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日本人料理人が作った台湾産の絶品あごだし工場を訪ねて、港町「東澳(トンアオ)」へ

台湾在住歴20年の日本料理人が、あごだし工場を設立

台北で大人気の日本式居酒屋「鐵之腕(てつわん)」の店長だった伊藤つとむさん(台湾在住20年!)が、数年前から準備していたあごだし工場をトビウオが名物の港町「東澳トンアオ」で設立。

港町「東澳トンアオ」はだいたいこのあたりにあります。
(C)GoogleMap

工場では「あごだし100%」の特製ラーメンが試食できる!!

トビウオの焼き場や乾燥室などすべてご自身で作られたという驚異のあごだし工場では、なんと「あごだし100%」の特製ラーメンがいただけるということで、お邪魔して参りました。

あごだし工場の前で。右から、田中美帆さん、東澳を案内してくださったタイヤル族のゆりこさん、近藤香子かのこさん、私、五味稚子わかこさん。

メンバーは、ルポライター田中美帆さん(@tanakamiho_tw)、フォトグラファー五味稚子わかこさん(@wakako_gomi)、桃園・大溪アンバサダーの近藤香子かのこさん(@tatsukanolin)。

(お仕事で急遽欠席となった片倉真理さん(@marikatakura)、ぜひ次回…!)

驚異の「工場から手作り」! 炭火焼きあごだしはこうして作られる

伊藤さんは、「東澳トンアオ」で獲れたばかりの新鮮なトビウオをご自身の手で炭火で焼き、乾燥させ、焙煎して、粉砕して「あごだし」を作られています。

炭火焼き場も伊藤さんの手作り。
乾燥室も伊藤さんのDIYで作られています!
ちょうど良い加減で炭火焼きされたトビウオを、ちょうど良い感じで砕きます。
今年獲れたトビウオたち。

ずっと待ち焦がれていた「あごだしラーメン」、お味はいかに?!

天塩にかけて作られた「あごだし」は、実際に料理に使うとどんな感じになるのでしょうか? イメージしやすくなるよう、「あごだしラーメン」を試食させていただきました。

おしゃれな試食用キッチンカウンターも伊藤さんの手作り!
伊藤さんお手製のラーメン
ラーメンオイルまであごだしで作られています。
チャーシューもメンマも煮卵もお手製なのだそう!
いただきます! 私の奥ではフォトグラファー五味さんが一眼を構えております。

すごいなと思ったのが、スープの味の決め手になる「ラーメンオイル」さえも、あごだしだけを贅沢に使用していること。

そのおかげでほんっとうに上品で香り高いラーメンでした。

↓ Voicyを録りながら試食しました。よろしければ音もお楽しみください〜

今回いただいた塩味のほか、醤油ラーメンも開発されたとのこと。試食した全員が「また来る」と言い切っていたのが面白かったです。

炭火焼きで手作りされた、絶品のあごだし

炭火焼きで手作りされた、絶品のあごだしは、一般家庭用と、業務用を販売中。導入を検討される飲食店向けには、サンプルも出していただけるそうです。

我が家でも使わせていただいておりますが、黄金色に澄み切ったくさみのない絶品お出汁ができます。数年にわたる伊藤さんの研究の賜物です。

日本統治時代から定置網漁業が行われるようになった「東澳漁港」へ

あごだし工場からすぐのところにある「東澳漁港」にも立ち寄りました。

正式名称を「粉鳥林漁港」といい、日本統治時代から定置網漁業が行われるようになり、今でもそこそこの漁獲量があるのだそう。

トビウオがあがるのは夏場だそうで、昨日はサワラが大漁でした。

日本人料理人が作る台湾産のあごだし、どこで買える?

あごだしの購入方法については伊藤さんのInstagramでお知らせされると思うので、ぜひフォローしてお待ちください🙏

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