいは地図や案内を頼りに歩くしかないことを絶えず再認識して過ごしています。今回の記事も、だから何という話で恐縮です。
2024年11月30日(土)公開
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