新卒の頃の私と38歳になった私(2)
辞めたいとアンケートに書いた私はすぐに呼び出されました。
「あのアンケートに辞めたいって書いたやつはお前が初めてだ笑」
だって、全然楽しくないし、男ばっかりでタバコ室で休憩しながら談笑してそこで大事な情報共有して、私は知らないままだし、プログラ厶について、
「これはなんの宣言ですか?」って聞いたら
「おまじない」
って言う全然答えになってないこと笑顔で言うし、全体的に合わないなと思ったのです。
辞めることについてはもちろん葛藤もあり、親が悲しむかなと思ったのが一番引っかかったことでしたが、引き返すなら早めがいいだろうと思ったのです。
面談した部長は
「プログラムは頭の中で構造を組み立てないといけない。それができないのは向いてないのかもな。」
とのコメント。これ、今でも引きずっています。
私はプログラミングが向いていない。
そもそも好きじゃなく、仕方なく始めた仕事でしたが、やるからにはちゃんとやりたくて細かく聞いてたりして頑張ってたので、改めてそう言われるとショックでしたね。
あとから聞いたら、当時やってた言語がVisualC++という、世にもめんどくさい言語で、ポインタで躓いたのが原因だろうと。
処理を書く順番バラバラで、他の人が書いた処理を読み解くのが大変でした。
それをいちいち細かく聞くもんだから、当時の先輩たちから「あいつは細かい」と裏で言われ、先輩たちを辟易とさせていたようです。
やっぱ適材適所って、大事よね。
ただ、仕様書は読めるし、どういう処理を書けばいいか日本語では理解できるので、なんでプログラミングだけ書けないのか、分からなくて悶々としてました。(今思えばポインタのせい)
私にはプログラミングが向いていない。
人生二度目の挫折でした。
(一度目は大学入試の前期に落ちたとき)
この呪いはこの先10年ほど続きます。
つづく