平山郁夫展に行ってきました。
佐世保市島瀬美術センターで開催されている平山郁夫展に行ってきました。
平山郁夫さんといえば、
シルクロードの絵を描く人
日本育英会の会長(だった人)
日中友好協会会長(だった人)
それくらいの知識。
乏しすぎる情報……。
島瀬美術センターでの展示は3階にわかれており、4階は生い立ちなどについて、3階は尾道の絵(しまなみ海道)、2階は仏教画やシルクロードの絵が展示されていました。
私の印象に残ったことをつらつらと書きます。
広島出身で被爆体験
広島県に生まれ、中学生の時に被爆をされました。
B29から落下傘が下りてくるのを目撃し、同級生に「何か下りてくるぞ~」と後ろを向いた瞬間ぴかっと光ったそうです。けがはなかったものの、被爆したことでその後体調を崩したり、体力の限界を感じてしまう経験をします。
被爆して2か月後、広島市内を訪れたときの景色が壮絶すぎてショックを受けます。その後20年間広島市に足を踏み入れることができなかったとのこと。
大伯父の教育
中学校の頃は、疎開で大伯父清水南山のところで暮らしていました。高等学校に向けて法律や経済をせっせと学んでいたそうですが、いざ受験のころになると突然、大伯父が「美術学校に行きなさい」と言ってきたそうです。
もともと絵を描き続けてきて才能があったため、大伯父はその才能にかまけて学ぶことを怠らないため、あえて黙って学ばせていたそうです。深い愛情を感じました。(参考:シルクロード美術館)
③キラキラしてる
画材など詳しいことはわからないのですが、平山郁夫さんの絵はキラキラしています。
ラメ?みたいなキラキラがあるのです。
群青で描く海は深くて幻想的。夜の海、昼の海、日没の海。すべて美しくキラキラしていました。
とにかく、癒されました。
しまなみ海道を描いた作品は海と山と橋のコントラストがとても心地よく、行ってみたくなりました。
昨日は平日にもかかわらずたくさんの方が見に来ていて驚きました。平山さんの絵が多くの人に愛されていると同時に、佐世保にも絵を愛する人がちゃんといるんだと知り、勝手に感動しました。
シルクロードってなんだかロマンがありますよね。
一度は行ってみたいです。
ちなみに私の母はかつて日中友好協会の公費奨学生として中国に留学をし、シルクロードを旅した経験があります(私が小学生の時!)。
絵はがきを購入したので一筆添えて送ってあげようと思います。