SF小説「ボクメガ」設定資料②
「ヒカリ」の陣営
メートル
?歳 「介入者」 188cm
「ヒカリの陣営」において、各時代各世界の事象に直接介入し、ヒカリの意図に沿う結果を導く役目を負った人物。ほぼ全能の存在であり、「ヒカリの庭園」という独自次元を持つことを許されている。
本作においては、コンタエナパーティーのサポートのため、苺花や真一郎を教育し、さらにアキツシマを改装する。
超然として掴みどころがない。
エナ
?歳 「ネェヤ」 153cm
メートルの補助のためにメートル自ら生み出した生命体。能力はメートルに準ずるが、自分から進んでその能力を使うことはしない。むしろ、周囲に溶け込み、調和を生み出す役目をすることが多い。
本作においては、メートルではなくコンタのサポートをすることになる。
また、アキツシマの面々にも適切な助言を与え、「結果」を誘導した。
嫉妬深く、わがままなように振舞うが、実は全て計算した上での行動である。
天性の妹キャラ、アイドルキャラであり、人の心を惹きつける能力に長ける。
歌が上手い。
AD2024
法理崑太(ほうり こんた)
17歳 高校2年生 162cm
本作主人公。ワケのわからないまま「ヒカリ」の意図に巻き込まれる。
地球で以前にメートルが「介入」したときの欠片を有して生まれて来ており、「結果」を導き出すためのピースとして使われた。
知力体力ともに、平均以下であるが、典型的「本番に強いタイプ」であり、いざと言う時の集中力と胆力は相当の物。普段の彼を知る者ならば、誰もが「無謀」と表現するだろうが、実際にやらせてみると、最良の結果を導き出す能力の持ち主。
高校のアイドル的存在、今井苺花を彼女に持ち、元の世界に帰ることを熱望している。
今井苺花(いまい いちか)
17歳 高校2年生 162cm
本作ヒロイン。学校一と言われる容姿の持ち主。生徒はおろか、一部教師まで骨抜きにされていると言われている。成績も優秀で、試験では常にTOP10に入るレベルである。
本作では触れられていないが、雨の中で車に牽かれた猫を公園に埋葬した崑太に一目惚れしており、進級してクラスが同じなら告白する、と心に決めていた。
ふんわりしているようで、自分で決めたことには誰がなんと言おうと譲らない強情な一面も持つ。裕奈曰く、「柔らかいようで嚙み切れない、グミキャンディのような人」。
森川真一郎(もりかわ しんいちろう)
17歳 高校2年生 181cm
崑太の幼馴染。おちゃらけたキャラだが、曲がったこと、弱い者いじめが大嫌い。
恵まれた体格で滅法ケンカに強く、地域では「ゴルゴ」の異名で恐れらている。自分からケンカを仕掛けるタイプではなく、降り掛かってきた火の粉を払っているだけだが、腕力に頼りがちな感じは否めない。学業もそこそこ優秀で、特に理数系が得意分野。
中学時代にヤクザに絡まれている人間を助けた際、ヤクザに連れ去られ、監禁、暴行された過去がある。その時、金属バットを手に単身駆け付け、ヤクザ達を殴り倒した崑太に救出された。以降、「命の借りができた」として崑太に付き従うような形になっているが、周囲がそれを真逆に捉えていることに不満を感じている。
仲裕奈(なか ゆうな)
17歳 高校2年生 167cm
苺花の親友。ショートカットの似合う活発な女の子。スペック的には苺花より上であるとする男子生徒もいるほどだが、男勝りで極度のシャイガールであるため、浮いた話は全くない。
学力だけなら苺花より上で、特に文系に強い。どことなく儚さの漂う苺花を守ることに使命感を感じている。
SE189
ナオ・オーウチ・ギレット
31歳 機構軍大佐、アキツシマ艦長 171cm
「宇宙探査艦アキツシマ」シリーズの主人公である。
「ボクメガ」は、その物語の一部を切り取ったに過ぎない。
才色兼備、硬柔併せ持つ、を地で行くような人物。
特に判断力に優れ、総合能力で機構軍唯一のS+評価を得ている。ジェナの話していた「アカデミーを7年で修了した人物」がこの人である。
14歳で機構軍の輸送艦操艦担当として赴任して以来、採掘艦、駆逐艦などでの勤務を経て、29歳でアキツシマ艦長に任じられた。機構軍での軍歴全てが乗艦勤務という、珍しいタイプの軍人。
ジャン・ルーベン・コーツ
50歳 機構軍中佐、アキツシマ副長 176cm
元統一地球政府の外交官として4期16年を勤め上げ、その外交手腕を買われて機構軍の探査艦乗務員へ引き抜かれた。
外交官として宇宙を飛び回っており、航宙経験は豊富。本人は政治家を志していたが、ギレットと引き合わされた時にその才覚に惚れ込み、引き抜きに応じた経緯がある。
モンス
225歳 中佐待遇、客員科学士官 233cm ヒュノトー人
アキツシマに乗艦している、唯一のヒュノトー人である。「ヒカリ」の研究者であり、ヒミコの託宣により始まった今回の任務のオブザーバーとして参加している。
礼儀正しく、いつも落ち着いている。ヒュノトー人にしては珍しく、旅や他人にあまり抵抗がない。
タウラ
26歳 少尉、航宙情報部センサー科主任 165cm
艦橋においてセンサー科員の班長として当直勤務中に、図ったように事件が起こる。「そういう星の下」に生まれたとしか思えない人物。
アキツシマに大ピンチをもたらした異相反応を検知できなかった、と責任を感じており、強行偵察任務では大活躍を見せた(後に、この功績が認められ、戦功勲章と中尉への特進が決まった)。
ショウ・ブリッツ
32歳 大尉、空間戦車セイバー中隊隊長 181cm
生粋の戦闘機乗りであり、「センス」の持ち主でもある。
電気式モーターカー全盛の時代において、内燃機関のモータースポーツを心から愛していて、故郷ミネソタで6台の車と2台のバイクを保有している。
崑太が操縦のためにゲーム用のコントローラーを使うという、閃きのキッカケとなった。冗談が好きで、ボケ担当。
ビギー・ビー(通称ビグ)
27歳 中尉、空間戦車セイバー中隊副長 173cm
戦闘用ドローンオペレーターから戦闘技術を買われて空間戦車乗りになった。新人の頃に指導官だったショウに、ほのかな恋心を抱いているようである。「センス」の持ち主である。
無茶をしがちなショウをフォローし、堂々と突っ込める数少ない人物。
それをあまり快く思わない上層部が、昇進を持ちかけて二人を引き離そうと試みているが、それを悉く断り、ショウのナンバー2であり続けている。
バリス
26歳 兵曹長、空間戦車セイバー中隊所属(新人) 177cm
セイバー隊に配属された新人空間戦車乗り。元は大型シャトルの操縦士だったが、戦闘に憧れて転属を希望した。
マーカス・ゴルディ
35歳 中佐、艦載機統括部隊長
空間戦車、ドローンなど、艦載機関連の責任者。
元空間戦車乗り。現場第一主義者。
リン・レンカ
33歳 少佐、施設整備部長
数字に強く、兵站のエキスパート。
マリア・ロサ・マシアス・ロドリゲス(マリーサ)
40歳 中佐、保安部長 185cm
平時にはアキツシマ艦内の警備を司る憲兵隊の長(ネオムサシシティ除く)であり、臨検上陸の際には先頭切って飛び出していく血気盛んなメキシカン。
ルチャリブレのレスラーでもある。
ケンジロウ・ウエシマ
55歳 中佐、機関部長 166cm
あらゆる動力のエキスパートである。その実直な仕事ぶりは機構軍でも高い評価を得ている。また、数々の博士号を持つ理論家でもある、アナログタイプのエンジニア。
ジェナ
19歳 少佐 補給部長 168cm
アキツシマとネオムサシシティの連絡役でもあり、ゲストを迎えた際のアテンドも行う。
補給部長としての仕事はほとんどなく、後に「広報折衝部長」となった。
ギレットに次いでアカデミーを短期間で修了した秀才である。
ヨーヘイ・ヒダカ
37歳 中佐、航宙情報部長 170cm
センサー、アナライズ、航宙図作成のスペシャリストであり、リアリストでもある。
優秀だが、逆張りをする傾向があり、それが時に臆病に取られる場合もある苦労人である。
おわりに
登場人物設定(note投稿版)です。
かなり簡略化してますが。
世界設定、科学設定、メカニックなど、続く予定です。
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