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八神の独り言 どんと祭の日。

1月14日は大崎八幡宮の「松焚祭」

本日は(投稿時点では、昨日。)私と縁の深い、大崎八幡宮の「松焚祭」が行われる日。普段は静かで人並もまばらな境内も、この日はたくさんの人が詰めかける、地元でも自慢の祭りでございます。

一般的には「どんと祭」として知られていると思いますが、大崎八幡宮では

「松焚祭」(まつたきまつり)

と呼ぶのがしきたり。もっと上の世代になると「しょうぼんさん」なんて言う人もいて、それこそ地元では各地から訪れるお客様のために、様々な準備をしてお出迎えします。

そんなわけで、私も今日は朝早くから実家に戻り、「準備」を始めました。
今日はその辺りについて、ちょっと「怖い話」も含めて記事にしていきたいと思います。

出るも入るも出来なくなるよ!

まず、どんと祭と言えばこれ。
大規模な交通規制が始まる16時になると、規制解除になる21時まで、もはや車では実家から出るも入るも出来ません。

これは八幡さんの御山近くに住む人々が受け入れなくてはいけない現実。
免許証(もしくは住所を明らかにできるもの)を提示すれば通してくれないこともないのですが、そもそも国道から一本入ると車のすれ違いすらままならない細い道路に、たくさんの往来者がおりますのでほんとに歩く程度のスピードでしか進めません。事実上の「通行不可」です。

なので、この日は仕事を休む人も多いですし、宅配をあえて頼む人もいないと思います。

基本は9時から焚き上げる正月飾りの受け入れが始まるのですが、地元民は早朝から外しておいた飾り付けをまとめ、八幡様に納めてから一日が始まります。

「ずるい」とか言う人もいる時代なので付け加えますが、そうしないと神社のお手伝いができないので仕方がありません。なにせ、9時からの受付には誘導や「燃やせない物」の確認のため、地域総出の勢いでボランティアに参加しなくてはなりませんから。

未だに不埒な輩がいて、ダメだと言うのにビニール被ったままの物とか、悪質なのだと「わざと」スプレー缶とか「かんしゃく玉」を紛れ込ませてひと騒ぎ起こそうとしてくるわけです。ほんと、神罰覿面ですからやめて下さいね?

防火対策も、しておかなくちゃならない。

高さ数十mまで火柱が上がるので、当然のように火の粉も飛散します。
それが「悲惨」な結果を生み出さないように、各自が家の周りを点検し、燃えやすい物は片付け、敷地や家の屋根には火が入る前にたっぷり水を撒いておきます。

今のところは起きたことはないと思いますが、万が一火災になったら大変です。冬の強風に煽られた火勢は、それこそ火を見るよりも明らかに恐ろしいものですし、消防車を呼んだところで前述の通りの交通状況ですから、消防車が来られません。

用心のため境内にポンプ車が数台入りますが、それはあくまで御神火が本殿などに飛び火した場合のため。「その場から動く」想定では止められていないので、動きは取れませんから「付近の火災」には対応ができないでしょう。

ここでも、地元民の「パトロール」が活躍します。
空き家や留守宅、高齢者世帯のために、数名ずつのグループが翌朝まで付近を巡回します。

毎年のことなので言っておきますが、「ゴミ集積所」だからと言って通りすがりの方々が曜日に関係なくゴミを捨てて行っても構わない場所ではありませんので、屋台で買った物の食べかすや空き缶、とにかくゴミを捨てないで下さい。ビブスを付けたパトロールがゴミ袋を持って巡回しなくてもいいように、ゴミは持ち帰りましょう。

当然のように、火災の原因になりかねませんので気付けばパトロールが回収しますが、「あ、これもお願いします!」なんてゴミを渡すような人間がいなくなればいいのに。ることを願います。

そして夢の跡。

引き続きになりますが、翌日の境内は酷い有様です。
いろんなところに、ゴミが落ちてます。

ひどいのになると、狛犬の台座の上をゴミ置き場にしやがる奴らまでいるわけで、人目に付かないところなどにはちょっとしたゴミの山ができている始末。

屋台の方々も退店時には片付けていくようですが、それはあくまで「店の周り」だけの話。境内順路、そこに至るまでの沿道、そしてその周辺に建つ一般民家の庭先まで、ゴミが捨てられてます。

これが、年々ひどくなる。
答えは簡単。
「外国人観光客」です。

もう、年を重ねるごとに多くの「外国語」を聞く機会が多くなりました。

ほんと、日本人より多いんじゃないの?
ってくらいに多い。

そうした方々だけのせいだという気はありません。
それを諫めることもせず、「じゃあ私も」なんていう日本人の多い事多い事。あのね、いくらそういう「長い物に巻かれやすい」民族性なんだとしても、倫理観まで人と併せてたら自分じゃなくなるからね?

自分家の庭にゴミ捨てられたら、イヤでしょ?
私もイヤ。
だからポイ捨てはしないし、ゴミは毎回持ち帰る。
みんなもそうして?

・・・ヤバいヤバい。
完全に愚痴になっとるwww

いいよいいよ、いいんです!
祭りで盛り上がってそれどころじゃあないんでしょうからね。
ぶーぶー言いながらも、来年もお待ちしてますよ!

で、もう一つの跡片付け。
「家の壁を流す」というお仕事が。
前述の通り、火の粉がたくさん飛んできますので、家の壁に黒い塗料で一捌けスッと流したように、煤であちこち「黒い線」ができてます。

車なんかも表面をサッと撫でたら、手のひら真っ黒になるくらいの煤が飛んできてますので、これらをジャーと流します。
ケルヒャー、大活躍!

たぶん、日本でも有数の「ケルヒャー所有率」誇ってる地域だと思うwww
そしてそれらが一斉に活躍する日でもあるわけです。

ここから違う意味で「怖い話」

さて、今までのお話も慣れていない人からしたら「怖いお話」だったかも知れませんが、ここからはホラーな意味で怖い話。

① 牛の刻参り
皆さんも一度は聞かれたことがあるでしょう。
あの、「藁人形に五寸釘打ち込むやつ」です。
ここには私の知る限り三つの藁人形が存在しています。

しかも、一つはこれでもかというほど「大量」の五寸釘が打ち込まれた、もうそれだけで狂気を感じる藁人形です・・・。

② 幽霊の出る洞穴
これもね、マジ(一部)です。
「洞穴」と言う訳ではなくて、「防空壕」だったらしいですね。

L字型で、奥行き5mくらいしかなくて、一番奥でも入り口からの光で結構明るいんですが、なぜか奥の段(防空壕として使用時に座席だった?)にこけしが数体、置いてあるんですよ。

これが、動くんです。
カタカタとかその場で回る、とかじゃなくて、まるで誰かがこけしで遊んでるような動き方で宙に浮いたり、倒れたと思ったら立ったり。

当時、冝保愛子さんがテレビの取材で来て、その時にもガッツリ動いたそうで、そのフィルムは刺激が強過ぎるってんでお蔵入りになったとか・・・。

こけし自体は、私も見てます。
確かに三体、ありました。動かなかったけど。

③ 八幡忍者
八幡神社の森には、忍者が住んでます。
時々、参拝客をスカウトに来るそうです。

「君も、八幡忍者にならないか?」
って。

で、OKすると連れて行かれます。

有名なのは、雄一郎君。
友達三人と遊んでて、スカウトされて雄一郎君だけOKしてついていったら、そのまま行方不明。

そして6年後に、6歳分年取った雄一郎君が境内で倒れているのが発見されたけど、外傷もないのに6年分の記憶だけがない。本人は、まだ友達と遊んでるつもりだったとか・・・。

一体、彼は6年間、どこで何をしていたんでしょうか・・・。

実はまだあるんですが、これ以上は八幡神社の「機動神主」に襲われてしまうかも知れないので、明らかにできません。

信じる信じないは・・・。
何とやら、と言うやつですね・・・。


全然、どんと祭の話じゃねーーー!

しかも、これ投稿するなら13日にはしとかないとダメな内容じゃんね?
終わってからアレコレ言われたってって話よね。

まあ、来年のためと思って下さいwww

それでなくても魅力満載の大崎八幡宮、本殿もキレイに修復されたばかりですので、どんと祭じゃなくてもぜひ!

オラほさ、来てけさいん!


(流鏑馬も、あるよ! 御神楽も、あるよ! 出店もたくさん出るよ!)


それでは、今夜はこの辺で。
おやすみなさい。
良い夢が見られますように✨✨✨


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八神 夜宵 |小説家
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