イスの選び方
最近、「ちょっと良いイスを買いたいんだけどどんなイスがいいの?」といった事を聞かれる事が何度かあったので、ちょっとまとめたいと思います。(Facebookの投稿を修正してアップしています)
●予算
在宅とか、腰痛があるとかで、「体に優しい良い椅子が欲しい!」と思ったら、まずは予算4万円、できれば6万円~を用意。
6万円!?と思うかもしれないですが、6万円のイスを10年使えば年6千円。微妙なイスに座って体痛くなってマッサージに年2回いけば終わり、と考えると、高い椅子を買うのは実はコスパが良いのです。
5千円位:とりあえず座れる。イスといえばイス。段ボール箱に座るよりはいい。
1万円:夜仕事から帰ってきてから座ってちょっと作業するくらいなら。
2万円:腰痛とか気にならない人はよいのでは。なんちゃってランバーサポートもあったりする。なんちゃってエルゴ系もでてくる。(家具の有名メーカーでなければ、このあたりのが価格上限で、いろいろゴテゴテついてくるが・・・)
4万円〜:ランバーサポートがいい感じになってくる。肘置きの高さ調整など痒いところに手が届き始める。品質も安定し、5年以上10年くらいは気にせず使える物が増えてくる。在宅ワークなどでいいイスが欲しいとなったら、予算的にはこのあたりから上を狙いたい。中古ならイケてるハイグレード品も狙える。
6万円~:このあたりからガチ。細かい部分の調整が多様になる(ランバーサポートの強さ、リクライニングの反発、座面の奥行き、リクライニング方式)が調整できるようになる。金属(アルミ)パーツが増えて素材感もいい感じに。デザインも洗練される。このあたりは製品名が認知される。
8万円~:海外のブランドなど、イス好きが多く生息しはじめる。マネージャー向けのハイバック(背もたれが長く、ヘッドレスト付き)みたいなものも増える。
10万円〜:国内メーカーであればトップラインのモデルになる。海外の超有名チェアもこのあたりから。
ある意味では趣味の領域に近づく。所有欲も満たし、マイカーのような感じに・・・。
●フィッティング
イスは背もたれ重要!
深く腰掛けて、足の裏をぺったりつけて、膝が直角に曲がるように高さを調整して、背中側のベルトの位置がぴったり背もたれにつくかチェック。
できればランバーサポートという、そのちょっと上、おへその背中側のあたりをちょっと前に押し出すようなテンションがかけられるといい。
座面はふかふかしたり、逆にクッション薄くてお尻でクッションの下のフレームが感じられるようなのはさける(格安チェアに多い)
作業するオフィスチェアは、やわらかすぎるのはだめ。
でも、座り心地はやわかいほうがいい気がするから試しに座ると柔らかめを選んじゃう傾向があるので注意。長時間すわるならしっかりしてる方が楽。
座面は中央か後ろが少しくぼんでるのもアリ(くぼんでるとお尻の位置がずれない)
座面が前傾してると、だんだんお尻が前にずれてきて腰が丸まって背中のS字カーブが崩れて痛みになる。
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みなさんの在宅ワーク、学習の効率がよくなりますように!