クルーズ船の旅をもっと知りたい!セミナーで知った船旅の身近さと魅力
船旅してみたいなー。
佐世保の港に寄港するクルーズ船を見るたびに思うんです。
「売れっ子ライターになって印税がっぽがっぽ入るようになったら、橋田壽賀子みたいに船旅したい。そんで船内でワーケーションするんだいっ」
と。
そんなわたしの妄想を膨らますイベントが開催されました。佐世保市港湾部主催のクルーズ船のセミナーです。旅気分をちょっと味わってきましたよ。
クルーズセミナー
クルーズセミナー~一番近い海外旅行に出かけよう!ダイアモンド・プリンセスの楽しみ方~と題し、佐世保に寄港していたダイアモンド・プリンセスの運営会社を講師にセミナーが行われました。
このセミナーは「クルーズdeツナグ・プロジェクト」の一環で行われているとのこと。これはざっくり言うと国道交通省やらクルーズ関係の会社やら港湾関係者が連携してクルーズ盛り上げていこうぜっていうプロジェクトみたいです。今後も各地で開催されるようなので気になった方はコチラを見てみてくださいね。
港湾課の方のあいさつの後、ダイアモンド・プリンセスを運営する会社から船の紹介がありました。
ダイアモンド・プリンセスは全長290m、約11万トン、乗客定員数2706人を載せることのできる船で、クルーズ船の中でも大きいサイズの船です。
2004年に運航をスタートし、今年で20年になるそうです。2020年にはコロナで一時停止したものの、今では予約率95%と、今年の予約だけでなく、来年の9月まで予約で一杯とのことでした。
セミナーでは、豊富な船内サービスの内容や、よくある不安点などスライドを使って丁寧にお話しをてくださいました。
参加者のほとんどがシニア。なのでシニア向けにお話しされていて、説明もとても丁寧でした。
Wi-Fiの説明も「LINEを使いたい方のためにWi-Fiの貸出をしています」という感じ。
「和食もありますよ」と食事面での不安や、「子どもは人数制限しているので、ゆっくり静かに過ごせますよ」などと、シニア視点でお話しされていました。
「クルーズ船に乗られたことはありますか?」との問いに数人が挙手されていました。少し嬉しそうに手を挙げている感じが背中から感じられました。うむ、これは優越感にも浸れる挙手だね。
意外と庶民的?クルーズ船の料金について
動画での紹介に10回以上リピートしている人も出てきており「じいちゃんたち、どんだけ金持ってるんや!」と思ったのですが、価格帯を聞いて驚き。
一番安くて1泊1万円ちょっとで利用できるのですよ。
しかもこの料金に食事も付くし、その他さまざまなサービスも付随しています。
金額の面だけでなく、船旅のメリットとして社員の方が言っていたのは、次の通り。
飛行機や電車に乗らずに寝ている間に旅先に到着する。
食事はいつでも食べられ、和食もあり。
持ち物は一度部屋に入れてしまえば旅の終わりまでそのまま。
身軽に寄港先のまちで観光できる。
出航する前に荷物を船に送ることも可能(部屋に搬入してくれている)。
と聞くと「なんだ?めちゃくちゃラクチンやんか」と思ったわけです。
利用者の2割は80代とのことで、シニアの旅として人気なのがわかります。
80代ともなると長距離移動はきついもんね。私ですら嫌だわ。
また、毎日イベントやアクティビティが開催されて退屈することはないとのこと。本を持って行っても1行も読まなかったというお客さんもいるそうです。もちろんゆっくり船内や部屋で過ごすこともできます。
食事が美味しいし、いつでも食べられるのでみんな太ってしまうのだとか(それは大問題)。
また日本人利用者向けに大浴場もあるそうです。これはほかのクルーズ船にはない施設だそう。日本人スタッフが添乗しているので言葉の壁もありません。
ま、そんなこんなでクルーズ船での過ごし方やメリットなんかをたっぷり聞いてきました。
実はこの船は長崎で作られたそうです。それだけでも親しみを感じてしまいました。
国際ターミナルへ
話を聞いた後は、バスに乗って国際ターミナルへ移動。ダイアモンドプリンセスとご対面です。
実はこの日、船内見学会が予定されていたのですが、台風の影響で中止になったんです。私も申し込みをしたのですが落選。当選された方も見学は叶いませんでした。
次来る時は絶対に中に入りたい。デカプリオみたいに隠れて乗ってしまおうか。
というわけで外から撮影。
ターミナルではお祭りをしていました。クルーズ船がくるとこうやってイベントをやるのがお約束みたいです。
ターミナル内ではビンゴ大会やガラポン抽選会、縁日ブースなどもあり、提灯もぶら下がってまさにおまつりの雰囲気。
おみやげやさんもいっぱい出ていました。
外にはキッチンカーが並びご当地グルメが大集合。
富士宮やきそばも気になりましたが、雲仙バーガーをチョイス。
今回船に乗っている2,800人のお客様のうち、2,000人が海外の方とのことで、そのほとんどがオーストラリアからの旅行者だそうです。
海外のメンバーはターミナルから出るバスツアーに並んでいました。
出航が15時半とのことだったので、わずかな時間でも佐世保を楽しんでいって欲しいなと思いました。
いつか乗りたいクルーズ船
ダイアモンド・プリンセスは日本発着というだけあって、旅先は日本国内がメインです。そこに、韓国や、台湾などを追加したコースがあります。
8日間のコースから14日間のコースまで滞在期間はいろいろあり、しかも寄港地もさまざまです。
わたしが行きたいなと思ったコースが2つありました。
北海道で海鮮を食べ、済州島でエコツアーに参加し、鹿児島で友達か両親に会い、横浜で弟家族に会うという感じで。
日本海を中心に巡るクルーズです。おいしい海鮮が待っています。もう海鮮しか頭にございません。
あと気になったのがこのコース。
済州島以外、わたしが住んだことのある場所ばかりを巡るコースです。わたしが有名人になったらこのコースに「やえの氏ゆかり旅」と名付けて欲しい。
国内旅行だけれど、同じ船に乗っている人が外国人ばかりなので異文化体験も出来るし海外の友人も作れそうです。
実際に船の中では外国人のゆかた着付け体験を手伝ったり、盆踊りを一緒に踊ることもあるそう。
今回のセミナーで詳しく話を聞け、船旅はそんなに遠い存在ではないことを実感しました。
100万近く準備しないとクルーズ船になんて乗れないと思っていたのですが、一泊1万円台からでも利用できると知り、ちょっと驚きました。もちろん、これにさまざまな費用が付随するし、1週間以上の旅なので1万円では旅行できないですが、それでもまったく手の届かない金額ではないと感じました。
ちょっとお金ある方ならご両親へのプレゼントなんかにもいいですよね。
いつか船旅行くぞ~!
もちろん、一人で。