オタク昔話〜メディアミックスが無理になるまで〜

こんにちは。れんかと申します。

最初から注意事項になってしまいますが、この記事は別記事のおまけです。
一応、本体のリンクはここに置いておきましょうか。

始まります。

虚無人間、ラブライブ!を知る

あなたのオタクはどこから?

私はラブライブ!から!

中学進学後すぐにラブライブを知ったこと、それが今へと通じる私のオリジンです。逆に、それ以前の記憶がほとんどありません。小学校以前なんて、サッカーやって、いい子してたってくらい。今とは180°逆で、同じくらいカスみたいな日々の過ごし方でした。

中学に進学して、初めてオタクという”存在”と出会いました。当時の私は自分が無敵だと思っていたので、オタク君イジりを無意識に行なっていました。マジでごめん。いつの間にか連絡先途絶えてたし、成人式にも来てなかった(よね?来てたらマジでやべーな。もしそうだったらマジのマジでごめん。)ので、彼とは今でも仲良く〜的なエモ話はないのですが。彼があまりにも楽しそうに『らぶらいぶ』の話をするので、興味を持ってその日の放課後にその子の家でアニメ1期を何話か見せてもらいました。本当に無敵か?

で、ハマったわけです。だって、アニメ=子供のものって刷り込まれてたんですよ?それじゃ、こんな?こんな?!?!?!?!?!ってなりますわ。え?何???この絢瀬絵里ってヤツ????!!?!!!!!!?って。

正直、面白れー!というより知らねー!!という感覚ではあったのですが、むしろその方が良かったのかもしれない。仮に、ここで見たのがAngel Beats!とかだったら、へぇ凄いねで終わってると思うので。知らないモノに知らない手段で知らない場所に知らない衝撃を与えられた、という経験が大事だったんだと思います。

キャラのオタクになる

ハマったはいいものの、ここからが大変。私の両親は、典型的な”アニメはガキのもの”論者だったのです。まぁ、そうですわな。当時はまだまだそれが主流でしたし。
さて、ラブライブ!シリーズの醍醐味といえば「リアルライブ」ですよね。

突然ですが問題です。

Q. "アニメはガキのもの"論者の親に、「アニメのライブに行くから金を貸してくれ」なんて言ってみたらどうなるでしょ〜か!

A. そもそも言えない。

言えないですねぇ。現に、いよいよ隠し通せねぇぞ、ってとこまでは黙ってました。故に、μ'sファイナルもAqoursのイベも一切行けない。アニメも家ではなかなか見られない。じゃあどうする?

結果、中学時代の私のラブライブ!というかオタクとしての活動は、友人宅でのアニメ視聴G'sマガジンスクフェス生放送に集約されます。挙げた順序は重要度順ですね。ライブに行けない、という事実を生放送といううっっっっっすいメディアミックス要素で誤魔化してた訳ですね。あんまり面白いとは思ってませんでしたが。これが後々の事件に繋がります。

といった具合に、環境的にキャラクターとストーリーのオタクにならざるを得なかったのです。ラブライブ!SS板と過去スレまとめサイトには本当にお世話になりました。ここまでは、リアル側のコンテンツに触れられなかった訳ですが、最終的に触れないというスタンスを固めることになります。記憶を遡って、いくつか理由を挙げてみたいと思います

色々あった

色々ありました。

別に面白いアニメはいっぱいある

まずこれ。家でオタクであることを隠さなければいけない都合上、友人を頼る必要がありましたが、バレてしまえば、親の小言に耐えさえすればアニメなんて見放題です。

リアルタイムでやっているものは片っ端から、ネットで評判のものは近所のレンタルビデオ店で小遣い叩いて色々見ました。

知らない方がいたら大変なのでここで言っちゃいます。実は、ラブライブ以外にも面白いアニメっていっぱいあるんですよ。凄い。

キャラ中心のオタクとメディアミックスの食い合わせが悪い

上のは冗談として、これはキツかったですね。
先ほど述べた通り、僕は結構G'sマガジンからの供給に生かされてたんですね。サンシャイン!!はここからハマりました。ヨハリリが美味しくて美味しくて。あっ、※CP要素あり、です。不意打ちごめんなさい。

何にせよ、G's設定の桜内梨子さんは美術部所属で音楽もいける、はわわ系だったんです。ウソじゃないです、アニメとリアルライブ専の方。って感じで、アニメだと全然キャラが違うんすよ。特に、2期からは逢田梨香子 (cv.逢田梨香子)かて!ってくらい。

いや、初代でもG's設定とアニメ設定は結構変更点あったろ!って賢明なラブライ部員兄貴からは言われそうですが、キャラを演じるはずの声優さんが、むしろキャラを呑み込んでいるってところに違和感を感じた訳です。初代でもそういう要素はあったけど、あまりにもやりすぎでしょう、と。

分かっていたつもりでしたが、自分が楽しんでいるのはコンテンツのメインストリームではない、という事を公式から改めて突き付けられたようで、ちょっと…ってなりましたね。

そもそもリアルライブがあまり楽しめなかった

当然ですが、これが1番大きかったです。
サンシャイン!!からは、先に挙げた理由から離脱したので、入れ替わりにハマってたバンドリのライブにそこそこ行きました。

が!

あんまり楽しくない!!

惰性でメディアミックスのリアル部分も摂取してましたが、結局私は声優さんのファンじゃなかったんですよね。

バイト禁止の高校生からしたらたっけーチケットを買って、たっけーブレードを買って、数時間を過ごして、小首を傾げて帰る…これを何回かやったら……まあ、当然冷めますよね。

アニメやゲームなどの、多分運営側からしたらライブに誘導する、あるいはライブから派生させる経路であろう部分は楽しめるけど、肝心のライブが…どころか、「周縁コンテンツだとしても流石に作り荒過ぎないか?」みたいなことを感じる機会が次第に増え、「趣味でストレス溜めるくらいなら別のとこ行けばいいや」といった具合に長くメディアミックスコンテンツからは離れていました。

今はただ 虹に感謝を

でも、長いこと見てきたラブライブ!シリーズからは完全には離れられないんですねー。

で、半分諦めつつ見たニジガクのアニメの面白いこと面白いこと。ラブライブ!でここまでしてくるの?いいの????ほんと??????となるくらいにアニメだけを見つめた面白さには、無印を初めて見た時の衝撃に似たものを感じました。私の中にあったラブライブ!、ひいてはメディアミックスコンテンツに対するステレオタイプをぶち壊してくれるような。



という流れから蓮ノ空に繋がります。

ここからは"いま"の話。
昔話というタイトルを冠した記事では不相応でしょう。

今回だけは続きます。

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