旧暦12月望月祭式(令和4年1月18日)
旧暦12月望月祭式(令和4年1月18日)
日中は、断続的に雪が降り続いていたので、参拝は無理かなと思っていたのですが、どうやら、どうしても来て欲しいらしい。
出かける頃には、すっかり雪は降りやみ、なんとか行けそうな雰囲気。
運転席に座った時、ふと直感が頭をよぎりました。
『月が出る』
しかし、当地特有の分厚い雲が空を覆っており、どう考えても無理。
「無いよねぇ、やっぱり...。」
昼の雪、やっぱりいっぱい残っています。
手前に雪が無いのは、水を使った除雪装置のおかげ。
この便利な装置が無かったら、20センチくらいは積もっているはずです。
では、早速、行きましょう。
清水の水汲み
今回は、前日に水をいただいているので、水汲みは、無しです。
直接、御手水に行きます。
コロナ対策で、柄杓を置かなくなりましたね。
近頃は、柄杓で身を清める作法を知らない人も、多くなりました。
小言の多い爺さんになったようで気が引けますが、これ、大事な事ですからね。
あなたは、ご存じですか?
さて、手と口を清めたら、祭式開始です。
正面拝殿での祭式
今日は、とにかく寒い。
手が悴んでしまって、痛いくらいです。
先ず、お神酒をお供えし、テンシャを規定回数鳴らし、場を浄化します。
詳細は、秘術なのでナイショです。
ここでは、フルバージョンの祈りを展開します。
祝詞の禊の祓い、大祓詞、稲荷大神秘文、十種大祓、六根清浄大祓、天地一切清浄祓、三種大祓、竜神祝詞、カタカムナウタヒ改、トーニング、天の御中主の言霊、菊理媛の言霊。
普通の祝詞以外に、いくつかの、特殊な共振を促す言霊を発します。
これも、秘術なのでナイショです。
三種大祓くらいからは、霊体が掛かってくるので、とても強く声を張ることになります。
そのため、自分でも驚くほど、境内に声が響きます。
おかげで、のどをやられるんですけど。
今回も、背後がざわざわ騒がしい...。
奏上が終わって、媛さんに許可をもらって、中をパチリ。
今日は時間が早かったので、正面の扉が開いていました。
胸ポケットには、白金カイロが入れてあったのですが、それでも指が寒さで上手く動かなくて、撮影を1度失敗しました。
遥拝所での祭式
遥拝所でも、お神酒をお供えし、テンシャを規定回数鳴らし、場を浄化。
寒い中でテンシャを鳴らすと、水晶のように透明な音が響きます。
この響き、とても好きです。
非常に心地よい雰囲気になったところで、祝詞の禊の祓い、般若心経、カタカムナウタヒ改、トーニング、天の御中主の言霊、菊理媛の言霊を奏上しました。
この遥拝所で祝詞を奏上すると、いつも、御前が峰の山頂にある祠が天眼に見えて、ここに光の柱が立つのがイメージされます。
今日は寒いはずなのに、祭式の間中、前方の岩から心地の良い風が吹いてきていました。
喜んでもらえたようです。
この空間では、いつも龍君たちが喜んで飛んでいます。
お神酒があるから、酒精に惹かれて来ているともいえるのですが、私の祭式の間中、邪魔が入らないように守ってくれています。
それに、今回のお神酒はちょっと特殊なお酒。
そりゃ、うれしいですよねぇ。
天馬にて
遥拝所の祭式が終わって、正面拝殿の上空を見たら、なんと。
月が出ていました。
望月。
目を疑いましたね。
直感は、当たったということです。
それにしても、見事な月です。
正確な望月の時刻は午前8時48分なので、拡大すると、右側の縁が若干欠けていて、ギザギザしています。
とても良い祭式でした。