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【温泉むすめ】沖縄:西表島温泉
概要
原生の自然が残る南の島。八重山諸島 西表島には、国内最南端+最西端の温泉があります。現在は残念ながら入ることはできませんが、この地でしか見ることができない自然はいつでも健在です。意外と近くてふらっと行ける非日常。マングローブの林で森林浴などをしてみるのはいかがでしょうか。
※2025年現在、ラ・ティーダ西表島さんおよびカンパネルラの湯は休館となっており、八重夏様は竹富島観光案内所におられます
温泉地の構造
八重山諸島は石垣島を含むいくつかの島からなり、そのうち西表島は最も大きく、直径20kmほどあるデカい島です。23区より少し小さいくらいというとデカさがわかるでしょうか。島のほとんどがマングローブ林の国立公園で、島の東側半周にのみ道路があります。島の北部には上原港。南部に大原港があります。
このうち南の大原港の近くに、コラボお宿である「ラ・ティーダ西表島リゾート」さんと「カンパネルラの湯」があります。
北にある上原港周辺はリゾートホテルがならぶメインエリアで、星の砂の浜などもあります。さらに北西に進むと、船でしかいけないことで有名な船浮集落があります。
現在、八重夏様は竹富町役場におられますが、竹富町役場は西表島ではなく石垣島の離島ターミナル周辺にあります(区域外に設置されている役場はとてもめずらしいらしい)
西表島は、飲食店などが多いわけではなく、離島らしいスーパーが数件あるのみです。2食付きではない場合は、石垣島で買っておくか、お昼のうちに確保しておくなどの対応が必要でしょう。石垣島に宿泊する場合は、大きな繁華街などもあるため困ることはないでしょう。
行きかた/巡りかた
西表島には空港はないため、まずは石垣島に到着し、石垣島から高速船で向かうことになります。距離的にも金銭的にも遠いと思いきや、冬季のLCCを使えば安くて早く到着できるため、本州の遠隔地よりもはるかに容易です。
公共交通機関
(飛行機)石垣空港 → バス:石垣港離島ターミナル → 大原港
石垣空港へは、羽田、成田、中部、関空、福岡、沖縄、桃園、香港から定期直行便があります。成田、関空、福岡はPeachが飛んでいるため、価格的にはねらいめです。私は12月の成田から片道5800円でした。新幹線より安い。今はすこし値上がっていますが、4月でも7990円などがあるようです。
「石垣空港」からは、西表島行き高速船に乗るための「石垣港離島ターミナル」に移動する必要があり、こちらはバスが走っています。大型観光地だけあって本数は豊富で、直行バスはダイヤが1時間に2本ほどあり、約30分で500円です。
「西表島大原」への高速船は、八重山観光フェリーと安栄観光の2社が発着しています。値段はおなじで所要時間も約40分と同じと思われます。往復券で4420円です。また、上原港はシケの場合着岸できず、大原港しか上陸できないことがあるようです。
島内は、日本最南端の路線バス:西表島交通路線バスが1日4本走っています。大原から上原までは約1時間で1070円のようです。島には観光地がいろいろあるため、めぐりたい場合はやはりレンタカーが便利です。観光向けに多数のレンタカーがあるほか、大原ー上原で乗り捨てできるものもあるようです。私は大原港から歩いてすぐのオリックスレンタカーを利用しました。
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レンタカーを借りる際に必ず注意されると思いますが、島内はイリオモテヤマネコをはじめとする絶滅危惧種の宝庫であり、自動車を運転する際は絶対の安全運転を心がけましょう。人間としても十分な治療は受けられません。絶対の安全運転を心がけましょう。
ほんとは「やまねこイーバ」というトヨタのCOMSのレンタルもあるようなのでそっちに乗りたかったのですが・・・。
気候
関東が数度の12月で、雨の日なのに22度くらいでした。真冬にいってもぜんぜん楽しめます。たぶん泳げる
冬は雨季なので閑散期になっていますが、島の北と南でまったく天候が違う場合があります。天候が悪ければ反対側にいってみるとよいでしょう
温泉
国内最南端&最西端の温泉、カンパネルラの湯は透明な単純温泉で、手前のマングローブ林をはさんで太平洋を望み、露天風呂からは波照間島も見えるときがありました。現在は残念ながら入ることができません。また、現状の西表島内、および石垣島には温泉があるお宿は見つけられませんでした(大浴場のあるお宿はいくつかあるようです)。
温むす様
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どこか南国の民族衣装をイメージさせる大胆なお衣装の八重夏様は、中等部1年生。ダメージ風でお花がついているインナーは何らかのモチーフである可能性があります。銀河鉄道との関係はこちらのカンパネルラの湯から。
ストーリーではクラスメイトの夕凪様とのこそばゆい百合エピソードも展開されています。また、由布島でこの地の歴史を学ぶと、西表島がほとんど標準語な理由がわかるでしょう。
イベント
豊富コラボスタンプラリー
最北端むすめの豊富と、最南端むすめの西表島でスタンプをもらうとグッズがもらえるという常軌を逸したイベントが開催されていました。石垣ー羽田―旭川ーレンタカーが最も高速と思われますが、同日の豊富の営業中には到達できないようでした。そして出張が重なり結局行けず・・・。
その他観光
西表島には自然を主とした多様な観光があります。
南風見田の浜
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ラ・ティーダさんより西へ道の終わりまでいき、車を降りて「この先行っていいのか?」みたいな細い道をゆくと、西表島の半分をひとりじめできます。(ヘッダの画像はここ)
西表野生生物保護センター
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大原より上原へ行く途中、大原よりにあります。イリオモテヤマネコをはじめ、島内に生息するさまざまな動物とその保護について学ぶことができます。
由布島
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大原から上原への半分くらいのところに由布島があり、水牛で向かうことができます。島自体が観光地になっており、水牛車の往復と入園料で入ることができます。中は花が咲き蝶が舞う、絵にかいたような南国を体験できるほか、八重山諸島の壮絶な開拓史を学ぶことができます。この島で人が安心して暮らせるようになって、まだ半世紀ほどしか経っていません。
マングローブ林
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各所にマングローブ林があり、こちらも近づくことができます。かなり奥深くまで散策したりSUPやカヌーで探索するほか、ナイトツアーなども実施されているようです。
リンク
温泉むすめ公式サイト ― 西表島八重夏
竹富町観光協会
南ぬ島 石垣空港
安栄観光(石垣ー西表島間のフェリー)
八重山観光フェリー
西表島交通株式会社
チラシのウラ
軽い手術をうけ、お医者様に「念のため1か月くらい運転しないように」と言われたので、せっかくなら今のうちに二輪では行けない温泉に行こう!湯治!ということで西表島へと向かったのでした。「冬だからみんな暖かいところにいきたいだろうし、混んでるんだろうな」と思っていたら、飛行機は異常に安く、お宿も異常に安く。冬は雨季とというのは後から知りましたが、とはいえたまに強めの雨が降るくらいで、晴れ間は覗くし、ほとんど人がいない無限のビーチをひとりじめできるし、なんで閑散期なのかふしぎに思いながらひとりでっかいコテージで南国を大満喫したのでした。それからしばらくたち、マイルも余ってるしそろそろ再訪を・・・と考えていた矢先にラ・ティーダさんの休館の報を聞き、とても残念です。一刻も早い西表島温泉の復活を願っています。