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#3 【東京贅沢ライフ】 大手町の遊び方(フォーシーズンズホテル東京大手町)

どうも。八重洲側です。本日はいつもと趣を変えて「東京贅沢ライフ」にて大手町の遊び方をお届けしたいと思います。独身のアラサー男子が背伸びしている様子をどうぞお楽しみください。まずよければ私の自己紹介を読んでください。

東京贅沢ライフの趣旨

▶︎ 東京に泊まるということ

まず贅沢ライフの趣旨ですが、まず東京に泊まるということが第一条件です。東京に住みながらも東京に泊まる。軽井沢や函館ではなく自宅がある東京に宿泊するというのが条件になります。

なぜ東京なのか?近いからです。僕は旅行は自宅からの移動も含んでいます。移動に時間がかかりすぎて疲れてしまってはせっかくの体力が減ってしまい思う存分楽しめません。この点について詳しくは韓国、中国、英国を経由し途中で39度以上の高熱を出しながらも北欧へ向かった年末旅行についての記事で詳しく書きます。実際、年末旅行もものすごく楽しく一生の思い出に残ったのですが、なるべく移動を楽に済ませたいものです。

なので僕は移動も楽にゆっくり過ごせる旅行か、そもそも移動が少ない旅行を好みます。その点、自宅がある東京での旅行は大変楽です。

▶︎ 贅沢とは?

またある程度の設備が揃ったホテルや旅館に宿泊するというのも譲れない条件です。いわゆるビジネスホテルと呼ばれるホテルでも清潔感があり、サービスが行き届いている素敵なお宿がたくさんあります。しかし、それらは出張でも泊まることができるため特別感がありません。なので普段は気軽に泊まれないようなホテルというのも条件になります。

そのホテルについてですが、まず大浴場やサウナなどスパ施設、またプールやジムなどフィットネス施設が付いていれば望ましいです。さらに駅直結などアクセス面での利便性もあれば良いです。

つまり周辺の観光地ではなく施設それ自体で楽しめるホテルに泊まるというのが東京贅沢ライフの条件になります。

いざ大手町へ

▶︎ 八重洲側から大手町へ

今回宿泊したのは「フォーシーズンズホテル東京大手町」。2020年9月に開業したラグジュアリーホテルで、公式ウェブサイトによると大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラーUK」の2024年読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード」日本のホテル部門で第2位になったそうです。「コンデナスト〜」や「リーダーズ〜」が初耳でよく分かりませんが、とにかく何かしらで2位になったということです。

僕の自宅は東京駅を挟んで八重洲側にあり、ホテルは丸の内側、さらには大手町側にあります。ですのでホテルへはメトロを乗り継いで向かう必要があります。この点もし私が丸の内側に住んでいれば歩いて行けたでしょう。しかし八重洲側の家からホテルまでは歩いて行くとすると30分かかります。この30分普段なら歩きますが、旅行なので歩きません。これが丸の内側と八重洲側の差になるのです。

▶︎ 大手町の魅力

大手町。なんと魅惑的な響きでしょう。僕にとって大手町は丸の内であり、皇居であり、和田倉噴水公園であり、また新卒時の高揚感・不安感を思い出すとても素晴らしい街なのです。またいつ訪れてもクレーンが稼働し、ビルの高さを伸ばしている向上心にあふれた街でもあります。

私の大手町での思い出はまず新卒時(2019年)に遡ります。当時私はほぼ千葉県である江戸川区に住んでいて最初に就職した会社は大手町にありました。自宅の最寄駅から錦糸町へ行き、かなり地下深きに潜ったところから発車する半蔵門線から向かえばオフィスまで直通だったのですが、経路やコストの問題で「定期代は東京駅まで出すのでそこからオフィスまで歩きなさい」と言われました。

仕方なく東京駅から渋々15分歩くことにした僕ですが、このおかげでこの地域の魅力に気づきます。東京駅丸の内口から出たところに広がる青々とした芝生。「BEAMS」の看板が印象的に見下ろす「新丸ビル」や、歴史を感じる重厚な雰囲気を醸し出す「三菱UFJ銀行新丸の内支店」の前を通り左折。そして反対方向に渡ったところにある東京建物が携わった「大手町の森」を抜けてオフィスへ辿り着きます。

この15分の間で、歴史も自然も感じることができるのです。またスーツに身を包んだ数多くのビジネスパーソンの群に加わることで「自分も大人になったんだな」と感じます。

さらにもう一つ思い出深い出来事があります。僕が初任給で両親と祖父母、叔母にランチをご馳走しようとした時に選んだのが和田倉噴水公園で、当時(2019年)は「和田倉噴水公園レストラン」というローストビーフで有名なレストランがありました。アーチ状の建物でその曲線はシドニーのオペラハウスを彷彿とさせます(シドニーに行ったことはありませんが)。ですが数年前になんとレストランが閉店しスターバックスに変わってしまいました。CMを打たずとも多くの顧客を虜にして、あんな一等地に店舗を構えることができる外資系企業の勢いを思い知りました。この出来事についても後で書こうと思います。

おもてなしに感動

▶︎ Happy Birthday

だいぶ脱線してしまいましたが、ホテルへ話は戻ります。15時過ぎに大手町駅のC4出口から出てすぐに看板がありホテルへ向かいます。すると外国人のスタッフが笑顔で迎えてくれて「チェックインですか?」と尋ねてきます。笑顔で頷きエレベーターの乗り込み39階へ向かいます。

エレベーターを出て左へ行くと右手には噴水があり、大きな窓から溢れる光が反射しています。そして左手を見るとひな祭りを意識してか大きな雛人形の飾りがありました。

エントランスに設置された立派な雛壇飾り

チェックインを済ませ39階のエントランスから35階に降りて、部屋へ向かいます。そしてカードキーをかざして部屋へ入ると予めスタッフの方にお願いしておいた彼女へのプレゼントがテーブルに配置してありました。脇には「ゲストエクスペリエンスチーム一同」からの心のこもった手紙、さらに窓には「Happy Birthday」とのペイントもありました。おもてなしに感動、感謝です。

窓にペイントされたメッセージ

▶︎ アップグレード

さらに何より驚いたのがお部屋のアップグレードでした。案内してくださったホテルスタッフの方が「お誕生日とのことでアップグレードいたしました」とにこやかに説明してくれました。普段気が張っている分、無防備な状態で人の優しさに触れると泣きたくなります。

彼女が部屋の様子を撮るとのことで一旦僕は廊下へ出ます。その時に予めプレゼントの配置をお願いしたスタッフの方が廊下を通り他のお客様のスーツケースを運んでいました。

大人のホテルステイ

ここからは大人のホテルステイを時系列に沿って紹介します。

▶︎ お部屋散策 15:00〜

まずスリッパに履き替え、アップグレードして下さったお部屋を堪能します。またホテルあるあるのどこがどこの電気スイッチなのかの把握や、Wi-Fiのパスワードを探すのに一苦労します。窓からは私が1番大好きなランニングコースである皇居や東京の街並みが一望できます。

▶︎ プール&スパ 15:30〜

お部屋を一通り探検した後に備え付けのプールやスパへ向かいます。直通のエレベーターがあるため水着にバスローブ、スリッパ姿で行けるのも素晴らしいです。

シャワーを浴び20mのプールへ入ります。とても天井が高く窓から大手町の光が差し込みます。また終始、無印良品の店内で流れるような心地よい音楽を少しスローテンポにアレンジし、瞑想へと誘うリラックスミュージックが流れているのも心地良いです。

プールでは撮影禁止のため公式ウェブサイトから

水温はやや冷たかったですが泳ぐうちにあったまるので気になりません。何往復かした後にプールサイドにあるサーバーからデトックスウォーターを注いで飲みます。

そしてジャグジーでさらに体を温めた後は温浴施設へ向かいます。シャワーを浴びて頭皮についたプールの塩素を落として、体を清め浴槽へ浸かります。こちらからも東京の街並みを楽しむことが出来ます。

そしてスチームサウナ室に入りじっとりと汗をかきます。10分程度したら水風呂代わりに冷水のシャワーを浴び体の表面を冷やします。相変わらず整うという感覚にはたどり着けません。

プールや温浴施設にはところどころミニタオルやバスタオル、ミネラルウォーターが入った缶が多数置かれているのも素晴らしいです。

▶︎ 部屋で昼寝 17:00〜

スパで体を癒した後は再び部屋へ戻りベッドでダラダラします。このあえてダラダラするのも贅沢なのです。夕陽に照らされた東京の街並には幻想的でした。

▶︎ フレンチレストラン 18:30〜

木村拓哉主演のドラマ「東京グラメゾン」、そして映画である「グランメゾン・パリ」を履修済みの僕たちは39階のフレンチレストラン「est」でディナーを取りました。

「est」につながる本棚に挟まれた通路

ドリンクはシャンパン、白ワイン、赤ワインの3杯がついたペアリング、そして料理はフランスからはるばるやってきたトリュフをふんだんに使用した野菜や肉料理、デザート含む計9品のコースです。

仰々しくガラスの器に収められたトリュフ

何を食べても美味しく感じてしまい、フレンチの味わいをうまく表現することができない僕は、なんとか「フレンチって一皿でいろんな食感、味を楽しむことができて面白いね」となんとなくそれっぽいことを言って感想をお互いに共有します。

料理の食材は(確か)有機栽培の食材を使っているようです。日本各地の有機農家と契約し、食材が届いており、この日は石川からも何か(忘れました)が届いていました。

デザートは計3品ついておりそれも美味しかったですが、特に外国の画家による絵を模したヨーグルトとベリー系のデザートが1番好みでした。

右上の絵を模したデザート(左下)

▶︎ 入浴&睡眠 21:00〜

かなりお腹いっぱいになったあと、部屋に戻り、今度は備え付けのバスタブに湯を張り浸かりました。檜の香りがするバスソルトを入れると、体が一気にほぐれます。

檜のバスソルトでまるで森林浴に

そしてスキンケアや歯磨きをして、広くてふかふかにベッドに体を横たえます。この日はカーテンを開けたままにし、東京の夜景を見ながらまどろんで深い眠りにつきました。

▶︎ またプール&スパへ 6:00〜

東京贅沢ライフの朝は早いです。なぜならせっかくのホテルステイを目一杯楽しみたいからです。そのため私は6時に起き6:30からのプールの営業開始に備えます。増量中の僕は部屋に置いてあったフリースナックのナッツをいただきカロリーを摂取します。そして歯磨きをして水着に着替えその上からバスローブを着ます。

ナッツのスナックをお茶と一緒にいただきました

また前日は曇っていたのですが、この日は快晴で遠くの富士山が見えました。なぜか富士山を見ると手を合わせたくなります。

中央には富士山が見えます

朝の光が降り注ぐプールをゆっくりと泳ぎます。僕以外に泳いでいたのは外国人の宿泊客で彼らものんびり泳いでいます。30分ほど経ったら温浴施設へ行きスチームサウナと冷水シャワー×2セットをこなします。

▶︎ 贅沢な朝食を堪能 8:00〜

8時頃に39階へ行き朝食会場へ行きます。最初にホエイとブルーベリージュースがブレンドされたドリンクを渡され、窓際のテーブル席につきます。そして卵料理とドリンクを注文しその他はビュッフェです。新鮮なフルーツやバラエティ豊富なサラダ、スモークサーモンなどを盛り付け席に戻ります。

辺りを見渡すとほぼ海外からの宿泊者だらけでした。また欧米系の方々が多く家族で和気藹々と朝食を楽しんでおりました。

ブッフェ形式の時はつい食い意地を張ってしまいあれもこれもと食べてしまいます。その結果いつもお腹が苦しくなるのですが、今回は贅沢な大人旅なので上品に平らげました。

スモークサーモンで北欧を思い出します

▶︎ 部屋でのんびり・感謝の手紙 9:30〜

朝食を終え部屋に戻りそれぞれ好きなことをしてチェックアウトまで過ごします。僕は本を読みました。ヘイミシュ・マクレイ著の「2050年の世界」です。まだ半分も読めてませんが、日本について割いているページ数が少ないことからあまり日本が主役になる世界は想像できなさそうです。

本を読んでるうちに眠くなり寝落ちするタイミングでチェックアウトまでもう30分という時間になりました。荷物を片付けてひと段落ついたら、スタッフの方々へおもてなしへの感謝を込めた置き手紙を書きました。

東京に泊まる贅沢さ

▶︎ 後悔もあります

以上が今回の東京贅沢ライフです。心ゆくまで満喫しましたが、後悔もあります。それは皇居ランができなかったことです。せっかく皇居近くに泊まるなら朝早くに皇居周りを走り、ホテルをランニングステーション代わりにするという贅沢な遊びもできたはずです。しかし自宅にウェアとシューズを忘れてしまいました。往復で1時間程度かけて自宅へ取りに帰ることも考えたのですが、一旦自宅に戻るとホテルステイが中断されてしまう気がして断念しました。

▶︎ お金に向き合う

普段泊まれないホテルに勇気を出して泊まる。財布や脳に緊張が走りますが、これもいい刺激です。それに僕たちには積立NISAがあります。毎月一生懸命オールカントリーを積み立てれば将来は安泰でしょう(本記事は投資を推奨する目的はありません)。

冗談はさておき、貯蓄も大事ですが使うときに使うことも大事です。お金は僕たちにとって未知の世界への案内人で、日頃の感謝を示すひとつの手段にもなります。浪費は良くありませんが、ケチらずに経済を回していきましょう。

▶︎ それでも僕は東京に泊まるんだ

行きたいところ、食べたいものはたくさんあります。それでも私はまだ東京を隅から隅まで楽しめてません。東京だって高層ビルやクレーンの隙間を縫って自然があるし、心落ち着く場所があるのです。

普段気を張って東京で働いている僕たち。あえて東京で贅沢ステイをすることで東京を心安らぐ場所にする。ぜひ皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。

感想などありましたらコメントをくださると幸いです。それでは明日から無理せずに生きましょう。

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