【19: 生きたぞーー!】
瞬きはその後も続いた。
顔周りを撫でても本来反射で行う瞬きすらもなかったが
今はしっかり目を閉じてくれる。
👁️✨
その度に私達がキャーキャー喜んでいると
フーミンがいう。
『瞬き1回しただけで
こんなに褒めて貰えるニャン生って凄いね🥲』
確かに。
瞬きする事ってこんなに凄いことだったんだな。
そして18時頃。
フーミンがトイレに行った瞬間を見計らった様に
ヤエ氏の呼吸があきらかに弱くなった。
今までも呼吸が浅いは何度もあったが、
この時は、してたり、してなかったりレベルだ。
inトイレのフーミンを呼び戻した。
後から聞くと『最期までヤエちゃんは私に嫌がらせするんだね💢』と言っていた。
暫くすると呼吸がスッと止まる…
🐈👼🏻
『ヤエちゃーん』『ありがとー!』
涙涙の我々😭
______すると、
『…クハァッ…‼︎』
と思い出した様に激しく息を吸うヤエ氏。
…
………え?
…
……でもまたスッと止まる呼吸
🐈👼🏻?
『ヤエちゃーん』『頑張ったねー😭』
______
『…クハァッ…‼︎』と激しく吸う。
…
………え?
…でもまたスッと止まる呼吸
🐈👼🏻?
『ヤエちゃーん』『もう、大丈夫だよー!』
______
『…クハァッ…‼︎』と激しく吸う。
…
………え?
🐈👼🏻??
このドリフのコントみたいなくだりを
真面目に✖️10くらいした。
泣きながら
笑いながら
😭🤣
そしたら
どこに、そんな力残ってたのか?
後ろ脚でガンガン近くにいるヒィを寝ながら蹴り飛ばす。
ヒィ『痛い痛い!ヤエちゃん何!?痛い‼︎』
💥💥💥
その後、前脚と共に強く強く地面を押して
グググググ…っっ‼︎と、全身震わせながら伸びた。
尻尾はたぬきの様に太く大きくブワッブワだった。
その姿から
『痛い助けて』とか『死になくたい』とか
解釈は様々だろう。
それでも私には
_____『生きたぞ!』に聞こえた。
🐈
そして2度と大きい呼吸はせず、
18時13分
そのままスッと静かに息を引き取った。