栗きんとんをつくる。
鼻血がでた。
久しぶりにでた。
小さい頃、というか中学生くらいまではよく出ていた。
日常の中に当たり前のように鼻から血がでる時間があった。
朝、赤黒く染まった枕カバーをせっせと洗うことも、
鼻腔につたう血を察して一瞬でテッシュに手を伸ばすことも、
周囲であわわと慌てる人たちに、大丈夫です、と気を使うことも、
とにかく慣れっこだった。鼻血マスターだった。
ここ数日、「よく鼻血が出る人」の話を続けて2回聞いた。
どちらの人も子供の頃から出るから慣れている、というので、あー世の中には一定数鼻血マスターがいるんだな、でも同じクラスにいるほどの確率ではないのだーと思った。
とにかくよく出るから、耳鼻科で診てもらうと粘膜を焼いて出ないようにできるよ、と言われたというところまで同じだったな。
そういや最近は出てないなぁ、と思ってた矢先に。
すぅーっと。気づくよりも先に垂れてきそうなさらさらなやつが出た。
やぁ久しぶり、と挨拶なんてしながら止めた。
理由もなく出たのかもだけど、一応なんか鼻血が出る要素あったかなーとか考えつつ。
あれか、さっき味見した栗きんとんの、栗の甘露煮が甘すぎたからかな。
ま、いーか。
次は松風をつくる。さー正月準備。