だから嫌いなんだ
2022年6月11日 ポケモンジャパンチャンピオンシップス
つまり、ポケモンの日本一を決する大会。
娘の挑戦が終わりました。
結果を書くのもつらい3-3。完走することもできずに強制ドロップ。
何も残せないまま終わってしまった悔しさで、
娘も僕も号泣しました。
色々なものが崩れ落ちた気がした
積み上げてきたものが全て否定された気がした
結果が出てしまうと、もう誰の記憶にも残らない
単純に「終わった」と感じた
全ての勝負事において、勝者と敗者が必ずいて
敗者はただ去ることしかできず、何を言っても
何を想っても、敗者の声は何の意味も成さない
競争とは、勝つ以外に価値を示す方法がない。
娘の頑張りは誰よりも親である自分がよく知っているし、
今までやってきたこと、経験したことは必ず力になることもわかってる
でも、負けると何も残らない。
競技シーンに入って、何度も悔し涙を流す娘を見る
涙の数だけ強くなれるのなら、相当強くなっててもおかしくない。
結局そんなの敗者の言い訳で、優勝する以外に解決方法はない。
毎回毎回辛い、悔しい想いをするのなら、もう辞めてもいいんじゃないだろうか。僕はそう思ってしまう。
勝者がいれば必ず敗者がいる。敗者の屍の頂点に立つ者が勝者だ
そんなシビアな世界が大嫌いだ
みんなそれぞれ頑張った歴史があるのに、報われるのは勝者のみ
敗者は誰からも褒められないし、慰めはただむなしいだけ
負けた瞬間、勝てない頑張りなんか意味がないと突きつけられる
悲しすぎる
辛すぎる
もうすでに僕の心は折れている
娘がもう辞めたいと言うなら、今すぐ辞めて楽になりたい
そんなことも期待した
子供が泣いているのを見るのは、自分の心身が削られるようだ
僕は勝負や競争から常に逃げてきた
負けるのは嫌いだけど、勝つのも嫌いだから
勝てた瞬間は勝った喜びより、負けなかった安堵の方が強い
負けた時は、自分がその程度だと答え合わせができた気がして
勝負が終わったことに安堵する
とことん競争に向いていない性格なのは昔から理解している
だから、自分で進んで勝負に行くことはなかったけど、
まさか子供を通してこの世界に踏み込む日が来るとは思ってもいなかった。
そして、子供を通して自分が大ダメージを喰らっている。
だから勝負は嫌いだ
勝つのも負けるのも嫌いだ
子供が泣いているのを見るのも嫌いだ
もうポケモンカードが嫌いになりそうだ
みんな1等賞でいいよ…