夢にまで見たテレビCM 【うたすと２】
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これは・・・夢？・・・なんだ！？
９月２３日、午前５時４５分。
私は、ハッとして目が覚めた。
目が覚めた理由は、
直前まで見ていた夢
にある。
やたらと、ハッキリとした夢だった。
総天然色の、アニメ調の夢だった。
私は洗濯物を干していた。
飼い犬のケージの中に敷いている、吸水性のある厚手の敷物で、乾燥機だけでは完全に乾かすことができないので、除湿器を掛けながら室内で干すことにしているのだ。
誰だって、湿ったベッドで眠りたくはないでしょ？
シートを洗濯ばさみで留めている時、見るともなくつけていたテレビから、耳に馴染んだ音楽が聞こえてきた。
イントロの、木管楽器を思わせる音楽と共に、宇宙空間に浮かんだ青い地球を見下ろしている。
画面中央の地球は、ズームインしてどんどんと大きくなっていき、やがて周囲が空になり、雲を突き抜けて、グランドキャニオンを思わせる、荒涼とした巨大な峡谷が姿を現した。
その、テーブル状になった頂上に、６体の生き物がいた。
いかにもすばしっこそうな、黄色いリス。
ひと際目立つ巨体の、真っ赤なドラゴン。
立派な体格の、緑珀色のペガサス。
キラキラ輝く、瑠璃色のウサギ。
上空を優雅に舞う、空色のファルコン。
絶え間なく口を動かしている、薄紫色のハムスター。
なんとなく、
「あ、私、ハムスターなんだ」
と思った。
カメラはそのズームで固定され、６体の動物を中心にパンするように動かされた。
アングルが６体の後ろから、同じ視線の先へと固定されたとき、地面から岩の塊が浮かび上がって来る。
ゆっくりと上空高く昇って行く岩の塊に目掛けて、黄色いリスが勢いよく指を差して何事かを告げた。
声は入っていなかったが、様子からするに、「出撃命令」を出したようだった。
そこで、曲が変わった。
彼ピ・ピ・ピ～♪
軽快なリズムに乗って、６体が飛び上がると、岩の塊への攻撃を始めた。
噛みつき、引掻き、体当たりし、突っつく。
岩の塊からどんどん岩が剥がれ落ち、中から「うたすと２」のロゴが姿を見せ始める。
ラストは、赤いドラゴンのブレスだった。
その口から勢いよく吐き出された火球が、岩の塊にぶつかって大爆発を引き起こした。
６体は地面に降り立つと、土煙が落ち着くのを待つかのように、上空を見上げた。
やがて土煙が晴れると、そこからはネオンサインのように光り輝く
うたすと２
のロゴが現した。
６体は、それぞれの方法で喜びを表現し、やがてカメラは急速にズームアウトしていく・・・。
そして再び、始まりの地球の絵に切り替わる。
さきほどと違うのは、地球を覆い隠すように、「うたすと２」のロゴが画面中央を占めていることだった。
と同時に、曲も入れ替わる。
イントロの、オルゴールの部分だった。
そこから切なさが強く印象に残る抒情的な歌が始まると、画面いっぱいにテロップが流れた。
「うたすと２、全地球的に開催中。」
（渋い男声で、静かなMCが入る）
この言葉は、耳に残るフレーズと共に見る聴く者の脳裏に刻み込まれることだろう・・・。 うたすと２、絶賛開催中・・・。
って！
いやいやいや！！
「うっわ！ PJさん、CMまで出したのっ！？」
そこで、私は目を覚ました。
驚くほど鮮明に、記憶に残っていた。
だが、夢と言うのは、炎天下で食べるソフトクリームのように、すぐに溶けだしてその形を変える。
私は急いでスマホを起動し、ボイスデータとメモで、詳細に記録を取った。
イメージは新鮮なうちに残しておかないと、後にはベタベタの手指を洗うしか方法がなくなってしまうのだ。
つまりは、思い出そうとすることを諦めるしか、なくなる。
この夢は、そうするわけにはいかない。
伝えなければ・・・。
そして私は、隣で寝息を立てている犬の身体を優しく撫でながら、再び眠りの闇に引き込まれていくのだった。
今度は、どんな夢を見るのだろう。
夢にまで見たテレビCM
了。
こ ぼ れ ば な し
と、いう訳でございまして、私もフライング参戦（？）でございます！
もうね、一気に三曲も使っちゃったもんね。
「楽曲」っていうよりは「イベントそのもの」だけども・・・。
こういうのも・・・アリ？ かな・・・？？
あ、きちんと曲を聴きながら読んで下さいね！
歌まで聞いて、はじめて完成する作品なんですから。
この夢は、ほんとに見ました。
それに少し「お話風味」を加えて記事にしました。
ちょこっとPJさんに夢の話をコメントしたら、
「予算的に・・・。」
って言われちったｗ
現実っ！！（粗品風）
まあ、「今は」ね。
でも、この夢を見たことで、「八神の八望」に新たな野望が加えられました。
いずれ、全地球規模でこれやろう。
その時は、何か国語かでCM作らないといけない。
きっと、その時のために見せられた夢に違いない。
みんなに言われるんだろうなぁ・・・。
風呂敷がデカい！！！
・・・うん、さすがにこれは、私もそう思ったｗ