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乗馬ができる「えぼし高原ホースパーク」で冬キャン初挑戦!”ぷらキャン”使って快適キャンプ
食べるの大好き!マシュマロボデーライター、出口やえのです。
長崎県を拠点に200件以上の飲食店や企業を取材しています。
集客に悩む店舗オーナー、サービス認知の拡大をしたい経営者様の情報発信をサポートしています。お困りの方はぜひご相談ください。
noteでは主に自主企画の取材記事を投稿しています。
11月の終わりに、娘と初めての冬キャンプを楽しんできました。
今回は乗馬ができるキャンプ場「えぼし高原ホースパーク」を紹介します!
えぼし高原ホースパーク
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えぼし高原ホースパークは佐世保市街地から車で25分程行った、烏帽子岳という山の中腹にあります。
馬をはじめ、ヤギなど動物たちがいる施設で、乗馬や餌やり体験などができる、家族のおでかけにおすすめの場所です。
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森さんと森山さんのお二人が施設内の動物たちのお世話をしています。
10ほど前に開園したそうですが、2024年からキャンプ場のサービスをスタートしたとのこと。
テントサイトの広さと数
ファミリー向け、グループ向け:A区画8m×10m―2区画(開放感あり)
ディオ向け:B区画10m×7m―1区画(プライベート感あり)
ソロ・ふたりソロ向け:C区画6m×4m―2区画
料金体系は写真の通りです。
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【施設内のサービス】
Wi-Fi
スマホ・PC充電用AC電源あり
暖房便座の水洗トイレ
湯沸かし器付き流し台あり(蛇口は4か所)
薪やスエーデントーチ、飲食用のペットボトル水の販売
焚火OK(焚火台を使う)
花火OK
園内には中型馬、ポニー、山羊、鶏、犬、猫がいます。
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いつも遊びに来ている小学生の少年にガイドしてもらいながら、園内を回りました。
お馬さんに餌やり体験をしました。
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にんじんをプレゼント。ぼりっぼりっといい咀嚼音を拝聴できました。人間の咀嚼音よりいい響きがあります。口の中で音が広がっている感じ。
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こちらの中型馬、ひめちゃんはもらう前にお辞儀をしてから食べます。頭が良いねー。
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森山さんによると、ひめちゃんはめちゃくちゃ食いしん坊で、ご飯をくれないと後ろ足で厩舎をガンガン蹴るそうです。
どうやら足りなかったようで、えさやり後もバンバン厩舎を蹴って「もっとくれ」アピール。
「明日の乗馬はこのひめちゃんが担当です」
と言われ、
餌くれとブチ切れている姿に一瞬「え?」と思ったのを感じ取った森山さんが「普段はおとなしいから大丈夫ですよ。こんなの見たら怖くなりますよね」と。
馬は従う人がいると安心するとのことで、乗馬の時は森山さんが手綱を引きながら行うとのことでした。
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猫ちゃんとワンちゃんもいます。ワンちゃんはケンちゃん。
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ちなみに餌やり体験は犬、猫は含まれません。
ケンちゃんは静か。しっぽがデフォルトで下がっています。
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ケンちゃんはトイレの前にいて、時々誰もいないトイレのドアをノックします。
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警備に余念がありませんね。私がトイレに入っている時もノックして安否確認してくれました。
猫ちゃんは逃げると思いきや、めちゃくちゃ愛想がよく、スリスリしてきてくれました。
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ヤギさんコーナーへ。
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ちなみに、施設で一番凶暴なのが下の写真の雄鶏だそうです。
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ぷらキャン
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今回のキャンプは前回と同じく「ぷらキャン」を利用して楽しみました(ぷらキャンWebサイトは記事最後に掲載)。
ぷらキャンとは
ぷらっと手ぶらでキャンプができる、キャンプのケータリングサービス。
テントの設営、片付け、キャンプ道具の貸出、サイトの予約など面倒なことを一式請け負ってくれます。希望があれば料理も準備可能。
キャンプをしたい人は身の回りのもの(タオルや食材など)だけ準備すれば
O.K。
前回のぷらキャン体験記事はこちら↓↓
今回お借りしたのはsnow peakの「リビングロングシェル」というテント。
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石油ストーブも完備。
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今回は冬キャンプということで、ストーブとホットカーペットを準備してくださいました。一酸化炭素チェッカーももちろんあります。
「ぷらキャン」のサービスを展開しているは、ベテランキャンパー森永博昭さん。
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若い頃は家族でキャンプをしながら北海道一周をしたこともあったそうです。週末は孫とキャンプを楽しんでいます。
森永さんは「”キャンプをしたいけど、お金かかるし、大変そう”とあきらめている人が結構いることがわかったんです。そんな人のためにキャンプの楽しさを広めたい」と定年後事業を始められたそうです。
森永さんのインタビュー記事はこちら。
私と娘のように母子でキャンプなんて、なかなかできないと思うんですよね。もっと言えば、キャンプ道具なんて高くて揃えられない。そして小さいマンションなのでテントやギアの保管場所がない。
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ぷらキャンのテント、キャンプギアはsnow peakなどキャンプメーカーの正規品ばかり。普通に全部揃えたら50万じゃきかないラインナップです。一通りギアがそろっているので不便さがなく、年に数回しかキャンプに行かないのだったら便利でお得だと思います。
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現在は佐世保市内のみのサービス展開ですが、今後同じようなシステムを各地で広げていきたいと森永さんはおっしゃられていました。
気になったかたはぜひ森永さんにコンタクトとってくださいね。
ちなみに、えぼし高原ホースパークも「テントサイトを作りませんか?」と、森永さんが森さんと森山さんにお声掛けしてサービスが始まったそう。みんな森がつくの、面白いですよね。
日が落ちると一気に気温が下がった
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一通り、園内を見学したらあとはゆっくり焚火をしながら読書タイム。
Wi‐Fiを使って娘はタブレットでなにやら見ていました。
日が落ちるとさすがに寒くなり、焚火開始。
もってきた三角チョコパイを焼いてみました。
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いい感じに火が着くとポカポカと体を温めてくれます。
結構あっという間に薪が燃えてしまうのですね。
森永さんに教えてもらったのですが、広葉樹と針葉樹では燃え方が違うのだとか。針葉樹は燃えるのが早く、広葉樹はゆっくり燃えるそうです。今回は杉の木だったのでどんどん燃えて一晩で一束使い切る感じでした。
娘は焚火をしても寒いらしく、車に逃げ込んでしまいました。
私はミートテックを常時着ているので3度の気温でもへっちゃら。
鳥の声、馬のいななき、薪のはぜる音。
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ふと遠くを見ると馬が見えます。なんだか北海道か西部アメリカか、どこか異国に来た気分です。
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日も落ちてきたので夕飯の準備を始めました。
かきと戦う
今日の夕飯は、豚汁とかき焼です。
佐世保の九十九島ではかきの養殖が盛んです。小ぶりですが栄養たっぷりに育っていてとっても美味しい!
寒い季節になると、佐世保市民はかきを食べまくるのです(祭りがあるくらい)。
娘が「かきを焼いて食べたい」とご所望でしたし、私も大好きなのでかき焼をすることに。
がしかし、かき焼にこんなに苦戦するとは思いませんでした。
まずは、九十九島で養殖がきを生産しているお店「九十九島かき本舗」へ。
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お店に行くと「もう今日は真がきは売り切れていて、岩ガキしかないんですよ」とのこと。
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「岩がきは夏に大きくなるかきで、生でも焼いても美味しいですよ。真ガキより大きいので食べ応えもあります」とおすすめされました。
と言われたので「ふーん、じゃあ岩がきで」と何も考えず岩がきを購入しました。
「真がきと違って岩がきは開かないのがほとんどなので、ここらへんをぐっと押して開いて食べてくださいね」と焼き方を教わってきました。
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焼いてみて気づいたのですが、焼いても焼いても、まったく殻が開かない。
そして、開けようとするのですがめちゃくちゃ硬い。
しかも、専用のかぎ棒も家に忘れてきてしまい、フォークでの作業。
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軍手を付けてかきを持ち、スキマを探して力強くフォークを差し込みます。
運よくスキマを見つけてフォークを差し込んだ瞬間、あっつあつのかき汁が軍手を通り越して指先へじわり。軍手が出汁でしゅんでいきます(吸えばきっと美味しかろう)。
「あちっ!あちっ!」と叫びながらかきと格闘。
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軍手をびちょびちょにしながら何とか焼きたてのかきにありつけました。
かきと戦っていた私の目は縄文時代の人々のそれと変わらなかったと思います。
食べるのは大変でしたが、岩がきはおおぶりでとっても美味しかったです。
夜の気温は1度。でもホットカーペットでぽっかぽか。
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えぼしホースパークは標高400mほどのところにあるので平地とくらべ4度ほど気温が低く、夜はかなり冷え込みました。
「お母さん、1度だよ!!!」
と娘は気温の低さにビビっておりました。
「えーそうなんだー」とあまり寒さを感じない私。ミートテック+焼酎お湯割りつよし。
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が、寝るときになるとさすがに寒さを感じました。
そんなとき心強かったのがふっかふかのダウン素材のシュラフとホットカーペット。
冬キャン用に、ぷらキャンではホットカーペットを準備してくれています。電源があるキャンプ場の場合は使用が可能です。床がポカポカと温かくなり、夜中には暑さを感じるほどでした。
毎度失敗するのですが、お酒を呑みすぎるとトイレに行きたくなるし、喉が異常に乾くので寝苦しいんですよね。「トイレ行きたい…喉が乾いて苦しい…でも夜中だから怖い」ってずっと苦しみながら朝を迎えるんです。もう失敗しないようにお酒は控えます。多分。
夜は意外と馬は静か。
遠くから聞いたことのない獣の声が聞こえてきたくらいでした。
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犬のような鳴き声だったので「ケンちゃんが猪を追い払っていたのかな?」と朝、森さんにきいたところ「ケンちゃんは事務所の中で寝ていて番犬の仕事はしない」とのこと。ケンちゃんどこまでもおとなしいね。
森さん曰く「きつねかもしれないね」と。
犬のような、結構勇ましいかんじだったので驚きでした。
夜もいろいろな自然の音があることをキャンプを始めてから知りました。家の中だとほとんど無音です。聞こえるのは猫の鳴き声と家族のオナラくらいです。
オナラと言えば、この日わたしはお通じがなかったため、ガス爆発が何度もテント内で発生しました。そのたびに大騒ぎ。一酸化炭素中毒の対策も重要ですが、オナラ対策も必要ですね。
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それはさておき、キャンプでは聞いたことのない音が外から聞こえるたびに親子でビビっていたのですが、こうやって1つ1つわかれば怖くありませんね。今回はきつねの鳴き声をインストールできました。
乗馬体験
朝は狂暴(らしい)雄鶏が元気にコケコッコーと鳴き、ひめちゃんのバン!バン!という厩舎を蹴り上げる音が響いていました。
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朝はストーブをつけ、テント内を少し温めてから外で食事をしました。
朝食はがっつりステーキサンドと昨日の豚汁です。
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翌日はお楽しみの乗馬体験です。
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中型馬なのでそこまで大きくありませんが、いざ背中に乗ると見晴らしが良く高い。
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この日のヒメちゃんは朝食を中断させられたとのことでめちゃくちゃご機嫌斜めでした。
乗馬を始めたものの、歩きたがらず、Uターンしてすぐ帰ろうとします。森さんが手綱を引いてまっすぐ歩かせようとするのですが、上手くいきません。
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仕舞いには近くの雑草を食べ始めてしまいました。
「あたし、めっちゃ腹減ってんねん、なんやねん」みたいな感じでアピってましたね。
「ひめちゃんファーストで、大丈夫ですよ」
とお伝えし、戻ることに。
予定のコースは難しかったのですが、20分ほど乗馬させてもらえたので十分です。娘もおっかなびっくりですが乗馬を体験できました。
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森さんは「ごめんなさいね」と謝られていましたが生き物ですから仕方ありません。馬の調子によって乗馬できない時があるので、そこは柔軟に対応しなければなりません。
もしこの記事を見て乗馬をしたい、という人がいたらそこのところ、よろしくお願いします。
ふゆキャンの感想
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初めてのふゆキャンでしたがとても楽しく快適に過ごせました。
やっぱり焚火が心地よい。
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外が寒い分、温かさが沁みます。遠赤外線の威力。匂いは付きますが、温かくて癒されますね。
そして家に帰って布団で寝た時の快適さといったらありませんでした。キャンプは家のありがたさを感じるためにやるような気がしないでもありません。
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星空撮影は今回も上手くいきませんでした。今回は流れ星を見つけられませんでした。寒くてゆっくり夜空を見る余裕がなかったからかもしれません。
次回は流星群が来るときにキャンプをしよう!と決意。
流星群を見に行きたいと思いつつ、夜中の運転が怖かったのでいつも諦めていました。キャンプなら昼間の明るいうちに移動でき、夜は流星群見放題です。次回はしぶんぎ流星群ですが、寒そうなのでお見送りします。夏のペルセウス座流星群にします。
次回のキャンプ体験記事をお楽しみに!
補足情報
えぼしホースパーク
キャンプ、乗馬体験の予約はこちらから。
ぷらキャン
ぷらキャンの申し込みはこちらから。
九十九島かき本舗
おいしい九十九島かき、販売しています。お店ではかき焼もできるよ!
体験記事書きます!
アウトドア体験記事、イベント・セミナーレポートなど執筆いたします!
「この商品使ったレビューを記事にしてほしい!」というご依頼もお待ちしております!
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