
【温泉むすめ】栃木:那須温泉
概要
避暑地、別荘地といえば那須。アウトレットにサファリパークといえば那須。首都圏近く美しい高原地、那須。ファミリーで楽しめるアクティビティ溢れる地、那須。しかし那須にはそれだけでなく、誰もが聞いたことがある歴史に関係ある名所があり、硫黄あふれる岩石地帯があり、とても強い酸性のお湯が出る貴重な温泉地でもあります。絵に描いたような硫黄あふれる真っ白のお湯に会うため、那須へ行ってみてはいかがでしょうか。
温泉地の構造
硫黄が香る那須湯本温泉のバス停周辺に、観光案内所(那須町観光協会)、有名な殺生石、鹿の湯、那須温泉神社などが集約されています。その周辺にもいくつかの温泉宿がありますが、多くの温泉ホテルが広域に点在しています。アップダウンが激しく、というかほぼ山であるため、徒歩移動はかなり厳しいと思われます。
別荘地ゆえ広域に良いレストラン等が現在していますが、お宿とお店によっては徒歩では厳しい場合がありそうです。2食付きでない場合は事前に十分に調べ、万が一の閉店に備えて予備プランも立てていく必要がありそうです。
行きかた/巡りかた
那須は有名な観光地であるため、公共交通機関でのアクセスもある程度充実していますが、基本的には自家用車でのアクセスを前提としている地域です(アウトレットやサファリパークなど)。
一与様のサイン入りパネルは「那須町観光協会」にあり、拝謁するだけであれば容易といえますが、全コラボ地点をめぐるのは自動車が必須でしょう。
また、那須塩原駅にある「那須地区総合観光案内所」にも、八弥様とともにパネルがあります。
公共交通機関
東北新幹線:那須塩原 → 関東バス:那須湯本温泉
東北新幹線:那須塩原 → JR宇都宮線:黒磯 → 関東バス:那須湯本温泉
(新宿/池袋/王子から)JR高速バス:那須・塩原号
東北新幹線では、東京から約70分で約6000円、トクだ値30%がゲットできれば約4000円でしょうか。宇都宮線オンリーであれば約3時間で2640円と破格です。
那須塩原駅からのバスは概ね1時間に1本走っており、比較的柔軟に予定を組むことができそうです。また、東京周辺から那須塩原に直行できる高速バスもあり、3500円程度と新幹線の半額ですが、那須塩原行きは19時発、東京行きは10時発と、旅行者としてはなんとも使いづらいものになっています。
気になる塩原への移動については、那須塩原駅まで戻ってバスを乗り継ぐしかなさそうです。塩原を含めた巡礼を行いたい場合は、那須塩原駅でレンタカーを借りるのが無難と思われます。那須・塩原どちらかのお宿に宿泊する場合は、どちらかに対して送迎サービスを利用させて頂くのも良いかもしれません。
自動車等
東北自動車道:那須ICから約10km
(塩原から)県道30号経由で約30km
東北自動車の始点・川口から約150kmと気軽に行ける距離となっています。首都高や外環との接続部が渋滞しがちのため、なるべく早朝に抜けておきたいところです。那須高原SAは那須ICより先にあるため通常であれば通りませんが、少し足をのばして那須高原SAのスマートICから出ても那須温泉までの距離はそこまで変わりません。
那須はアウトレットやサファリパークなど、近郊のアクティビティスポットであるため、夏季や連休などは急激に渋滞する場合があります。
また、殺生石周辺には無料の駐車場がありますが、小さいため駐車困難な場合があります。
二輪車の場合、2024年のツーリングプラン:関越道・東北道コースでは、塩原の最寄である西那須野塩原ICまで2日間3000円で乗り放題と破格のコスパでした。
気候
昔から避暑地として有名な高原地のため、夏でも少し涼しいですが、真夏はとうぜん暑いです
スキーリゾートもある降雪地であり、12-3月ごろはスタッドレス推奨です
温泉
強めの酸性で、にごり湯な硫黄泉がメインとなります。鹿の湯からお湯を引いているお宿も多くあります。その泉質ゆえに木のお風呂とセットなのが特有です。鹿の湯には安全な入り方が詳しく書いてあるので、ぜひ参照してください。
温むす様

お名前はやはり弓の伝説、那須与一から。矢絣の模様もアクセントになっています。白いカーディガンなどはにごり湯からきているかもしれません。
嫌いなもの:たぬきについては、平成狸合戦ぽんぽこでも描かれた太三郎狸が平家側についているという伝説からでしょうか。源氏側たる那須与一にもきつねにも由緒あるこの地とは相性がわるそうです。やはりこの地であれば玉藻前verの登場が待たれます(塩原ライブのファンタジーシリーズで九尾SDあり)。
塩原ライブでは八弥様への『鋭い叱りを矢継ぎ早に』が披露されました。
その他観光
鹿の湯
ph2.5程度のかなり強い酸性で、各種温度の浴槽を選んで入浴できます。強い酸性のお湯に入る作法についてかなり詳しく解説してくれているので、こちらに入っておくことは今後さまざまなお湯に入る上でも役立つでしょう。
殺生石


九尾の狐が化けた絶世の美女を封印した石がこちら。2022年に割れてしまったため、九尾の狐が化けた絶世の美女がどこかにいるはずです。殺生石までは硫黄地帯を少し歩きますが、こちらも迫力があります。
那須温泉神社

那須湯本温泉のバス停の真横には、那須一与も祀られている那須温泉神社があります。また、九尾稲荷神社も併設されています。
リンク
温泉むすめ公式サイト ― 那須一与
那須町観光ガイド
関東自動車 路線バス
鹿の湯
チラシのウラ
南房総、秩父に続き、次の近場ということで那須塩原へ向かいました。きつねっ娘の聖地も巡礼できて一石二鳥。ちょうどその年に割れてしまった殺生石も見ることができました。
子供のころに行った草津をべつにすれば、このような強力な酸性泉に入ったのは初めてで、こんな温泉があるのかと強烈な経験になりました。当時の私ではまだあまりうまく入れず、肌へのダメージなどもあり、温泉巡礼のためのライディング用装備を一新することにもつながったのでした。