視聴者厳選する実況者が好きだという話

私の性癖についてをば

ここでいう視聴者厳選する実況者とはコメントブロックをするような人達のことではなく、己の生き様のみで勝手に視聴者は厳選されてしまうような人達のことです。

私がこのタイプの実況者にはまったきっかけはぷるにゃーという実況者からでした。残念ながら彼がニコニコ動画に投稿したものはすべて削除されていますが、現在youtubeで細々と活動をしているので気になる方はチェックしてみてください。（なお、彼の性格を鑑みてここにurlを貼るのはやめておきます。）

ぷるにゃー（以後ぷもさんと呼びます）を初めて知ったのが「マリオ64 ①コイン禁止②敵倒さず③ノーダメで実況プレイ #01 」こちらは本人ではありませんがyoutubeに転載されているので今からでも見れます。

動画の冒頭で壮大なOPが流れたと思ったら、変なしゃべり方の男性が現れまれ、特に中身のない実況を続けます。縛りプレイなのですが、縛りプレイの説明をしようとしても話題があっちこっち言ってなかなか本題に入らない。そんな中ぷもさんは言います。「これはリスナーの皆さんにとっての縛り動画でもありますからねｗ（中略）ぷるにゃー動画の風土を味わってください」

初見の時は笑いながら、なかなか衝撃を受けたような気がします。こんな実況動画あっていいんだと。あとぷもさんは縛りプレイをするとき、なぜ○○をしてはいけないかという設定を考えてくるのですが、この動画内でその説明をするとき「一生懸命考えたんで聞いてくださいｗ」と言ったときに私の心は奪われました。しょうもないことを必死に考えてそれを聞いてほしいというある種のかわいらしさが私の心をとらえました。

結局ぷもさんのマリオ６４シリーズはすべて見ましたし、それ以降のシリーズもすべて見ました。前述のとおり現在は活動をあまりされていないのでぷもさんの動画をみる機会は減りましたが、それ以降好きになる実況者というのがだいたい似たような系列になってしまいます。

彼らに特徴的なのはゲームに対しての真摯な姿勢です。上記のマリオ６４シリーズは一見無理なところも何度も挑戦して成功したり、縛りに対して真摯な姿勢が見れました。また私の好きなポケモン実況者に鈴木けんぞうという方がいるのですが、彼の声はお世辞にもきれいとは言い難く、生配信はひたすらマシンガントークなので初見にはきついですが、１０画面を使い５０時間以上かけたポケモンの検証動画を投稿していたり（なお動画は５分）、かなり真面目に検証していることがわかります。

彼らは周りを気にせず、自分のやりたいことをやりたいようやっていて、それが本気だからこその真摯さなのだと思います。

自ら視聴者を集めようとしなくても、視聴者が勝手に集まってくる。それが視聴者厳選者の特徴なのだと思います。